餃子ランナーは電子機器の夢を見るか?

ランと餃子とデジタルガジェット。ときどき、映画や雑誌の話。言いたいことを言い捨てるブログ。

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福袋は金儲けの道具じゃない

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おそらく一番会場を盛り上げたであろう「マツケンサンバ2」を擁しながら、しかも、視聴者投票では大差をつけながら、白組が負けるという不可解な結末となった紅白。あれだけ大差をつけた視聴者投票が簡単にひっくり返されてしまうなら、視聴者投票なんてやめたほうがいい。切り捨てられた日本野鳥の会の立場はどうなる。(関係ないか)波田陽区がネタにするまでもなく、どちらが勝とうが負けようが誰も気にしていないのだけれど、少なくとも、今のNHKは不可解なことが多すぎる。
しかし、いずれにしても紅白とともに2004年は終わり、気がついてみれば、もう2005年だ。僕は、新年の運試しでもしようかと突然思い立ち、朝早くから都心のターミナルに出かけた。カメラ店恒例の福袋を買うためである。
例によって、ヨドバシカメラは大盛況。開店早々だというのに、もう、3万円箱は売り切れてしまっていた。毎年、この一番高い箱は争奪戦になっているから、売り切れはある程度予想できていたのだが、まさかこんなに早いとは。みんな金を持っているんだなぁ、と思いながら、ふと脇道に入ると、止まっているライトバンの中に続々と福袋を詰め込んでいる団体の姿があった。ヨドバシカメラのものだけではなく、ビックカメラなどのものも含め、ライトバンの中は各種の福袋で山積みだ。
僕はその姿を見て、福袋を買う気が急に失せてしまった。なんて醜い奴らなんだろう。昔は、こんな奴らなんかいなかったのに。すべては、ヤフオクの出現以降、変わってしまった。誰でもが売り手買い手になれる大きな市場が生まれた結果、こういった転売野郎を増幅させることになったのだ。
ヤフオクが全て悪いとは言わない。福袋の中に、自分の嗜好に合わないものが入っていれば、(それを欲しい人もいる筈だから)売ること自体は、需要供給の理にかなっていると思うからだ。しかし、「初めから転売目的で」そのためだけに、汚い手を使って商品を買い占め、不当な利益を得ようとする性根の輩には、本当に腹が立つ。おそらく今晩(いや、もう既に始まっているはずだ)のヤフオクでは、福袋から抽出されたデジカメや、DVDレコーダーなどの商品群が溢れる筈だ。いったい何のための福袋なのだろう。今年は、「福」を売り払うこんな転売野郎たちに、福が訪れないことだけを祈りたい。


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