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奇策?小林幸子大トリ

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紅白の曲順が決まった。
なんとなんと大トリは、豪華衣装を封印した小林幸子であった。

NHKは29日、大みそかの第55回紅白歌合戦の曲順を発表した。トップバッターは先攻紅組の上戸彩で、ステージ最後を締めくくる大トリは、紅組の小林幸子が務める。
 例年、華やかな演出で紅白を盛り上げてきたが小林だが、今年は新潟県中越地震の被災者に配慮して豪華衣装を自粛する。新潟出身の小林が歌うのは、大地震に直撃された新潟県の県木を題材にした「雪椿」。NHKは「本人の真摯(しんし)な気持ちを酌んだ。幸せは必ず訪れるという意味の歌詞に私たちのメッセージを乗せたい」と説明した。
 その他では、韓国ドラマ「冬のソナタ」の主題歌「最初から今まで」を歌う白組のRyuが32番目、「マツケンサンバ2」を披露する松平健が41番目に決定した。

ついこの間も書いた(http://d.hatena.ne.jp/ICHIZO/20041222#p1)から、
今回は詳しく書かないけれど、NHK側からの強い説得にも関わらず、豪華衣装を
封印したのは、小林幸子側の強い意向だった筈だ。
だから、大きな目玉を失って紅白は相当厳しいのではないかと、僕は予想した。
しかし、まさか小林幸子の意向を逆手にとってくるとは思わなかった。


ここ数年(いや、十数年か?)の小林幸子には、ヒット曲と言えるような曲はない。
「今年は目立った音楽活動をしていないから」というのがSMAP紅白辞退の理由なら、
小林幸子だって辞退してもおかしくなかった筈だ。(他にも沢山いるが)
ただ、小林幸子には衣装という最終兵器があったから、紅白のひとつの顔になっていた
ことは間違いない。
その最終兵器を失ったにもかかわらず、大トリ。
紅白のトリというのは、「その年に一番活躍した歌手」がなるなんてことは、
今更もう思っていないけれど、なぜ、小林幸子なのか。


理由を考えてみた。
「小林幸子=豪華衣装」であることは間違いないのだが、それが間違いないだけに、
「衣装のない小林幸子」というのも、一度だけは通用する。
いわば《ぬいぐるみの中身が気になる》心理だ。
ただ、それだけでは弱い。一瞬は気になったとしても、所詮中身は小林幸子だ。
それがいったいどうした、ということでチャンネルを変えてしまう可能性も高い。


だから、いきなり小林幸子は登場させないと、僕は思う。
おそらく、曲に合わせて、「小林幸子の故郷、新潟」のこの1年を振り返る
ドキュメントを放映し、被災地の模様を織り交ぜながら、感動のフィナーレを
演出する筈だ。もしかすると、小林幸子の映像より被災地映像の方が多くなる
可能性だってある。


NHKとしては、それで感動のフィナーレを飾ろうと思っているのかもしれないが、
そんな見え見えの演出を、どれだけの視聴者が支持するというのだろうか。
何か歯車が狂っているのではないかと思えて仕方がない。


*紅白 全曲順
http://www.sanspo.com/geino/music/data/kohaku2004.html

ここに出ている小林幸子の写真が笑える。衣装を外した素顔の写真はなかったのか。


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