今年が最後になるラジオたんぱ杯2歳S。といっても、来年からはラジオNIKKEI杯2歳Sになるだけのことなのだが、慣れ親しんだレース名が変更となるのは何だか淋しい。アドマイヤベガ、アグネスタキオン、ザッツザプレンティと、ここ10年の勝ち馬から3頭ものクラシックホースを排出している非常に重要なレースだ。勝ち馬以外でも凄い馬たちが出走しており、特に凄いのは2000年だろう。後のG1馬となるジャングルポケットとクロフネを、いとも簡単に退けたアグネスタキオンの強さは記憶に新しいところだ。
今年もいいメンバーが揃った。注目は何と言っても3戦3勝のアドマイヤムーンだろう。今年の最優秀2歳牡馬戦線は、マルカシェンクの離脱により、朝日杯馬のフサイチリシャールが一歩抜け出している感があるが、この馬もまだ底を見せていない。札幌の洋芝で完勝していることから、この時期の阪神は合う筈だ。3ヶ月の休み明けは少し気になるけれど、来年のクラシックを盛り上げるためにも、ここは4連勝でくぐり抜けて欲しい気がする。渋い職人本田の腕にも期待。アドマイヤムーンの単。
相手は混戦だ。素質的にはマチカネゲンジだと思うが、レコードタイム頻発の東京と、力のいる阪神では、違う適性が要求されることにも注意したい。デザーモだけに、馬群を捌ききれずに終わる感じもするので、ここは若干評価を落とす。対抗は、良血ニルヴァーナ。新馬戦は楽なレースであったが、ラスト3ハロンを全て11秒台で駆け抜けたセンスの良さが光る。単なる1勝馬であっても、阪神新馬戦の勝ち馬ならば、素質の高さでクリアできるレースでもあり、武豊の腕込みで対抗。エリカ賞勝ちのサクラメガワンダーも含め、概ね4頭の競馬だと思う。しっかり当てて、明日の有馬(ディープインパクト)記念に繋げたい。
◎アドマイヤムーン
○ニルヴァーナ
▲サクラメガワンダー
△マチカネゲンジ
ラジオたんぱ杯2歳ステークス
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