餃子ランナーは電子機器の夢を見るか?

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吉野家限定復活牛丼に歓喜する

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まずは訂正と謝罪をしなければならない。


僕は2月2日の日記で、この「限定復活」について書いた。
http://d.hatena.ne.jp/ICHIZO/20050202

その時、僕は次のように述べている。

「すき家」でも「松屋」でも牛丼が容易に食べら得れることになった今、それほど

大きなフィーバー(死語か、これ?)にはならないのではないかと予想する。

こんな予想をしているから、競馬も当たらないのだ。
まだ今日という日は終わっていないし、吉野家からの公式見解が出ているわけでも
ないが、その凄さを目の当たりにして帰ってきた今、その予想が外れていたことは
自分が一番よくわかっている。本当に情けない。


今日僕は朝から近所の吉野家に出かけたのだが、普段は閑散とした場所であるにも
関わらず、大混雑していた。



上記の写真ではちょっとわかりにくいかもしれないが、店内を埋め尽くすように
人が並び、その列は外にも延々と続いているのだ。
この写真を撮ったのは、朝11時半。牛丼販売の開始は11時だったから、開店
30分でこの大混雑。まさにフィーバーと言っても間違いない。


この混雑は、もちろんこの店だけでなく、帰りにのぞいた駅前のターミナル店では、
驚異的な大行列になっていた。
昼の「思いっきりテレビ」でも早速取り上げられており、そこでも有楽町駅の
大混雑をニュースにしているほどだから、これからますます(ニュース効果も
相まって)行列は続くだろう。
もしかすると、店舗によっては夜を迎える前に在庫が尽きてしまうのではないか。
まさに、大成功の限定復活イベントと言える。


さて、それで僕はどうしたか。
どんなに並んでいようが、今日食べなければ始まらない。


ということで、67人並んでいる(僕の真後ろに並んだ会社員たち調べ)という
行列で僕は辛抱強く待っていることにした。
5分ぐらいたっても、一向に前へ進まず、ちょっと憂鬱になってきた頃、
店員が出てきて前の方でなにやら叫んでいる。
とたんに乱れる列。


いったい何だろうと耳を傾けてみると、店員はこう叫んでいた。


「店内でお召し上がりの方ぁ、いらっしゃいましたら、店内にはお席が
ございま〜す」


こんなに並んでいるのに、そんなバカなことがあるのかと思いながら店員の
言葉に従い、店内に入ってみると、果たしていくつもの空席があった。
並んでいるのは、お持ち帰りの人ばかりだったのだ!
これが嘘ではないという証拠に以下の写真も撮ってきたので見ていただきたい。


このように空席があるのに、店内から店外へ沢山の人が並んでいるという
不思議な現象があったのだ。
いや、考えてみるとそれほど不思議でもないのかもしれない。
今回は、1日限りの限定イベントであるから、家族や友人とその味を分かち合いたい
人が多いのだろう。お持ち帰り弁当は4食まで購入できるから、それは可能だ。
店内で食べると、あくまで一瞬で終わってしまうし、落ち着かないだろうから、
その気持ちはわからないでもない。

僕もできればお持ち帰りをして、他の牛丼との食べ比べをしたかったのだが、
あまりに長い行列を待つ気力はなかったし、店内での雰囲気も味わいたかった
ので、店内で食べることにした。


ということで、店員の呼びかけに応じて空いている席に座り、昔と同じように、
僕の定番だった注文を行った。


「大盛り、卵、みそ汁」


待つこと約1分。なつかしい牛丼が僕の前に置かれた。


最近「すき家」で牛丼は食べ慣れていた筈だったのだが、その牛丼を
見た瞬間、僕が最近食べていた牛丼は偽物ではないかと思ってしまっ
たぐらい、衝撃を覚えた。
「すき家」で食べていた牛丼とは、その色も、肉の薄さも明らかに
異なっていたからだ。


これこそが本当の、そして吉野家の、牛丼だ。間違いない。
僕は食べる前からそれを確信し、そしてまずは卵も薬味もつけずに、
本家吉野家で食べるものとしては1年ぶりの牛丼に箸をつけた。


「う、うまいっ!!」


僕は心の中で快哉を叫んだ。
旨い、旨すぎる。
この肉の柔らかさ。そしてその肉にしみ込んだ絶妙なツユの味。
食べ終えてしまうのが惜しいぐらい、至福の瞬間を、僕はまさに
味わい尽くしていた。


正直、食べ始める前までは、「すき家」のハーブチーズ牛丼弁当と
「吉野家」の牛丼弁当を一緒に食べ比べてみたりしなければ、簡単に
どちらが旨いかの結論など出ないと思っていた。
それほど味に違いがないのなら、チーズが旨い分、「すき家」が有利
ではないかとまで思っていたぐらいだ。


しかし、そんな僕の事前の思いを、この牛丼は簡単に覆して見せた。
僕の舌は、敏感とは言えないけれど、これだけの味の違いがわから
ないほど、鈍感な舌でもなかったからだ。


大好きだった筈の「すき家」の牛丼のイメージが変わってしまうほど、
この味には痺れてしまった。
やっぱり、牛丼は「吉野家」に限る!


しかし明日からは、また、この牛丼を味わうことができなくなるのだ。あぁ。


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