餃子ランナーは電子機器の夢を見るか?

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宝塚記念

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春競馬の締めくくり、宝塚記念。


有馬記念と並ぶドリームレースではあるが、かつては、どちらかと言えば
天皇賞のおまけの位置づけを持っていた。
だから、天皇賞で強さを見せつけた実力馬が出てきた時は、そのままこの
レースも持って行ってしまうことが多い。
古くはタマモクロス、ビワハヤヒデからテイエムオペラオーなどは、この
パターンだ。


そう考えた場合、今年は少し難しい。
実力的には、2強が断然であるというのは間違いないと思うのだけれど、
2頭はともに、春の天皇賞を回避しているからだ。
怪我などではなく、「予定通りの」ローテーションで。
それが、非常に予想を難しくしている。


ゼンノロブロイが昨年秋3戦で見せたパフォーマンスは圧倒的で、
そのまま春の天皇賞まで制覇していれば、これ以上ないくらい
絶対の本命馬になり得た筈だ。
しかし、実際は、春の天皇賞は不出走であり、6ヶ月以上という長い
休み明けでの出走となった。
もちろん、神戸新聞杯の時にも同じ休み明けで圧勝しているし、
調教も十分に積んでいるから心配はいらないのかもしれない。
でも。涼しい時期に調子を維持して3連勝した馬が、いきなりこんな
酷暑の気候で、同じパフォーマンスを見せられるものだろうか。
もちろん、実力の違いで突き抜けてしまう可能性はあるが、盤石の
ローテーションで臨んだ昨年も負けている以上、ポカがないとは
言い切れない気がする。


現在1番人気のタップダンスシチー。
この馬には頭が下がる。何と言っても、もう8歳。
旧年齢表記で言えば9歳馬なのだ。
人間で言えば30代後半にかかろうかという年齢で、未だに第一線で
活躍しているのだから恐れ入るばかりだ。
前哨戦の金鯱賞を楽勝しているということもあり、この馬に限っては、
年齢という色眼鏡で見ては失敗してしまうかもしれない。
でも。僕はここまでの人気になるのは危険だと思うのだ。
前走の金鯱賞は確かに強かったが、タップダンスシチーにとっては、
あまりに楽なスロー逃げで決まったレースであり、ほとんど力を
使っていない。
今回は、調教の走りから暴走が懸念される爆弾馬コスモバルク*1の他、
サイレントディール、ビッグゴールドあたりも前に行く筈で、
タップダンスシチーにとって、楽な流れにならないと思う。
厳しい流れの上に、この酷暑。8歳馬にはきつかろう。
通常の常識が通用しない馬でもあるから、ここもあっさり抜け出して
しまう可能性はあるが、オッズの割にリスクが高いと見て(これでいつも
失敗してしまうのだけれど…)僕は評価を落とす。


ならば、何が本命なのか。
僕は宝塚記念が持つもう一つの側面を考えた。


このレースは、メジロライアン、メイショウドトウ、ダンツフレームの
ように、それまで惜しくもG1を勝ちきれなかった馬が「功労賞」的に
勝つレースでもある。
この観点で考えると、候補は何頭かいる。
リンカーン、ハーツクライ、シルクフェイマスだ。*2
ただ、このうち、G1の2着が複数回あるのは、リンカーンだけだから、
前述の馬たちに比べると、スケールが劣るのは否めない。
だから、自信を持っては推しにくいのだが、2強を本命にしない以上、
この系列から攻めるしかないのだ。


ということで、本命はリンカーン。
菊花賞、有馬記念で2着があり、春の天皇賞では2年連続1番人気になって
いるぐらいの馬(ともに惨敗だが)だから、G1の称号があっても不思議はない。
天皇賞13着から臨んだ昨年も3着に入っているぐらいだから、この条件は合っている。
事実、阪神2200メートルでは、対ゼンノロブロイ2戦2勝*3なのである。
昨年とほぼ変わらないメンバー構成で、人気がここまで落ちるなら、ここは
絶好の狙い目とみた。
今年の春G1を思い起こせば、福永のメイショウボーラーで幕を開けたが、
その後も福永が快進撃を続けたのはご存じの通り。
春の締めくくりでも、いや、締めくくりだからこそ、またまた福永という可能性は
十分にあると思う。


対抗はハーツクライ。
やけに人気になっているが、正直脚質的にもジョッキー的にも単勝は
買いにくい。ダービー2着はあるものの、悲願のG1制覇というイメージは
まだ足りないような気がするので、その分リンカーンより評価を落とす。
ただ、連対圏・複勝圏という意味で考えれば、逆にリンカーンよりも可能性が
高い気もするので、馬券購入時には工夫をしたい。


前走3着で人気を落としているシルクフェイマスだが、前走後、「中京は向いてない」と
いうようなコメントを四位が言っていたので、ここでの巻き返しはあり得るだろう。
ただ、この馬もいつの間にか6歳。(旧7歳)だ。タップダンスシチーを別格とすれば、
この年齢での好走馬は例がなく、その分だけ評価を割り引きたい。


馬券的には
◎リンカーン1着固定→○▲★→○▲★△△△の3連単フォーメーション15点と、
◎○or○▲or○★2頭軸(ハーツクライ3着内固定)マルチ72点買い。


◎リンカーン
○ハーツクライ
▲ゼンノロブロイ
★タップダンスシチー
△シルクフェイマス
△ヴィータローザ
△スイープトウショウ

*1:いつからこんな馬になってしまったのだろう。いい馬だったのになぁ。オーナーに壊された馬の典型だと思う

*2:実はもう1頭、コスモバルクも候補なのだが、最近の状況を見ると手を出しにくいし、五十嵐で勝つのでなければ絵にならないと思うので、ここは評価を落とす。

*3:すみれSでリンカーン1着、ゼンノロブロイ3着。昨年の宝塚記念でリンカーン3着、ゼンノロブロイ4着


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