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紅白における小林幸子

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紅白歌合戦の出場曲名が発表になった。
http://www.mainichi-msn.co.jp/geinou/news/20041222k0000m040075000c.html


「なっち」盗作事件による離脱で、僕が特に動向を注目していた「後浦なつみ」は
後藤真希&松浦亜弥で「冬の童謡〜メリークリスマス&ハッピーニュー2005年〜」
を歌うことになったようだ。こうなってしまうと、2人が組んでいる意図は
説明不能で、お互いが納得できないまま紅白を迎えるのではないか。


ただ、それより何より、今回最大のニュースは、何といっても、小林幸子の
「豪華衣装封印」だろう。

歌手小林幸子(50)が大みそかのNHK紅白歌合戦で恒例の豪華衣装を着ることを断念した。21日、紅白の曲目が東京・渋谷の同局で発表された。小林は「雪椿」を歌うが、マスコミ各社に送ったファクスで、新潟県中越地震の被災者への配慮から豪華衣装を自粛したことを明かした。

 新潟出身の小林は「紅白は大掛かりな衣装をやめ、白紙の気持ち、原点に立ち返った姿勢で、新潟県の県木を題材にした曲『雪椿』を歌わせていただくことにしました。故郷を愛する心、そして復興に向かってエールを送る気持ちで表現できればと思っております」と心境をつづった。

 NHKによると、小林の所属事務所と何度も打ち合わせを重ねた結果の決定だという。最終的に小林の「故郷が大変な時に、やはり豪華衣装を着て出場できない」との意志を尊重したという。

 「雪椿」は母イツさんをモデルにした曲で、87年に発売された。ユキツバキは新潟県の県木に指定されている。小林は、例年通りに今年も6月に豪華衣装を発注。ミエコウエサコさんデザインで、衣装は既に完成しており、後はテストするだけだった。

このニュースのポイントは、是非とも豪華衣装を着て欲しいNHK側と、
「故郷が大変な時に豪華衣装は着られない」という小林幸子のせめぎ合いで、
結局は、小林幸子の思いが尊重されることになったというところだろう。


確かに、故郷が大震災に見舞われてしまった小林幸子の心情にたてば、紅白で
あのような舞台(既に衣装とは言わないだろ、あれは)を使って歌うことは
できないだろう。


でも、僕は思うのだ。
もしも、はじめから小林幸子が「今年は衣装を封印します」と言っていたら、
果たして紅白に選ばれていたのだろうか、と。
NHK側の思惑としては「小林幸子=豪華衣装」である筈だから、衣装を
封印した小林幸子だと、紅白の選出基準から漏れる可能性もあったのではないか。
だからこそ、NHKは小林幸子の所属事務所と何度も打ち合わせを重ねたのだろう。


紅白としては、ここにきてさらに目玉を失うことは何としても避けたかった筈だ。
小林幸子の豪華衣装は、そのリハーサル姿が、例年スポーツ紙の紙面を大きく
飾るなど、そのCM効果は計り知れない。
ますますもって今年の紅白視聴率は下がるのではないか。


ただ、ひとつだけはっきりしていることがある。
これで、ポスト小林幸子とも言える「マツケンサンバ2」の存在が大きくクローズ
アップされるに違いないということだ。


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