レース終了15分後の大どんでん返し。
大器フサイチパンドラ、エリザベス女王杯馬に昇格!
着 | 枠 | 馬 | 印 | 馬名 | 性齢 | 騎手 | 斤量 | タイム | 着差 | 通過順 | 上3F | 人 | 単勝 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
12 | 8 | 16 | ○ | カワカミプリンセス | 牝3 | 本田優 | 54 | 2.11.4 | 降着 | 9-10-8-7 | 34.5 | 1 | 2.7 |
1 | 8 | 15 | フサイチパンドラ | 牝3 | 福永祐一 | 54 | 2.11.6 | 8-8-7-4 | 34.8 | 7 | 26.2 | ||
2 | 4 | 8 | ▲ | スイープトウショウ | 牝5 | 池添謙一 | 56 | 2.11.6 | クビ | 11-11-11-11 | 34.4 | 2 | 2.9 |
3 | 6 | 11 | △ | ディアデラノビア | 牝4 | 岩田康誠 | 56 | 2.11.7 | クビ | 7-7-8-7 | 34.6 | 4 | 8.8 |
4 | 1 | 1 | △ | アサヒライジング | 牝3 | 柴田善臣 | 54 | 2.11.7 | クビ | 3-3-3-2 | 35.3 | 5 | 12.5 |
5 | 2 | 3 | ◎ | アドマイヤキッス | 牝3 | 武豊 | 54 | 2.12.0 | 13/4 | 5-5-3-2 | 35.6 | 3 | 8.3 |
6 | 3 | 5 | ソリッドプラチナム | 牝3 | 小牧太 | 54 | 2.12.1 | クビ | 9-9-11-12 | 34.8 | 11 | 80.8 | |
7 | 7 | 13 | サンレイジャスパー | 牝4 | 佐藤哲三 | 56 | 2.12.2 | 3/4 | 13-13-14-14 | 34.8 | 6 | 22.0 | |
8 | 4 | 7 | レクレドール | 牝5 | 藤田伸二 | 56 | 2.12.3 | 1/2 | 14-13-11-12 | 35.0 | 12 | 113.4 | |
9 | 2 | 4 | ヤマトマリオン | 牝3 | 幸英明 | 54 | 2.12.6 | 13/4 | 14-13-14-15 | 35.1 | 15 | 215.2 | |
10 | 5 | 10 | キストゥヘヴン | 牝3 | 安藤勝己 | 54 | 2.12.7 | クビ | 3-4-5-4 | 35.9 | 9 | 32.0 | |
11 | 1 | 2 | △ | ヤマニンシュクル | 牝5 | 四位洋文 | 56 | 2.12.8 | 1/2 | 11-11-10-7 | 35.7 | 10 | 36.0 |
13 | 3 | 6 | △ | シェルズレイ | 牝3 | ルメール | 54 | 2.13.8 | 6 | 1-1-1-1 | 38.9 | 8 | 29.8 |
14 | 6 | 12 | ウイングレット | 牝5 | 田中勝春 | 56 | 2.14.0 | 11/4 | 5-5-5-4 | 37.2 | 13 | 147.2 | |
15 | 5 | 9 | ライラプス | 牝4 | 鮫島良太 | 56 | 2.16.3 | 大差 | 2-2-2-7 | 40.2 | 14 | 150.2 | |
消 | 7 | 14 | ヤマニンメルベイユ | 牝4 | 武幸四郎 | 56 | ------ | ---- | -- | 0.0 |
通過 34.8-46.1-57.4-69.6 上り 74.0-61.8-49.3-36.5 平均 1F:11.95 / 3F:35.84
単勝 15 \2620
複勝 15 \510 / 8 \150 / 11 \220
枠連 4-8 \400 (1)
馬連 08-15 \4180 (16)
ワイド 08-15 \1330 (15) / 11-15 \2020 (24) / 08-11 \410 (2)
馬単 15-08 \16200 (45)
3連複 08-11-15 \7980 (26/455)
3連単 15-08-11 \92970 (248/2730)
レースを回顧する気持ちが殆ど沸かない。何だか気が抜けてしまって、今でも信じられないからだ。今年のエリザベス女王杯はきっと、「カワカミプリンセスが降着になったレース」として、名を残していくのではなかろうか。
思えばあの時もそうだった。メジロマックイーンがぶっちぎった秋の天皇賞。まさかの18着降着。あまりにも勝ち馬の印象が鮮烈な場合、繰り上がった馬にとっては、とても不幸な気がする。
いや、まだまだそれはわからない。プレクラスニーの場合は、あのあと有馬記念(4着)を使ってすぐに引退してしまったけれど、フサイチパンドラはまだ3歳、これからの馬だ。
新馬戦の勝ち方は衝撃的で、その1戦だけで、G1の阪神JF2番人気になったほどの大器だけに、本格化すれば、今度こそ「本当に」カワカミプリンセスを逆転できるかもしれない。だから、これからも頑張って貰いたいと思う。
カワカミプリンセス本田の騎乗については、被害馬のヤマニンシュクルが故障してしまったという事実が大きく、それでは降着もやむを得ないところだろう。なまじ根性のある馬だけに馬群に突っ込んでいったのが仇となったのではないか。今日の最後の脚を見れば、いったん下げて、大外を回しても突き抜けていたような気がする。だから尚更残念だ。
その他の馬にも簡単に触れておこう。シェルズレイはライラプスに絡まれたせいでオーバーラップに。これが持久力を要求するスタミナレースを生んだ。フサイチパンドラには、それがまさに嵌った形だろう。逆に、アドマイヤキッスにとっては、きつい展開になってしまった。スイープトウショウは、最後伸びてきたものの、往年の力がなくなった感じがする。ディアデラノビアは、いつも伸びてくるのだが、やはりワンパンチ足りない。4位入線だったが、1つ繰り上がって、結局お約束の指定席(3着)へ。