【菊花賞】偉業に向け態勢は万全ディープインパクト…1週前追い
菊花賞の1週前追い切りに臨んだディープインパクト。抜群のフットワークで改めて順調さを十分に見せつけた。
無敗3冠が確実視されるディープインパクト(栗・池江郎、牡3)が、菊花賞の1週前追い切りを栗東DWコースで行い、6ハロン80秒9、3ハロン37秒3−12秒0で併せた相手に1/2馬身先着。偉業に向け、態勢は万全だ。また、ディープの全弟で今週の日曜東京の芝マイル戦でデビューするオンファイア(美・藤沢和、牡2)も、美浦芝コースで上々の動きを見せた。
何より、ほっとした。
タガノアイガーのように、追い切り後に故障というような状況が
稀にあるから、順調に走り終えてくれただけで満足だ。
特別である必要はない。
普通の状態さえ保っていてくれれば、まず負けないと思っているので、
あとはこのまま平穏に菊花賞当日を迎えてくれるのを待つばかりだ。
運命の菊花賞まで、あと8日。
胸は高鳴る。
心配なのは、今週デビューのオンファイアだ。
兄があまりに偉大すぎるために、追い切り自体はたいしたことなくても、
圧倒的人気になるのは必至だろう。
ただ、デビュー前の追い切り状態だけ見ると、ハートランカスターの方が良い
ようだし、人気ほど断然の信頼はおけないと思う。
ディープインパクトだけでなく、ブラックタイドもレディブロンドもデビュー戦を
勝っているから、心配ないのかもしれない。
しかし、これほどまでに超圧倒的人気の新馬を任されることのなかった
北村が、そのプレッシャーを乗り越えられることができるかどうか、僕には
それが気になる。*1
*1:救いは、関東のリーディング上位組が軒並み京都に遠征してしまっていることで、骨っぽい先輩騎手は蛯名とカツハルぐらいしか見あたらない。この組み合わせなら、北村もスムーズに走らせてもらえる可能性がある。