これがリーディングトレーナーの底力なのか。
素質馬キングストレイル、10ヶ月ぶりでトライアルG2戦を制覇!
着 | 枠 | 馬 | 馬名 | 性齢 | 騎手 | 斤量 | タイム | 着差 | コーナー順 | 3F | 人 | ||
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△ | 1 | 8 | 14 | キングストレイル | 牡3 | 北村宏司 | 56 | 2.11.8 | 5-5-7-5 | 34.6 | 8 | ||
▲ | 2 | 4 | 7 | $ | フサイチアウステル | 牡3 | 安藤勝己 | 56 | 2.11.8 | クビ | 3-3-3-3 | 34.9 | 1 |
3 | 2 | 2 | ピサノパテック | 牡3 | 田中勝春 | 56 | 2.11.9 | 1/2 | 3-3-3-2 | 35.0 | 6 | ||
○ | 4 | 2 | 3 | アドマイヤフジ | 牡3 | 柴田善臣 | 56 | 2.12.1 | 11/2 | 15-15-13-13 | 34.4 | 3 | |
△ | 5 | 6 | 10 | マルブツライト | 牡3 | 松岡正海 | 56 | 2.12.1 | ハナ | 5-5-5-5 | 35.0 | 9 | |
6 | 7 | 13 | ニューヨークカフェ | 牡3 | 吉田豊 | 56 | 2.12.2 | 3/4 | 11-11-11-8 | 34.7 | 7 | ||
7 | 8 | 15 | スムースバリトン | 牡3 | 蛯名正義 | 56 | 2.12.3 | クビ | 9-9-8-8 | 35.0 | 10 | ||
8 | 1 | 1 | カネサマンゲツ | 牡3 | 田辺裕信 | 56 | 2.12.3 | ハナ | 1-1-1-1 | 35.7 | 12 | ||
△ | 9 | 4 | 6 | マイネルレコルト | 牡3 | 後藤浩輝 | 56 | 2.12.3 | クビ | 12-12-11-8 | 34.8 | 2 | |
◎ | 10 | 5 | 9 | コンラッド | 牡3 | 横山典弘 | 56 | 2.12.5 | 11/4 | 5-5-8-8 | 35.1 | 4 | |
11 | 3 | 4 | ドリーミーオペラ | 牡3 | 勝浦正樹 | 56 | 2.12.5 | ハナ | 9-9-8-8 | 35.1 | 13 | ||
12 | 6 | 11 | カンペキ | 牡3 | 石橋脩 | 56 | 2.12.6 | 3/4 | 13-13-13-13 | 35.0 | 11 | ||
13 | 7 | 12 | トップガンジョー | 牡3 | 藤田伸二 | 56 | 2.12.7 | 1/2 | 8-5-5-5 | 35.6 | 5 | ||
14 | 5 | 8 | セイカチューバ | 牡3 | 柴山雄一 | 56 | 2.13.1 | 21/2 | 14-14-15-15 | 35.2 | 15 | ||
15 | 3 | 5 | モリノミヤコ | 牡3 | 小野次郎 | 56 | 2.13.5 | 21/2 | 2-2-2-3 | 36.7 | 14 |
LAP | 12.4-11.1-12.0-12.2-12.4-12.2-12.4-11.9-11.7-11.8-11.7 |
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通過 | 35.5-47.7-60.1-72.3 | 上り | 71.7-59.5-47.1-35.2 | 平均 | 1F:11.98 / 3F:35.95 |
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単勝 | 14 \2140 |
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複勝 | 14 \580 / 7 \170 / 2 \420 |
枠連 | 4-8 \1680 (7) |
馬連 | 07-14 \5340 (22) |
ワイド | 07-14 \1640 (22) / 02-14 \2360 (31) / 02-07 \870 (9) |
馬単 | 14-07 \15940 (55) |
3連複 | 02-07-14 \15030 (49/455) |
3連単 | 14-07-02 \122900 (347/2730) |
キングストレイルが強い馬であることは判っていた。
2歳時に好勝負をしていた馬たちは、その後重賞を制覇したり、
クラシック路線に乗ったりしていたのだから。
いちょうSで「ハナ+クビ」差に迫ったニシノドコマデモが、ダービー6着と
いうことを物差しにすれば、このメンバーでも足りるということは想定できた。
ただ、そうは言ってもやはり10ヶ月ぶりの上に、いきなりの距離延長はきつい。
いや、普通に考えればきつい筈なのだが、それを何とかしてしまうのが、
藤沢和雄師の手腕なのだろう。
思えば、昨日の中山メイン、ペルセウスSで1年ぶり出走のウインデュエルを
あっさり勝たせてしまったところが、今日の伏線になっていたのかもしれない。
レースは、人気薄のカネサマンゲツが引っ張る流れ。
絶妙の先行策で、アンカツのフサイチアウステルがきっちりと抜け出したと
思えた瞬間、外からキングストレイルの差しが決まった。
内からは、これも藤沢厩舎のピサノパテックが伸びてきて、3着。
人気馬のフサイチアウステルを、藤沢厩舎馬がサンドイッチする形で、レース
内容も着順も決着した。
藤沢厩舎馬の2頭は、ともにサンデーサイレンス産駒でもあったのだから、これで
3連単12万馬券は、美味しい馬券だったのかもしれない。*1
2番人気だったアドマイヤフジ。
後方一気でしか結果を残していない馬だから、基本的に冒険しない大先生は
それにならって最後方から行った。
しかし、あの位置取りから勝ち負けに持ち込むためには、武豊や横山典弘ばりの
勝負勘が必要で、先行なだれ込みが身上の大先生には、やはりきつかったようだ。
マイネルレコルトは、最後それなりに詰めてきてはいるが、惨敗。
今回は、体調が戻っていないという点が大きいと思うが、個人的には、折角、
《アグレッシブ》後藤を乗せているのだから、もう少し前で競馬をして欲しい。
僕の本命、コンラッドは、最初いい位置で進んでいたが、3角あたりから既に
手応えが怪しくなり、惨敗。
熱発や放馬の影響があったにしても、負けすぎで、少し実力を見誤ったのかも
しれない。
※ローズSは、POG持ち馬のライラプスがするすると3着に入ってくれたおかげで
3連単的中。エアメサイア−ラインクラフトの1,2着で3,510円もつくのだから、
なかなか美味しいのではないかと思う。
1,2着と3着のライラプスの間には大きな壁があり、女王のシーザリオが
いない以上、本番でも同じ1,2着で決着する可能性は相当高いと思う。
距離不安が大きかったラインクラフトだが、阪神2,000であれだけ粘れるなら、
内回り平坦で誤魔化しがきく、京都2,000の本番では再逆転できると見た。
*1:といっても、僕は全く引っかけられなかったのだが