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箱根の山を「飛んだ」神様〜箱根駅伝5区

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1月2日と云えば箱根駅伝だ。
僕はこの箱根駅伝が大好きで、このBlogに書くのも、今年で3年連続になる。だから、その思い入れについては改めて詳しく書かないけれど、毎年生で観戦するぐらい、こだわりを持っている。
去年は雨中での観戦になったけれど、今年は雨も降らず、それほど寒くもない環境でゆったりと観戦することができた。駅伝で選手が通り過ぎるのは、ほんの一瞬のことなのだけれど、しかしその中にも数々のドラマや駆け引きがあって、胸が熱くなるのである。
僕が見た2区の時点では、東海大学がダントツのトップで通過し、2位の選手がいつまで経ってもやってこないというのが実に印象的だった。街頭観戦している人たちも、東海大がダントツということは予め判っている筈なのに、かなりのざわめきが起こっていた。こういった臨場感が味わえるのも生観戦の魅力だと思う。
4区まではその東海大学が余裕綽々でトップを走っていて、今井正人を要する順天堂大学に4分9秒もの大差をつけていた。
いくら今井が山登りのスペシャリストとはいえ、この差は厳しいだろうと思っていたのだが、なんとなんと、去年の自己記録を更に縮める区間新で、逆転してしまったのには驚いた。いったいこの選手はどこまで成長するのだろう。
実況でも、「坂道を登っているとは思えません」と云っていたが、この凄さは、「登っている」というよりも「飛んでいる」という方が正しいのではないか。まさにディープインパクトばりの衝撃だ。
箱根駅伝の華と言える5区*1は、過去にも数々の名選手を輩出してきたけれど、その誰よりも素晴らしい選手だったことは間違いない。4年生だから今年で最後の走りになるわけで、来年からはこの凄い脚が見られないと思うと、寂しささえも覚えてしまう。箱根駅伝の歴史が続く限り、語り継がれる名選手だろう。
僕の母校、中央大学は、観戦していた2区の時点で17位と大低迷。3区で、エースの上野が9人抜きで区間賞を取る快走を見せ、8位まで押し上げたものの、後続が続かず、結局往路は14位。
優勝争いどころか、シード権まで厳しくなってきた。シードを取れなくなると、連続出場記録など各種記録にも黄信号が点ってしまう。ここは何とか古豪の意地を見せて欲しい。

※本当は今井選手を撮りたかったのだけれど、箱根までは行けなかったので、僕の目の前を17番目で通過した母校中大奥田選手のスナップを。何だか歩いているように見えるけれど、決してそんなことはない。
(関連)箱根駅伝速報ページ(公式)
過去日記:雨中の「箱根駅伝」観戦(2006年1月2日)
過去日記:一瞬の「箱根駅伝」街頭観戦(2005年1月2日)

*1:一般的には2区を指すのだろうけれど、箱根駅伝の魅力は何より山があることだから、僕は5区も同じくらい華だと思っている。


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