- ミステリー記念日
世界初の推理小説と言われる「モルグ街の殺人」が発表されてから160年。
今日は、その作者であるエドガー・アラン・ポーの命日で、偉大なる
ミステリー小説の先駆者に経緯を表し、今日はミステリー記念日と
なっている。
恥ずかしながら、僕はその「モルグ街の殺人」を読んだことがない。
しかし、ミステリーは好きで、話題作と言われる作品については、
押さえているつもりである。
途中のドラマが面白いようなミステリーも魅力だが、僕の一番の好みは、
最後の最後で大どんでん返しがあるようなミステリーだ。
近年、最も気に入っているのは、このミステリーが凄い2004年版で
1位になった、歌野晶午の「葉桜の季節に君を想うということ」だ。
いやはや、この結末には本当に驚いた。
結末を読んで、全てを読み返してしまったぐらいだから。
僕の敬愛する筒井康隆氏も、いくつか推理小説を書いている。
最近、深田恭子主演で「富豪刑事」がドラマ化されているから
ご存じの人も多いだろう。
確かにあれはあれで面白かったし、深田恭子の可愛さも光っていたが、
原作とはやはり別物*1と考えたい。
筒井さんらしいミステリーと言えば、何と言っても「ロートレック荘事件」だろう。
これには本当に驚いた。
「葉桜の季節に君を想うということ」もそうだが、こういった、絶対に映像化
できない類の小説を読むと、「いやはや、本当にミステリーは面白い!」と
僕は思ってしまうのである。
*1:そもそも、原作の主人公は女性ではないし。