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《回顧》秋華賞

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これぞ良血の底力!
ダイワスカーレット、ダービー馬を下して堂々2冠!!

馬名 性齢 騎手 斤量 タイム 着差 通過順 上3F
7 13 ダイワスカーレット 牝3 安藤勝己 55 1.59.1 01-02-02-01 33.9 2
8 17 レインダンス    牝3 武幸四郎 55 1.59.3 11/4 07-07-04-04 33.7 7
8 16 ウオッカ      牝3 四位洋文 55 1.59.3 クビ 15-15-12-12 33.2 1
6 11 ベッラレイア    牝3 武豊   55 1.59.6 13/4 16-16-17-17 32.9 3
3 5   ラブカーナ     牝3 吉田隼人 55 1.59.6 クビ 04-04-04-04 34.0 6
3 6   カレンナサクラ   牝3 武士沢友治 55 1.59.7 3/4 09-10-09-07 33.8 14
1 2 ミンティエアー   牝3 蛯名正義 55 1.59.8 1/2 08-08-07-07 33.9 11
5 10   ハロースピード   牝3 松岡正海 55 1.59.8 クビ 12-12-10-10 33.7 13
4 8   マイネルーチェ   牝3 大野拓弥 55 1.59.9 クビ 12-14-14-14 33.5 18
10 8 18   ローブデコルテ   牝3 福永祐一 55 1.59.9 クビ 09-09-10-10 33.9 4
11 5 9   アルコセニョーラ  牝3 中舘英二 55 2.00.0 1/2 12-12-14-14 33.6 10
12 7 15   クィーンスプマンテ 牝3 鮫島良太 55 2.00.1 1/2 18-18-18-17 33.2 15
13 2 3   ブリトマルティス  牝3 幸英明  55 2.00.1 06-06-07-07 34.3 17
14 4 7 ピンクカメオ    牝3 後藤浩輝 55 2.00.1 クビ 11-11-12-12 33.9 5
15 2 4   ザレマ       牝3 川田将雅 55 2.00.2 1/2 03-03-03-02 34.8 9
16 7 14   タガノプルミエール 牝3 橋本美純 55 2.00.2 16-16-16-16 33.7 8
17 6 12   ホクレレ      牝3 藤岡佑介 55 2.00.8 31/2 04-04-04-04 35.2 16
18 1 1   ヒシアスペン    牝3 池添謙一 55 2.02.9 大差 02-01-01-03 37.6 12
LAP 12.3-10.4-11.5-12.2-12.8-13.6-12.4-11.3-11.1-11.5
通過 34.2-46.4-59.2-72.8上り 72.7-59.9-46.3-33.9平均 1F:11.91 / 3F:35.73
単勝  13 \280
複勝  13 \120 / 17 \620 / 16 \150
枠連  7-8 \310 (1)
馬連  13-17 \5880 (15)
ワイド 13-17 \1540 (15)/ 13-16 \210 (2)/ 16-17 \2140 (23)
馬単  13-17 \7220 (18)
3連複 13-16-17 \4640 (13/816)
3連単 13-17-16 \37630 (92/4896)

まさに圧巻の勝利だった。いつものように自然体で、ダイワスカーレットが悠々とゴールを駆け抜けた。
ペースは、序盤こそ速く、例年の秋華賞のようなハイラップになるかと思われた。しかし、前半の1,000メートルを過ぎた途端、13.6などという信じられないラップが刻まれるほど緩んだ。ダイワスカーレットの前を行ったのは、芝実績のないヒシアスペンで、既にこの時点でもう余力がなかったのだろう。こうなったらもう、ラビット同然。これがダイワスカーレットを楽にしたことは間違いない。
中盤緩んだ流れを先行しながら力を溜め、後半速い上がりを繰り出して押し切るのがこの馬の勝ちパターン。今回はまさにうってつけだった。いわば秋華賞らしくない展開に恵まれたとも言えるが、それにしても、自分でペースを作って勝ったのだから、文句なしの勝利だろう。
2着は、ペースを読んで早めに動いた武幸四郎の好騎乗が光ったレインダンス。ダービー馬のウオッカは、位置どりが後ろだった分届かなかった。武豊ベッラレイアは、最後追い込んではきたものの、完敗とも言える4着。これは騎乗ミスではないか。馬の体調面もあったのかもしれないが、ダイワスカーレットが前にいる競馬であれでは、いくら何でも後ろ過ぎる。いったい何のために、トライアルで先行競馬をしたのか。全く意味不明だ。
ダイワスカーレットが勝ったことで、今年の最優秀3歳牝馬がわからなくなった。ダービーを制した牝馬も凄いが、それを2回も下しているのだから、現時点ではダイワスカーレット優勢だろう。しかし、ウオッカがもし、JCに回って勝ったりしたら、いったいどうなってしまうのか。興味は尽きない。


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