餃子ランナーは電子機器の夢を見るか?

ランと餃子とデジタルガジェット。ときどき、映画や雑誌の話。言いたいことを言い捨てるブログ。

ランと餃子とデジタルガジェット。ときどき、映画や将棋の話。言いたいことを言い捨てるブログ。

スポンサーリンク

自粛すべきなのはあびる優だけじゃない

スポンサーリンク

「窃盗タレント」あびる優が、芸能活動を自粛することになった。

日本テレビのバラエティー番組で過去の窃盗行為を告白した女性タレント(18)の所属事務所ホリプロは19日、謝罪するとともに女性タレントの活動自粛を発表した。「万引行為を番組で題材にすること自体に問題意識の欠如があった。事務所としては誠に遺憾。万引は決して許されるべきものではありません」とコメントした。

 女性タレントは、15日深夜放送の「カミングダウト」で「本当」の話として「だいぶ前に半年にわたり、店の倉庫から段ボールごと商品を盗み続けていた」と告白した。所属事務所によると、小学5年生のころ自宅近所の商店で菓子類を万引した経験があったが、番組を盛り上げるために自分の判断でフィクションを交えて披露したという。

 ホリプロは「ここまでの経緯に至ったことは、担当マネジャーの重大な判断ミスがあったと言わざるを得ません」とマネジャーにも厳重な処分を科す方針だ。
【nikkansports.com】

この事件に関しての僕の意見は、2/18のブログで書いた。


「あびる優の罪、日テレの罪 」http://d.hatena.ne.jp/ICHIZO/20050218#p2


この時に書いたように、これだけの問題を起こしたのだから、あびる優の芸能活動
自粛は当然すぎるほど当然だ。
正直言うと、このまま引退してもらってもいいとまで思っている。
こういった犯罪を起こしておいて、それを臆面もなく告白できるような輩は、
きっとまた同じようなことを起こすに決まっているからだ。


ただ、十分に反省するまで自粛し、暴言以外の芸を身につけられるようなら、
まだ僅かながら救いは残っているかもしれない。
芸能活動を行っている以上、未成年という甘えは許されないのだが、やり直す
チャンスぐらいはあってもいい年代だ。


しかし、まだ解決していない問題がある。
日本テレビの罪だ。


もともと、カミングダウトという番組は、タレントの「嘘」と「本当」を当てる主旨の番組
ではなかったのか。
もしも、あびる優の窃盗告白が「番組を盛り上げるためのフィクション」だったというなら、
それ自体が「ダウト」であり、それに対して、疑問も確認も取りきらないまま、「本当」と
して堂々と放映したスタッフに責任はないのだろうか。


《自宅近所の商店で菓子類を万引した経験》というのが「本当」だとしたら、
いったい、あの番組の「本当」というのはどういう意味があるのだ。


番組を盛り上げるための誇張?
視聴者をバカにするのもたいがいにして欲しい。


《以前に商店の倉庫から段ボールごと商品を盗み出した》
《集団強盗でお店をつぶしたことがある》
というような大犯罪に対して、番組内で堂々と「本当」というクレジットを与えて
おきながら、いざ大騒ぎになると、「あれは誇張でした」で済まされると思ったら
大間違いだ。
だったら、「本当」でも何でもなく、「ダウト」だったということではないか。


前にも書いたが、「万引き」と「集団強盗」ではあまりにも罪のレベルが異なる。
「万引き」だって大きな罪であることは間違いないが、店を潰すほどの集団強盗
は、絶対に「万引き」の延長線上ではない。
別のレベルの大犯罪だからだ。


僕は思う。
「カミングダウト」という番組こそ、自粛すべきではないのかと。


「本当」かどうかのチェックもせずに、「本当」だとして大犯罪の情報を
垂れ流し、いざ問題になると、タレントに責任を押しつけて、番組自体は
のうのうと存続させようとしている。
いったいどういう神経のスタッフが制作しているのだ。
呆れて物が言えない。


マラソン・ジョギングランキングへ