いよいよ、今晩だ。
2ヶ月に1度のお楽しみ、「村上RADIO」の第17回放送日である。
村上RADIOとは…?
村上春樹先生が、自らディレクターとなり、選曲をし、そして、それについて語ってくれるという、ファンにとっては夢のような番組だ。
村上主義者ハルキスト*1ならば、誰でも知っている番組だろうけれど、ファンでなくとも、音楽が好きな人であれば、きっと楽しめる。
番組のHPでは、過去の放送内容がテキストで詳細に書き起こされているので、読み応え十分。
これまでこの番組を聴いたことがない人は、まず、そのHPを読んで見て欲しい。
もしもそれで興味を持っていただいたなら、是非とも番組を聴いて欲しい。
番組では、もちろん音楽が流れるから、選曲の素晴らしさが堪能できる上、曲にまつわるエピソードも、文字で読むより断然心に響く。
そして何より、渋いトーンで語る村上春樹先生の肉声に、きっと痺れる筈だから。
今日、第17回目のテーマは、「5分で聴けちゃうクラシック音楽」とのこと。
村上春樹先生と言えば、ジャズのイメージが強いのだけれど、この「村上RADIO」では、さまざまなジャンルの音楽を紹介してくださっている。
今回は、クラシック音楽と言うことで、先生がどんな曲をセレクトされるのか、また、それについてどんなコメントをされるのかが、実に興味深い。
僕は、今晩リアルタイムでは聞くことができないのだけれど、RADIKOOLで予約をしているから大丈夫。
明日の夜明けランで、それを聞き流しながら走るのが、楽しみで仕方ない。
【蛇足】
ちょっと紛らわしいのだけれど…。
この《村上ラヂオ》は、雑誌「アンアン」に掲載された、村上先生のエッセイを集めたもので、村上RADIOと全く関係ない。
毎回毎回、よくこんなに面白いネタを思いつくなぁ、そして書けるなぁと感服する、爆笑必至、珠玉のエッセイ集だ。
村上主義者には、「何を今更…」と言われそうだけれど、村上春樹ファン(特にエッセイファン)で、もしも未読の人がいれば、超オススメ。
*1:世間的には、村上春樹の愛読者を「ハルキスト」と呼んでいるが、村上先生は、この呼び方を好んでおらず、「村上主義者と呼んで欲しい」と、書いている。