底を見せない「遅生まれ」の怪物。
南半球産馬ロックドゥカンプ、4戦4勝で菊花賞の主役に!
着 | 枠 | 馬 | 馬名 | 性齢 | 騎手 | 斤量 | タイム | 着差 | 通過順 | 上3F | 人 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 4 | 7 | ロックドゥカンブ | 牡3 | 柴山雄一 | 54 | 2.12.0 | 04-03-05-04 | 35.3 | 1 | |
2 | 1 | 1 | ゴールデンダリア | 牡3 | 柴田善臣 | 56 | 2.12.2 | 11/4 | 14-16-13-14 | 35.0 | 2 |
3 | 6 | 11 | スクリーンヒーロー | 牡3 | 木幡初広 | 56 | 2.12.7 | 3 | 04-05-02-02 | 36.1 | 14 |
4 | 1 | 2 | マイネルアナハイム | 牡3 | 勝浦正樹 | 56 | 2.12.8 | 3/4 | 09-11-17-10 | 35.5 | 15 |
5 | 4 | 8 | ガルヴァニック | 牡3 | 秋山真一 | 56 | 2.12.8 | クビ | 14-13-09-10 | 35.8 | 6 |
6 | 8 | 16 | サンワードブル | 牡3 | 後藤浩輝 | 56 | 2.13.0 | 11/4 | 11-07-02-04 | 36.4 | 7 |
7 | 7 | 14 | シグナリオ | 牡3 | 北村宏司 | 56 | 2.13.2 | 1 | 16-13-05-06 | 36.5 | 3 |
8 | 2 | 3 | マイネルダイナモ | 牡3 | 長谷川浩 | 56 | 2.13.2 | クビ | 09-11-09-10 | 36.2 | 4 |
9 | 8 | 15 | リミットブレーカー | 牡3 | 石橋脩 | 56 | 2.13.2 | ハナ | 11-07-05-06 | 36.5 | 16 |
10 | 6 | 12 | クランエンブレム | 牡3 | 田中勝春 | 56 | 2.13.3 | 3/4 | 06-05-02-02 | 36.8 | 9 |
11 | 7 | 13 | マイネルグラナーテ | 牡3 | 中舘英二 | 56 | 2.13.5 | 1 | 17-17-13-14 | 36.3 | 13 |
12 | 5 | 9 | デストラメンテ | 牡3 | 小林淳一 | 56 | 2.13.5 | クビ | 06-07-09-06 | 36.6 | 11 |
13 | 2 | 4 | エフティイカロス | 牡3 | 蛯名正義 | 56 | 2.13.5 | ハナ | 11-13-05-09 | 36.8 | 8 |
14 | 3 | 5 | メイショウレガーロ | 牡3 | 横山典弘 | 56 | 2.13.7 | 11/4 | 06-07-13-10 | 36.5 | 5 |
15 | 3 | 6 | アップルサイダー | 牡3 | 吉田隼人 | 56 | 2.13.8 | 1/2 | 01-01-01-01 | 37.4 | 10 |
16 | 5 | 10 | ナンヨーヘブン | 牡3 | 吉田豊 | 56 | 2.14.1 | 2 | 03-03-09-16 | 37.1 | 12 |
17 | 8 | 17 | トップモンジュー | 牡3 | 江田照男 | 54 | 2.20.2 | 大差 | 02-02-13-17 | 43.1 | 17 |
LAP 12.0-10.7-11.6-12.1-12.7-12.7-12.4-12.2-11.8-11.9-11.9
通過 34.3-46.4-59.1-71.8上り 72.9-60.2-47.8-35.6平均 1F:12.00 / 3F:36.00
単勝 7 \290
複勝 7 \150 / 1 \140 / 11 \1060
枠連 1-4 \460 (1)
馬連 01-07 \520 (1)
ワイド 01-07 \280 (1)/ 07-11 \3640 (49)/ 01-11 \3790 (50)
馬単 07-01 \980 (1)
3連複 01-07-11 \14700 (42/680)
3連単 07-01-11 \45120 (103/4080)
ニューヨークまで来て、回顧も何もないと思うけれど、レースはJRA RACING VIEWERで確認しているので、簡単な感想だけでも書いておこう。
これはロックドゥカンプの強さだけが目立ったレースだった。すんなり先行できたとはいえ、次々外からかぶされて、必ずしも楽な展開ではなかったと思う。それを直線で力強く押し切ったのだから、着差以上の強さだったと思う。最後はゴールデンダリアに強襲されているけれど、並ばれそうになるともう一度伸びて引き離しているから、勝負根性も十分。
これで4戦4勝。南半球産という話題性もあるし、菊花賞では1番人気になるのではなかろうか。「わずか4戦のキャリア」と「半年若いハンデ」で、過酷な3,000メートルを乗り切れるのかという懸念はあるけれど、この強さならそれもしのぎきってしまうかもしれない。
菊で面白いのは、距離微妙の2着ゴールデンダリアよりも、バテそうでバテなかった3着スクリーンヒーローという気がする。祖母ダイナアクトレスの勝負根性が大舞台で炸裂すれば、またまた穴を演出する可能性もあり得ると思う。
僕の本命メイショウレガーロは、ロックドゥカンプの直後で、内々をすんなりと進んでいるように見えたので、3角あたりでは、ノリの神業が決まるかと夢見た。しかしそれからはずるずると下がる一方で14着の大敗。うーん、やっぱり急仕上げが響いたのかなぁ。
ローズステークスは、先行有利な阪神外回りコースで、あれだけすんなり逃げられれば、ダイワスカーレットが勝のは当然。むしろ、直線で窮屈な最内に入りながらも、馬込みにひるまずしっかり伸びてきたベッラレイアに惹かれる。今回は+18kgということを考えれば、武豊も逆転の手応えを掴んだのではないか。