膝の痛みはすっかりなくなった。
おそらく、先週の転倒による下半身のダメージ*1は癒えた…のではないかと思う。
ただ、手首骨折の方は、まだギプスがとれない状態なので、無理は禁物。
ということで、僕は、まず、ウォーキングから再開することにした。
そう、通勤ウォークだ。
電車のラッシュによるストレスから解放され、朝の爽やかな空気を吸い、かつ、英会話の練習にもなる。
僕にとっては、いいことずくめの習慣。だから、これを再開できることが、僕はとても嬉しかった。
再開にあたって、僕には、ひとつの思惑があった。
「今後、しばらくこの習慣を続けるのであれば、専用の靴を購入した方がいいのではないか?」
ということだった。
そんな僕の心を動かしたのは、この靴だった。
「1957×ROYAL TRAD」というシリーズの、《走れる》ビジネスカジュアルシューズ。
このシリーズは、Amazonにもさまざまなラインナップが出ていて、レビューの評判も、それほど悪くない。
しかも、価格は、5,000円以下のものが多数だったから、それならば、「ダメ元で」購入してもいいかなぁ…と思った。
販売ページのキャッチコピーや、紹介を読む限りでは、しっかりした会社の商品に思えた。
ウォーキングしながら、時々、走ったりすることもできれば、足の回復度合も確かめることができるし、一石二鳥ではないかと思ったのだ。
ということで、僕は購入を決めた。
このシリーズには、黒とブラウンのバージョンがあったが、僕が選んだのは黒。
ゲット!
夜中に注文したのに、翌朝には、もう届いた。いい時代になったものだ。
外箱の印象は、そんなに悪くなかった。
「1957 -Run&Walk Biz」というネーミングは、ちょっと格好いいとさえ思えたほど。
開封。
高級感も重厚感もまるでないけれど、僕は、もともとビジネスシューズにはこだわっていないので、十分許容範囲。
底面は、ビジネスシューズとは思えない造り。
ただ、ここは人に見せる部分ではないし、こういった造りになっているからこそ、きっと「走りやすい」靴なのだろうと思った。
…と、ここまではそれほど悪い印象は持っていなかったのだけれど、靴に付属していた説明タグをみた瞬間、僕の心は大きく揺れる。
グリツプ性…クッツヨソ性…。
中華系の「なんちゃって日本語」にありがちな、お約束の間違いが、いきなり僕の目を惹いた。
そもそも活字のフォントからしてちょっと怪しく、僕は、大いに不安になった。
細かい説明部分は、もっと凄い。
「ラバー部分にラソニソグツユーズのような意匠を採用…。」
ラソニソグツユーズ???
一瞬なんのことだか、理解できなかったじゃないかw
あまりにもお約束すぎる取り違えなので、僕は、わざとやっているんじゃないか?と邪推してしまったほどだ。
しかし、この面は、まだまともな方だった。
裏返してみると、さらに怪しい文面が並んでいたからだ。
甲皮の汚れを取るためはは、水でぬぬらした布を用い…
ななんなんだ!
くつクリーム等の保革油を用いる必要はぬりません
わかりませんw
火のそばに置いたり、車のトラソクなどに放置すると、軟化またはは、
重要な注意書きの筈なのだけれど、誤字が多すぎて、まともに考えられない。
よく見ると、「置」という字もちょっと間違っていて、一瞬「畳」のようにも読めてしまう。
誤字だけじゃなく、その説明についても、わからない点がある。
油のひいてある場所での使用は、なるべくさけてください。
「油のひいてある場所」ってどこなんだよ!って、思わずツッコミたくなった。
なるべくさけて…という注意書きも意味不明。「なるべく」じゃなく「絶対」じゃないのか?
そんな怪しい日本語表記は、文末の会社名にまで及んでいた。
オリエンタルシュ_ズ株式会社って、いったい…。
カタカナの棒引きとアンダーバー。似ていると言えば似ているが、まともな日本人なら、取り違えることはない。
この会社、実は日本に存在しないじゃないか?という疑惑さえ浮かんできた。
ということで、ちょっとググってみると…。
普通に存在していた。
しかも、創業70年を超える伝統ある会社だったから、さらに驚いた。
Webサイトでの商品ラインナップに、この「1957 -Run&Walk Bizシリーズ」は、しっかりと掲載されている。
そんなしっかりした(?)会社の製品なのに、どうしてこんなに適当な商品説明タグが付属しているのだろう。
大いに疑問だ。
*1:座骨神経痛の方は治っていないので、完調とは言えない。