餃子ランナーは電子機器の夢を見るか?

ランと餃子とデジタルガジェット。ときどき、映画や雑誌の話。言いたいことを言い捨てるブログ。

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やっぱり最高! ThinkPadのキーボード

今は昔。Windows 95の時代。

そんな時代に、僕は、「IBMの」ThinkPadに出会った。

この懐かしい画面。そして、懐かしい起動音。

たった7秒の動画(静止画)を見ているだけで、僕は、あの頃の思い出が鮮明に甦ってくる。

iPhoneどころか、スマートフォンという用語さえ、影も形もなかった時代だ。

ThinkPadに関する熱い思いについては、2年前のエントリーで詳しく書いている。

今となっては、もう、どれもまともに使えなくなってしまったけれど、しかし、僕にとっては、大事な一生の宝物。

もしもあの時、ThinkPadでなく、他のノートPCを使い始めていたら、僕の人生は、間違いなく違うものになっていた、筈。

少なくとも、PCやモバイル端末などへの熱は上がらず、単に、《仕事用の道具》で終わっていたかもしれない。

それぐらい、僕は、ThinkPadに惚れ込んでいたのだ。

僕は、「IBMの」ThinkPadをこよなく愛していたので、それが、中国企業のLenovoに買収されてしまった時は、目の前が真っ暗になった。

「IBMロゴのないThinkPadなんてThinkPadじゃない!」「ブランド名は同じでも、別物だ!」などという思いで、いったんは、ThinkPadと決別したほど。

日本IBM大和事業所の技術者の大半は、レノボ社に移籍したという情報を知っても、「トップが変われば、いずれその中身も変わってしまう」と、諦観していた。

しかしその後…僕も少しだけ大人になり、Lenovo社の生産品であっても、ThinkPadはThinkPadだと、一応認めるようになった。(←なんで上からなんだよw)

ThinkPadがとにかく素晴らしいと思うのは、PC本体の性能もさることながら、何といっても、キーボード。キータッチ。

IBM時代の(栄光の)数字3桁型番モデルは、入力することが快感に覚えるほど、素晴らしいキーボードだった。

特に、600や770シリーズなどは、今思い出しても、キータッチの感動で震えてしまうほど、圧巻。

残念ながら、あの時代のキーボードと比べると、現役のThinkPadは、キータッチの造りが落ちてしまった。

しかしそれでも、他社のノートPCに比べたら抜きん出ていると思う。

Lenovo版になって以降、僕が購入したThinkPadは、ただひとつ。

7年前に購入した、E135というモデルだ。

しかし、僕は、これを殆ど使うことがなかった。

廉価モデルだったので、とりあえず買ってはみたものの、その頃から、ちょうど仕事でノートPCを使う機会がなくなってしまったからである。

もちろんプライベートでは使うことができたが、スマホへの熱が上がっていた時期でもあり、いつの間にかお蔵入りとなってしまった。

ただ、数年前には、これを海外に帯同させたこともある。

僕は、いつも、デスクトップのWindows PCで、ブログのエントリーを書いている。だから、海外では、ThinkPadで更新しようと思ったのだ。

ところが、これが大失敗だった。

長いことお蔵入りさせていた間に、動作が不安定となってしまっており、殆ど利用に堪えない状況。

ごつくて重たいPCをわざわざ持って行ったのになぁ…と後悔したことを思い出す。

だから、今回のジュネーブ旅行では、どうしようかと少し悩んだ。

仕方ない。ちょっと自由度は落ちるけれど、海外滞在中は、iPad Proで更新するか…。

と、思っていた時、僕はハタと気がついた。

もしも、ThinkPadのキーボードが使いたい(だけ)なら、これがあるじゃないか、と。

そう。

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ThinkPad Bluetooth Keyboardだ。

こうやって、キーの部分だけ見たら、まさにThinkPadそのもの。

かつて僕は、家のデスクトップPCでも使っていたほど、実用的。

まさに、「ThinkPadを使っているように」入力できるキーボードなのである。

海外に旅立つ前、久しぶりに起動させてみたら、ペアリングも、キー操作も、全く問題なく行うことができた。

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このキーボードには「脚」もついていて、入力時に傾斜がつけられるのも、何かと便利。

よし、これでいこう!

で、僕が、このキーボードをどのように使ったかと言うと…。

(以下、続く) 

GoogleがHuaweiとの取引停止報道!で、どうなる?docomo版「HUAWEI P30 Pro」の未来

実にショッキングなニュースが飛び込んで来た。

Reutersによれば…。

「Googleは、Huawei社からAndroidのライセンス権利を剥奪、サポートを強制終了する」と報じられている。

これにより、HuaweiのAndroidスマートフォンは、OSのアップデートを受けられなくなる。

さらに、Google関連アプリ利用やGoogle Playストアの利用ができなくなる可能性もあるということだから由々しき事態だ。

最近、僕は、新しいスマートフォンに殆ど興味がなくなっているし、Huaweiの端末も持っていないが、このニュースは非常に気になった。

つい2ヶ月前、こんなエントリーを書いているからである。

そう。HUAWEI P30 Proの運命だ。

世界初のLeicaクアッドカメラを搭載し、最大50倍までズーム可能というこのスマートフォンは、実に魅力的。

先週のdocomo発表会で、日本モデルの発売も決まったばかり。

奇しくも、明日、21日(火)の13時から、この商品を含む大々的な発表会が行われ、なんと、amazonでもライブ中継されると言う。

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HUAWEI新製品発表会

そんな華々しいイベントの直前に、このニュース。

Huawei社にとっては、冷水を浴びせかけられたような気分だろう。

一方でGoogleは、Androidの公式Twitterアカウント( @Android)において、以下のような発表も行っている。

どうやら、「既存の」Huawei社製品においては、Google PlayおよびGoogle Play Protectのセキュリティなどのサービスが継続されるようだ。

HUAWEI P30 Proは、世界市場においては既に発売されており、その点では「既存」製品と言える。

ただ、日本版(docomo版)のHUAWEI P30 Proは、おサイフケータイへの対応も行っており、その点で《既存》と言い切れるのか微妙。

たとえ「既存」扱いだとしても、今後の状況次第では、Googleの規制がさらに厳しくなる可能性はあり得る。

Android OSのアップデートなどが受けられないなどという事態にでもなったら目も当てられないため、慎重な判断が必要だと思う。

この件に関して、現時点で、Huawei社の日本法人であるファーウェイ・ジャパンから、公式的なアナウンスはなされていない。

明日の発表会では、果たして安心させてくれるのだろうか。

気になるところだ。

【追記あり】Garmin 945がamazonに登場!で、期待すること

ランナーならば、誰もが知っているGPSウォッチ、Garmin。

そのフラッグシップであるモデルが、2年ぶりにリニュアルされることになった。

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Garmin Forerunner® 945 | Premium Running Watch

その名も、Garmin Forerunner 945。

もちろん、935 Forerunner(日本版はForeAthlete)の後継だ。

発売は、5月30日。amazonでは、既に予約が開始されている。

但し、日本のamazon.co.jpではなく、米国のamazon.com。

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それじゃ意味ないじゃないか!というなかれ。

この商品は、日本への輸出可能となっているため、amazon.comの会員であれば(日本のamazon.co.jpアカウントでは購入不可。)、予約、購入できるのである。

会員登録も、ちょっとした英語さえできれば、そんなに難しくない。

こんな僕でも登録できたし、これまで何回も購入している。心配無用だ。

amazon.comには、日本に配送できない商品も沢山あるので、この商品も本当に大丈夫なのかどうか、一応カートに入れて確かめてみることにした。

すると…。

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何の問題もなく、最終画面に到達。

しかも、請求金額は、日本円(JPY)で表示されているという親切っぷりだ。

あまりにスムーズだったので、僕は、勢いで確定ボタンを押してしまうところだった。危ない、危ない。

現状、僕は920XTJを所有しており、欠陥バンド問題に悩まされているため、いつかは買い換えたいという気持ちを持っていた。

ただ、今回は以下の理由で見送り。

Garmin 945で新規に加わった機能としては、音楽ストリーミング機能やGarmin Payなどがある。

どちらも、645(Music)では既に実現している機能だが、900番台のGarminでは初搭載。これで、名実ともにフラッグシップモデルになったと言える。

しかし、僕の場合、音楽は、他の電子機器(iPhoneもatomもあるし…)で間に合っているし、巷に✕✕Payが溢れている今、Garmin Payには魅力を感じない。

カラー地図対応、酸素飽和度の計測などという新機能も、魅力的ではあるが、絶対的に欲しいわけではない。

バッテリ駆動時間が大きく伸びた(GPSモードでの駆動が21時間から36時間に)のは大きなメリットだけれど、僕は、そんなに長い時間のレースに出場しないしなぁ…。

そして何より、価格。

GPSウォッチで75,000円というのは、やっぱりちょっと二の足を踏む。

だから僕は、もしも、Garmin 945の日本版が出て、amazon.co.jpで発売になったとしても、とりあえずは見送る予定。

ただ、945の日本発売が決まれば、密かに期待していることがある。

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GARMIN ForeAthlete 935 Black

そう。935の値崩れだ。

僕にとっては、920→935でも十分すぎるほどパワーアップなので、なんとかこれが「こなれた」価格になってくれると嬉しい。

それまでは、920を頑張って使い続けていこう。

早々にバンドが切れないことを祈りたい。

【追記】

日本版の発売も決まった。amazon.co.jpで予約受付中。

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GARMIN ForeAthlete 945【日本正規品】

《アトム&クイーン》のおかげで達成できた、「かすみがうらマラソン」サブ4の記録

かすみがうらマラソン、スタート1分前。

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僕は、ポケットに入れていたUnihertz Atomで記念写真を撮った。

昨秋ゲットしたこのスマートフォンは、今や、僕のランニング生活になくてはならないものとなっている。

昨年までは、マラソン大会で、iPhone SEを持って走っていたこともあったが、昨年の夏に苦い経験(北海道マラソン時の浸水)で故障させて以来、止めている。

iPhone SEは、とても素晴らしいガジェットなのだけれど、防水対応ではないため、マラソン大会で使うには不適だとわかったからである。

その後、僕は、待望のUnihertz Atomをゲット。

これは、iPhone SEよりも小さい上、IP68という最強クラスの防水・防塵筐体を有し、おまけに、耐衝撃性能も備えている。

マラソンレースで携帯するには、うってつけのスマートフォンだ。

カメラについては、オートフォーカスの精度が微妙なため、走りながら撮るには、ちょっと厳しい*1

しかし、こうやって静止したまま撮れば、それなりの写真が撮れる。

今回、僕は、練習不足の上に久しぶりの実戦で、完走さえも不安だったから、走りながら写真を撮っている余裕などない。

ということで、この写真を撮った後は、走りに専念するつもりだった。

号砲が鳴る。

スタートからしばらくは、ランナー渋滞に巻き込まれ、なかなかスムーズに進めなかったのだけれど、5kmを過ぎたあたりから、混雑が緩和。

最初に行き過ぎなかったのがむしろ良かったのか、その後は、キロ5分~5分10秒あたりで走り続けることができた。

僕は、「おっ、これはそんなに悪くないかも?」「サブ3.5は無理だけれど、久しぶりに、40分は切れるんじゃないか?」とさえ感じていたほど。

ところが。世の中そんなに甘くない。

マラソンという競技は、練習の内容が、そのまま結果に直結する。

最近、僕は、《ガチのロングラン》練習が、まるでできていなかったため、そのツケが、30km以降に、急遽やってきた。

しっかり練習をこなせていた数年前は、むしろ後半ペースアップできていたので、真逆の状況だ。

心では同じペースを保とうと思っても、足が上がらない。息が苦しい。

キロ当たりのペースは6分近くにまで落ち込み、僕は、歩きたくてたまらなくなった。

心の奥で、悪魔の声が僕にささやく。

「もう、タイムなんて狙えないのだから、歩けばいいじゃん。」

「この先、全部歩いたって、完走できるぞ」

僕は、しばらく逡巡を重ねながら走ったが、もう限界だと思った。

心の声に従おう。

今回、もともとの目標は完走だった筈。前半は、ちょっと夢を見ただけだ。無理する理由なんて、何もない。さぁ、歩こうか…。

「待て。」

心の奥で、僕の《もうひとつの声》が呼びかけてきた。

「そんな時のために、Atomがあるんじゃないか!」

《もうひとつの声》が意味する内容は、すぐにわかった。

そう。今こそ、Atomの中に入れて準備してきた…

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クイーンの音楽を支えにして走るということだった。

実を言うと、僕は、予めその準備だけはしていた。

Bluetooth ヘッドホンをポケットに入れていたから、聴こうと思えば、スタートからでも聴くことができたのだ。

Unihertz Atomは、バッテリが丸1日持つので、スタミナについても不安はない筈だった。

しかし。

僕が結局聴かなかったのには理由がある。

僕は、マラソン大会特有の雰囲気が好きなのだ。

ランナーたちの息づかい、足音。そして、沿道からかけられる暖かい声援の数々が、本当に好きだった。

かすみがうらマラソンは、ボランティアの人たちも、私設エイドの人たちも、本当に暖かく声援してくれる大会だから、尚更。

ヘッドホンの音楽に身を任せてしまうと、そういったものが聞こえなくなってしまう。

だから、これまで出場した大会においては、「音楽を聴きながら走る」なんてことは考えてもみなかったのである。

しかし。

今回、僕は、完走さえも不安な気持ちだったから、万が一に備えての《心のお守り》として、クイーンの音楽を聴く準備だけはしていた。

30kmを過ぎ、肉体的にも精神的にも一杯一杯になっていた僕は、今こそ、それに頼るべきかと思った。

もちろん、それから全て歩いても完走はできる状況ではあったが、やっぱりちょっと悔しかったのだ。

だから僕は、心を決めて、「クイーンにすがろう!」と決意。AtomのAmazon Musicアプリを立ち上げた。

そして…。

効果はやはり絶大だった。

僕は、練習でも何度も支えてもらったクイーンの音楽で、走り出すことができたからである。

ペースはガクッと落ちてしまったものの、少なくとも、僕は歩かなかった。止まらなかった。

クイーンの素晴らしい音楽が、僕を止めずに、前に進ませてくれたのだ。

結果、3時間46分。

サブ4、達成だ!

ベストタイムにはほど遠いけれど、今の僕には十分以上。

もしもクイーンの音楽がなかったら、絶対にあり得ない記録。

だから、本当に嬉しい。

ただ…今回は特例中の特例。

マラソンレースは、やっぱり、その息吹をしっかり味わってこそ、出場する意味があると思う。

僕は今後も、クイーンの音楽を支えにして練習していくつもりだけれど、本番では、心の中で響かせるようにしたい。


Queen - Don't Stop Me Now (Official Video)

*1:昨年の大阪マラソンにて実証済み

「Palm」と「Atom」の仕様を(ランナー目線で)比較してみた!

はじめにお断りさせていただく。

このエントリーは、

まもなく日本に上陸してくる「Palm(Phone)」と…

昨年秋に、クラウドファンディングで登場した*1「(Unihertz) Atom」との、極めて限定的な比較を進めていく。

この2機は、【とても小さなAndroidスマートフォン】という点は共通なのだけれど、その外観が著しく異なる。

それは、それぞれの販売サイトに掲載されている写真から明らかだ。

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Palm Phone 

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Unihertz Atom

しかし今日は、こういったデザイン面の相違や操作性などを度外視しての比較とさせていただく。

だから、一般的には、あまり役に立たないエントリーかもしれない。(まぁ、このエントリーに限ったことではないけれどw)

では、いったい、なぜ、そんな比較を行うのか?

それは、あくまで、Palm Phoneに対する、僕の物欲を抑えるためのもの。

現状、僕は、「ランナーとして」 Atomをとても気に入っている。

そう捉えた時、Atomを差し置いてまで、Palm Phoneを使うだろうか?という観点で、比較をしてみたのだ。

以下、個人用の覚書という点も含めて、書き残しておきたい。

サイズ(幅×高さ×厚さ)

  • Palm Phone:約50.6×96.6×7.4mm
  • Unihertz Atom:約45×96×18mm

→縦横は、若干Atomの方が小さいがほぼ、同サイズ。しかし、厚さの違いが圧倒的。Palm Phoneは、Atomの半分以下なので、実にスリムでスマートだ。

両機とも、どんなポケットでもウェストポーチでも入るサイズだけれど、Atomの方は、ちょっとごつごつするため、Palm Phoneの方がスマートに携帯できる。

重量

  • Palm Phone:約62.5g
  • Unihertz Atom:約108g

→これもPalm Phoneの圧勝。このサイズで40g超も違うと、ポケットに入れた時の感触も、手に持った時の印象も断然異なると思う。

ディスプレイ

  • Palm Phone:3.3インチHD液晶(解像度1280×720)
  • Unihertz Atom:2.45インチ(解像度432 x 240)

 →液晶サイズも解像度も段違い。Palm Phoneの完勝。

 ※外観スペック比較時点の感想

Palm Phoneは、「薄い」「軽い」上に、「大きいディスプレイ」を備えている。そのため、《携帯性》《見た目の格好良さ》《使いやすさ》をポイントとするなら、断然こちらが上。
ただ、ランナー的に考えると、そういった外見面だけで結論は下せない。

ということで、内部スペックの比較を進めてみると…。

 RAM/ストレージ

  • Palm Phone:3GB/32GB
  • Unihertz Atom:4GB/64GB

→入れ替えがきかない項目だけに、大きい方がもちろんプラス。

両機とも、Micro SDによる拡張ができない仕様だから、ストレージ容量は特に重要。

ランナーとしては、ジョギング中に写真を撮ったり、音楽を聴いたりするため、ストレージ容量は、大きければ大きいほどいいに決まっている。

ということで、Unihertz Atomの圧勝。

バッテリー容量

  • Palm Phone:800mAh
  • Unihertz Atom:2,000mAh

→これもAtomの圧勝。というより、Palm Phoneの800mAhは、いくらなんでも少なすぎると思う。

Atomも決して多くはないが、前述の通り、液晶サイズが小さいこともあって、なかなかバッテリがもつ。

ランナーとして携帯して使うことを考えた場合、バッテリの持ちはとても重要な要素。その点で、Palm Phoneはとても不安。

CPU

  • Palm Phone:オクタコア,Snapdragon435
  • Unihertz Atom:オクタコア,MS6763V/B

 →Atomに使われているMS6763V/Bは、Snapdragon630相当とのことで、Palm Phone搭載のものより優れているようだ。(動作クロックも上位。)
ただ、ランナー的に、屋外で活用するというイメージで考えた場合、それほど違いは感じないかもしれない。

メイン/フロントカメラ

  • Palm Phone:1200万画素/800万画素
  • Unihertz Atom:1600万画素/800万画素

→画素数だけの比較なら、Atomの方が若干上。ただ、カメラの場合、単純に画素数だけでは比較できないため、性能が上位であるとは言い切れない。

Atomのカメラは、AFがついているにも関わらず、《走りながら撮る》とブレまくるし…。

対応バンド

  • Palm Phone:【4G】1/3/7/8/20【3G】1/2/5/8 ※VoLTE非対応
  • Unihertz Atom: 【4G】FDD-LTE: 1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 7 / 8 / 12 / 13 / 17 / 18 / 19 / 20 / 25 / 26 / 28A / 28B、TDD-LTE: 34 / 38 / 39 / 40 / 41、【3G】WCDMA: 1 / 2 / 4 / 5 / 8 

→Atomのド圧勝…というか、Palm Phoneが酷すぎる。

Palm Phoneの対応バンドについて、日本のキャリア別にあてはめた一覧表(+Styleより)を転載させていただくと、こんな感じ。

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いやぁ、これは、かなり割り切った使い方を要求されそうだ。

特に、auのSIMではまるで使い物にならないと思うので、注意が必要だと思う。

対応SIM

  • Palm Phone:nano SIM×1
  • Unihertz Atom:nano SIM×2

→Atomは、SIMを2枚刺せる上、デュアルスタンバイデュアルVoLTE(DSDV)。対応バンドも多いので、海外で使うにも非常に便利そうだ。

比較結果に基づく、「ランナーとしての僕」的結論

Palm Phone、購入見送り決定w

薄くて軽くて格好いいことは間違いないけれど、僕の利用目的(ランニング、マラソン中に利用)を考えると、不適だと思うからだ。

とにかくバッテリがもたないため、ロングランの時は使いにくい。

また、対応バンドが少なすぎるため、全国各地、そして海外に携帯した時は、常に不安が生じると思う。

その点、Atomならば心配要らない。

Palm Phoneに比べ、スマートさに欠ける筐体だけれど、そのぶん、バッテリはもつ。ずんぐりむっくりでも、小さいから、掌でがっちりホールドしながら走れる。

遠征などの際でも、Atomならどこでも完璧に電波を掴める上、デュアルSIMスロット搭載。

両機とも、防水防塵性能はIP68で同じだけれど、Unihertz Atomには、それに加えて【耐衝撃】性能もあるので、走っている間に落としたとしても安心。

Atomは、僕のようなランナーにとって、まさにいいことづくめで、申し分のないスマホだから、Palm Phoneに乗り換える理由がないのだ。

もちろん、スペック以外で魅力的な点はある(格好良さとか操作性とか…)と思うけれど、それはあくまで「買い足す余裕」ができた時でいい。

ただ…これはあくまで、ランナーである僕としての結論。

重点とするポイントが違えば、Palm Phoneも、大いに魅力的な端末だとは思う。

*1:大好評に伴い、その後、Amazonなどでの市販も開始されている。

Palm Phoneがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!

ひとつの夢が叶った…と言っていい。 

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なんと、「あの」Palm Phoneが、日本にやってくることになったからだ。

数日前、このようなメールニュースが届いて、僕はそれを知った。

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メールニュースの配信元は、FOX社。

そう。BlackBerryの日本市場復活を担ってくれた販売代理店だ。

BlackBerryに続いて、Palmまで請け負うとは。モバイラー心理をくすぐってくれるなぁ…。

僕は、Palm Phoneが海外で発表された時、このようなエントリーを書いた。

この時は、同時期に発売されたdocomoでのカードケータイ (KY-01L)発売にからめ、docomoでの発売を訴えたタイトルになっている。

が、docomoからの発売にこだわっていたわけじゃない。

僕は、このエントリーをこのように結んでいる。

いや、別にdocomoじゃなくて、auでもいいし、そもそも、SIMフリー端末になってくれれば、申し分ない。

そして今回、それが実現したのだ。

これを嬉しいと言わずして、なんと言おう。

 FOX社は、さまざまな販路を持っており、Amazonにも出店中。

ということで確認してみると、既に予約が開始されていて…。

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Palm Phone SIMフリースマートフォン

現在、スマートフォン部門で1位になっているではないか。

プロモーション用のビデオを見ていると、その格好良さに痺れてしまう。

僕は、とにかく小さいガジェットが大好きなので、たまらない。

一昔前ならば、すぐにでも予約していただろう。

しかし…。

色々と考えてみて、やっぱり考え直した。

今の僕は、財政状況がちょっと厳しいため、グッと我慢の時期と考えている。

僕にとって、「絶対に必要」なものであればもちろん買うが、現状はそうでないことがわかったからだ。

僕には《アレ》があるじゃないか、と。

(以下、続く。)

「BlackBerry KEY2 LE」発売日!!の朝に、揺れる心

とうとうこの日がやってきた。

f:id:ICHIZO:20190419060206p:plainBlackBerry KEY2 LE

 「BlackBerry KEY2 LE」の発売日だ。

僕は、ここ連日、クイーンのことばかり書いてきたが、一応モバイラーの端くれ。BlackBerryの大ファン。この日を忘れるわけがない。

海外版はずっと以前から発売になっていたが、日本で、普通に堂々と使える(?)正規版が出るのは、やっぱり嬉しい。

BlackBerryは、2013年にBoldシリーズが終了して以来、重たいニュースが続いていた。

日本市場からの撤退、フルタッチ端末への傾斜、BlackBerry OSの終焉…など。

正直、もう、終わりだと思ったこともあった。

その後、ブラックベリー(旧リサーチ・イン・モーション)社は開発から手を引き、中国のTCL集団などにライセンスを提供。OSもAndroidになってしまった。

だから、かつてのBlackBerryとは、全くの別物であるとも言える。

しかし。

やっぱりBlackBerryは、やっぱりBlackBerry。

物理Qwertyキーボードを搭載したAndroid端末は希有だし、その使い勝手についても、《KEY One》から《KEY 2》で大きく進化した。

僕の持っているKEY 2は、デュアルSIMモデルということで、さらに大きなメリットがある。

これは、以前のエントリーにも書いたが、

docomoの通話専用SIMで電話を待ち受けしながら、格安SIMで通信ができる!

と言う点が素晴らしすぎる。

この使い方ならば、通話かけ放題というメリットだけを享受し、バカ高い通信料金プラン*1の選択をしなくて済む。

いわば、僕にとって、理想的な通信・通話環境を実現してくれるのだ。

だから今、BlackBerry KEY2は、iPhone SEとともに、かけがいのない主力機となっている。

と。

例によって話がそれた。KEY2 LEの話に戻ろう。

今日発売される「KEY 2 LE」は「KEY2」の廉価版という位置づけ。だから、価格も2万円近く安い。

デュアルSIMを搭載しているため、僕の場合は、KEY2のSIMをそのまま移し替えて使うことが可能というのも魅力だ。

機能的には「KEY2」の《下位互換》機となるため、あえて乗り換える必然性には欠ける。

が…ガジェットの魅力は、その機能だけにあるわけじゃない。

デザインや質感の違い、と言った点も重要となる。

KEY2 LEは、2019年度のiF Design Awards*2を受賞しており、デザイン的評価が高いというのも魅力だ。

僕は、このKEY2 LE海外版が発売になった時、ビビッときたことを思い出す。

赤いガジェットは、なんたって格好いい。 だから、僕は、海外版の動向も、しばらくずっとチェックしていたほど。

それぐらい僕は、赤い端末が好きなのだ*3

3種類あるKEY2 LEのうち、なぜか、このAtomic(RED)バージョンだけが稀少で、海外でもあまり出回っていなかった。

それだけに、日本版が3種一斉に発売となるというのは、素晴らしいニュースだ。

正規代理店(FOX)を通じて、Amazonや、家電量販店(ビッグカメラ、ヨドバシカメラ)などで、普通に購入可能。

今を去ること6年前、docomoから撤退し、いったんは日本市場から消えてしまったBlackBerry。

その最新機種が、こうやって普通に購入できるようになったというのは、なんだかとても感慨深い。

5万円台で、デュアルSIM、かつ、使い勝手のいいQwertyキーボードつきAndroid端末が購入できるというのは、悪くないと思うし、是非とも売れて欲しい。

僕は…やっぱり「KEY2」があるし、現状、金銭的に余裕もないので、とりあえず見送りの予定。

ではあるが、実機の質感や色味などはとても気になるため、量販店で使い心地を確かめてみることにしたい。

BlackBerry KEY2 LE Atomic レッド【日本正規代理店品】

BlackBerry KEY2 LE Atomic レッド【日本正規代理店品】

 

*1:新料金プランで、一見改善されたようにも見えるが、データ通信が1GBを超えるならば、格安SIMを使った方が断然安い。

*2:国際的なドイツのデザイン賞

*3:他ならぬKEY2にも、RED Editionという限定版が発表されたのだけれど、8万9800円という価格が厳しかったし、KEY2が2台あってもなぁ…ということで見送り。

スマホ史上最強の超絶カメラ搭載!「HUAWEI P30 Pro」で月を撮りたい!!

夜明け前に目覚めたら、サプライズが待っていた。

なんとも衝撃的なスマートフォンが発表されていたからだ。

僕は、前日の、バンザーイ!なしよ、で終わったAppleスペシャルイベントにモヤモヤしていたので、それが一気に晴れる気分だった。

新しいサービスの発表もいいけれど、ガジェット好きとしては、やっぱり、ワクワクする、ドキドキする、新スマホに出会いたい。

そんな思いを叶えてくれそうな端末。

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HUAWEI P30 Pro, Leica Quad Camera, Low-light Shooting, SuperZoom | HUAWEI Global

HUAWEI P30 Proの発表だ。

ただ、この写真だけを見ると、その素晴らしさはよくわからない。

全画面でスッキリと格好いい印象を受けるが、見かけだけなら、他にも魅力的なスマホは多数ある。

どれもこれもがフルタッチのスマートフォンになってしまった今、外観は大きな差別要素にならないのだ。

このスマホの圧倒的な魅力は、カメラ部分にある。

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その背面には、なんと、4つのカメラを装備。

そのうちの3つとなる…

  • 4000万画素のメインレンズ
  • 2000万画素の広角レンズ
  • 800万画素の、光学(5倍)望遠レンズ

を組み合わせることによって、画質劣化を抑えたままで、10倍のハイブリッドズームを実現させている。

いやはや、これでついに、ようやく、スマホが、ズーム系のコンデジに追いついたのではないか、と思える。

スマートフォンのカメラ性能は、昔に比べて飛躍的に向上したが、こと、ズーム機能においては、コンデジに叶わなかったからだ。

もちろん、これまでも《ズーム性能が凄い》スマホが、あることはあった。

僕が今でも使っている、Galaxy Cameraがその代表格。

これは、4G対応のAndroidスマートフォンでありながら、なんと、21倍の高倍率ズームを有しているのだ。

僕がGalaxy Cameraを入手したのは、2012年の冬なので、既に、もう、6年以上が経つ。

しかし、未だに僕は、このスマホに酔いしれていて…。

今年も、スーパームーンを撮影しているほど。それぐらい、唯一無二のスマートフォンなのである。

ただ、難点もある。とにかくデカい、ごついこと。

その外見は、「カメラを搭載したスマートフォン」というよりも、「Androidスマホ機能がある、ズームデジカメ」にしか見えない。

それも、コンデジというにはちょっと苦しいぐらいのサイズ感。

なにしろ古いガジェットなので、Andoidのバージョンも古く、OSのサポートも打ち切られている状態。正直に言って、スマホ的な活用は厳しい。

ただ、これ以降、「月を撮影できる」ほどの性能を持ったスマホが出てこなかったため、僕は、これを使い続けてきたのである。

しかし、ようやく、その日が終わりを迎えるかもしれない。

HUAWEI P30 Proは、スマートな筐体で、5倍の光学ズームレンズを実現していることが衝撃。

だからこそ、他のレンズと組み合わせることによって、凄まじい威力を叩き出す。

画質劣化なしの状態では10倍どまりだけれど、デジタルズームと組み合わせることによって、50倍まで拡大させることができるのだ。

画質が劣化するんじゃ意味ない…と思われるかもしれない。

僕も最初はそう思った。

しかし、HUAWEIの公式Webサイトに掲載されている、P30 Proを見ていたら、そうも言えなくなってきた。

紹介ページでは、P30 Proについて、さまざまな魅力を伝えているが、とりわけ…。

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カメラの凄さについては、大々的にPRしている。

さらに、ズーム性能についての紹介形式が、これまた圧巻。

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まずは、倍率1倍で月を撮った画像が表示されている。

これだと、月だかなんだかもよくわからない状態なのだけれど、そのまま下にスクロールさせていくと、どんどん倍率が上がって…。

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この時点で、Galaxy Cameraの倍率を超えた。

さらに…。

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MAX50倍!

いやはやこれは衝撃だ。

前述の通り、デジタルズームを使っているため、標準撮影よりも画質は劣化している。

しかし、《標準》のレベルが上がっているから、個人的には、十分ありだと思う。

Galaxy Cameraの21倍カメラで撮った月の画像も、そのままでは厳しいので、PCでトリミングさせているから、その時点で画質は劣化している。

それに比べれば、断然このHUAWEI P30 Proの方が凄いし、加工なしでこれだけ綺麗に月を撮ることができるのは、まさに衝撃だ。

もちろん、このカメラの凄さは、ズーム性能だけじゃない。

広角レンズと望遠レンズは、どちらも光学式手ブレ補正を搭載。

最大ISO感度は409,600ということで、暗闇でも綺麗に写真が撮れる。

4つめのカメラとして、ToF(距離カメラ)センサーも乗せていて、被写体の深度を切り分け、ボケ味なども華麗に演出。

端末自体も、IP68の防水防塵に対応しているから、雨の日だって撮影可能。

実に申し分のない、史上最強のカメラ搭載スマホじゃないか!

いやぁ、欲しい。これは欲しい。あぁ、これで月を撮りたいなぁ。

8年経っても愛おしい「Xperia X10 mini pro」

2011年3月11日の朝。

僕は、その日の夕方に、未曾有の大震災が起きるなどとは夢にも思わず、脳天気なエントリーを書いていた。

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iPhone 4と比較していただくと、その小ささが際立つ。このサイズの上に、打ちやすいQwertyキーボードまで内包しているのだからたまらない。

賑やかで楽しそうなXperiaファミリーの上陸を待ち侘びる(番外編 どうしても捨てきれない末弟上陸の夢)

「Xperia X10 mini pro」についてのエントリーだ。

Xperiaと言えば、日本でも馴染み深いブランドで、特に、Androidスマートフォンとして有名。

毎年、最新機種が発表されるたび、話題となっている。

当時僕は、Xperiaシリーズの新作を一通り紹介させていただいたあと、番外編としてこのmini proを取り上げた。

mini proは、もはや新作ではなかったが、日本では未発売だったし、あの頃、僕が一番惚れ込んでいたガジェットだったからだ。

この日、僕は、もうひとつエントリーを書いている。

mini proは、バッテリカバーを付け替えて楽しむことが可能。

僕は、これが日本で発売されないことの憂さ晴らし(?)として、カバーを付け替えて遊んでいたのだ。

このエントリーは中途半端に終わっており、僕はすぐに続きを書く予定だったのだけれど、大震災の発生によってそれどころではなくなり…。

この続編を書いたのは、それから1ヶ月以上も後のことだった。

その後も、僕は何度も、この端末のエントリーを書き、後継機の発売や、日本への上陸を夢見てきた。

しかし…。

結局、その夢は叶うことがなかった。本当に残念だ。

小さくてキュートな上に、使いやすい物理キーボードを有したAndroidスマートフォン。

巷に溢れる、フルタッチ系の大画面スマホとは対極に位置する端末だから、個性を求める人にはもってこい。

しかも、単なるキワモノではなく、電話としても、入力端末としても、本当に使いやすいのだ。

手の小さな日本の女性などにはぴったりで、もしも発売されていたら、絶対に人気が出たと思うのだけれどなぁ…。

過去のエントリーを読み返していたら、僕は、再びmini proへの愛着が甦ってきた。

ということで、久しぶりに、スマホ引き出し*1から引っ張り出して、充電。

バッテリーは、まだ生きており…。

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 しっかりと起動した。

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iPhone SEとの比較。

コンパクトなSEよりも小さいというのは、実に魅力的。

しかも、このサイズにして…。

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キーボードまで搭載しているのだ!

その見かけよりも断然打ちやすくて、快適。両手でプチプチ打っていると、幸せな気分になるキーボードだ。 

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付け替えカバーたちも健在。

触っているだけでも愛おしい端末なので、またしばらく持ち歩いてみようかと思っている。

【海外simフリー】Xperia mini pro 黒

【海外simフリー】Xperia mini pro 黒

 

 

*1:昔懐かしいスマートフォンたちを格納している、僕の大事な引き出しw

Galaxy Foldのギミックと価格が見合わない!

昨日発表された、折りたたみスマートフォンの「Galaxy Fold」。

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モバイラーの間では、大きな話題になっている。

僕も一応、モバイラーの端くれだし、ガジェット好き、ギミック好きとしては見逃せない端末だ。言及せずにはいられない。

が…その前に、まず、おことわりをさせていただく。

僕は、この端末…Galaxy Foldの「性能」については、全く興味がない、ということだ。

最新のプロセッサ、6台のカメラ、超大容量バッテリ。アプリを3つまで同時に展開できるマルチタスク。

Galaxy Foldには、天下のSamsungが詰め込んだ、渾身の技術が詰め込まれている。

しかし、今回僕は、それらを無視し、このガジェット最大の特徴である《折りたたみ》ギミックのことだけを語らせていただく。

Galaxy Foldは、閉じた状態だと、4.6インチ画面のスマートフォン、開くと7.3インチのタブレット的に使えるようになっている。

以前から、これと似たような端末が、あることはあった。

例えば、このスマートフォンだ。 

しかし、あらためて比較してみると、【似て非なるモノ】であることがよくわかる。

この端末、docomo「M Z-01K」は、なんと、液晶側を「外」にして折りたたむスタイルだから、使いにくいこと夥しい。

「折りたたみ大画面」スマホというよりも、「2画面液晶」スマホというイメージなのだ。

開いて、タブレット的に使うこともできなくはないが…。

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こんな状態。

個人的には、これで動画などを見ても、継ぎ目が気になって集中できない。

それに比べると、今回のGalaxy Foldは、かなり洗練されたイメージを抱く。

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スマートフォンスタイルから、ぱっと開くと、利用中の画面を引き継いだ形で大画面に変身。

そう。これでなくては、折りたたみスマートフォンとは呼べまい。

Galaxy Fold: Unveiling - YouTube

公式のWeb動画などを見る限り、タブレット状態でも、中央の継ぎ目などは感じられないし、とてもシームレス。デザインも素敵だ。

意味もなく、開いてパカパカしたくなる。

「ネタ」としては非常に面白いガジェットであり、購入したら、きっと、いろんな人に見せたくなる、筈。

ただ…。僕は思う。

個人的には、ひと通りのお披露目が終わったら、飽きて使わなくなってしまうような気がするw

スマートフォンとしては、ちょっと分厚くて重たくなるだろうし、タブレットとしては最小クラスのサイズ。

となると…。

コンパクトiPad SE&大画面iPad Proの最強コンビに惚れ込んでいる僕の指向性とは、完全に異なるからだ。

そんな組み合わせのガジェットに、果たして

$1,980(約22万円)*1

もの価格を投資できるのか?

いや、とてもとてもできない、というのが僕の結論。

前述させていただいた通り、この価格は、もちろん、最新鋭の性能と技術込みだから、それに魅力を感じる人もいるだろう。

ただ、僕は、《折りたたみ》ギミック付与が、高価格に繋がっていると思うので、やっぱりどうしても手が出ない。

これだけの価格を払うのであれば、最新のスマホとタブレットが、セットで購入できてしまうからだ。

もちろん、このギミックゆえに、 「2台持ちしなくて済む」というのは便利なのかもしれない。

ただ、2台持ちには2台持ちの便利さもある(左手で電話をしながら、右手でWebを確認する、など)し、もしも飽きたら、1台ごと入れ替えることもできる。

しかし、このGalaxy Foldでは、そうはいかない。

ということで、見送り決定、だ。

パカパカ開いて変身するギミック…が恋しいならば、僕にはこの2台がある。

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開いた時の変身っぷり、ギミックとしての凄さ*2は、決してGalaxy Foldに負けていない。

今回、あらためてパカパカ開いてみて、僕はそのギミックに感動。

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ガジェット史に輝く名機だと思う。

*1:しかも、正確には「from $1,980」という発表だったから、上位モデルなどは、もっと高くなる。

*2:性能差は完全に無視して、あくまでガジェットのギミック面だけについての比較

タブレット症候群…。

僕の身体は、ひとつしかない。

だから、同時に使える電子機器というのは限定される。

iPhone SEでWebを確認しながら、BlackBerry KEY2で電話をかけたりすることはよくある。

両腕には、3本のガジェット(Garmin 920XTJ/Fitbit Charge 2/Amazfit Bip)を巻いて、使い分けをしている。

ただ、タブレットを、2台同時に必要とするシチュエーションは、かなり珍しい筈だ。

タブレットは、ノートPCよりは軽いとはいえ、複数を同時に持ち歩くと重くなる。

にも関わらず、タブレットを沢山所有しているのは、いったいなぜなんだろう。

気がつくと、こんな状態になっていたので、思わず一句。

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これらの端末は、バージョンやOSが異なるため、「使い分け」できるのかもしれない。

ただ、古いiPadを今更使う必要性がないし、BlackBerry PlayBook(懐かしい!)については、操作方法さえもわからなくなってしまった。

Kindle FireやMIIX 2 8も、完全にお蔵入り状態。

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現状僕は、iPad Proに酔いしれているので、これ1台あれば必要十分。

もう、タブレット症候群とはおさらばだ。

と思っていたのだけれど…。

(以下、続く?w)

Apple iPad?Pro (11インチ, Wi-Fi, 256GB) - スペースグレイ

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「Galaxy Camera」予備機を、今更ゲットした理由

スマホ市場は日進月歩。

例えば、2012年発売のスマートフォンを振り返ってみると、それを強く感じる。

iPhoneだと「無印iPhone 5」、android端末で言えば、「Galaxy S III 」が発売された年。

その後、iPhoneは、6,7,8と後継機が出て、X系列の時代*1になった。「Galaxy S」シリーズも、すでにS9まで達している。

2012年発売の「無印iPhone 5」「Galaxy S III 」は、ともに最新OSのサポートを打ち切られてしまっている。

そんな時代の端末を、2019年に常用するのは、非現実的なのだ。

しかし。

僕は、その年に発売された端末を、未だ現役でバリバリ使っている。

そう。

Galaxy Cameraである。

androidスマートフォンでありながら、なんと、21倍の超望遠ズームを搭載した、実に斬新なガジェット。

発売から7年経った今でも、そのコンセプトは色褪せていない。

未だ《唯一無二》の、画期的なスマートフォンなのだ。

僕は、このガジェットをこよなく愛しているが、いかんせん、7年間酷使しまくり、落下もさせまくった(汗)ため、本体にかなり傷みを生じている。

だから、予備機をゲットしたいところだったのだけれど、それが実に困難だった。

結局日本で発売されなかったことと、唯一無二の希少性からか、中古市場は暴騰。

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Samsung Galaxy Camera

こんな状況になってしまっているのだ。いやはや、これではとても手が出ない。

ということで、僕は諦めていたのだけれど、そんな時、ふと思いついた。

日本では一般発売されなかったため、品薄になっているけれど、世界市場にはあるんじゃないか…と。

はたしてそれは正解だった。

ということで、僕は…。

eBay経由でそれをゲットしたのである。

eBayでの落札価格は、GBP(イギリスポンド)86.88。日本円に換算すると、12,371円だった。

別途、日本への配送費がGBP 26.86 かかったが、トータルしても、日本円で1万6千円あまりなので、これなら十分安いと思った。

ということで、待ち侘びること2週間。僕はついにそれをゲットしたのである。

厳重な外装箱を開いてみると、それは、このような形で現れた。

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商品本体の外箱がなく、それは少し残念だったけれど、その代わり、純正のケースに収められているようだ。

これも開いてみる。

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おぉ!

2台目のGalaxy Cameraだ!

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表面的には、ほぼ新品とも言える感じで、美しい。ストラップが初めから装着されているのも好印象だった。

しかし、歓喜するにはまだ早い。

「ちゃんと起動するかどうか」が、僕にとっては、最大のテーマだったからだ。

ということで、ドキドキしながら電源ボタンを押すと…。

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長年見慣れた、この端末のロゴが表示された。

よっしゃ。起動したぞ!

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望遠性能が素晴らしいガジェットであることを示す、ロマンチックな画面も表示された。

この画面が本当に素敵なんだよなぁ…。

聞き慣れた起動音も、ひときわ心地良く響いた。

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イギリスから輸入した端末なので、初期設定画面の言語は英語になっていたが、何の問題もなかった。

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日本語も、ちゃんとある。

僕にとっては使い慣れた端末だから、その後の設定も楽勝だった。

設定後の利用も楽々。

「なんで日本で発売されなかったんだ?」と思うぐらい、普通に日本語で使える。とにかく、実に快適な端末なのだ。

僕は、自分で書いた7年前のエントリーを読み直しながら、再び、感動に酔いしれていた。

その後、数日使い続けているが、動作には全く問題ない。

海外オークションでの輸入ということで、ちょっと不安はあったけれど、完全に杞憂だった。

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新旧(正確にはどっちも旧w)端末の競演。

嬉しい。本当に嬉しい。予備機があれば、安心して使い倒せるし、色違いなので、気分によって使い分けることもできる。

いやぁ、最高だ。ゲットして、本当に良かった。

*1:iPhone 9というのは現状欠番となっているが、X系列の状況次第では、8の後継機として発売される可能性があると思う。

eBayで注文したガジェットが届いた!

待ち侘びていたブツは、海を越えてやってきた。

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僕にとって、初めてのeBay利用だ。

スマートフォンの黎明期、まだiPhoneさえもなかった時代に、僕は海外からスマホを輸入しまくった。

しかし、その時でさえ、eBayは利用しなかった。

電子機器の中古品を購入する場合は、商品の《見極め》が非常に重要となる。いざ動かなくなっても、保証は全くないからだ。

しかも、eBayはオークションサービスなので、駆け引きも必要*1

僕は、日本国内のサービスであるヤフオク利用時でさえ、商品の見極めと駆け引きに失敗することが多い。

そう考えると、やっぱり、eBay利用には二の足を踏んでしまう。

注文した商品が、たとえ無事に届いたとしても、問題が発生していた場合、英語で交渉しなければならず、それが僕にとっては大きな壁となった。

ということで、当時は利用しなかったのだけれど、今回僕は、2つの理由で「初eBay」にチャレンジしてみることにした。

それは…。

  • 日本国内では、入手困難な商品であること
  • 以前より、英語が読めるようになった(気がする)こと

だ。

たとえ落札できたにしても、海外からの個人輸入となるから、不安はとても大きかった。

が、何ごともチャレンジしてみなければ始まらない。

四十…いや、五十の手習い*2に挑もう。

と、まぁ、それほど大袈裟なことではあるまいが、僕は、そう決断して、eBayのサイトに挑んだ。

入札のコツがわかっていなかったこともあり、初回は《競り負け》してしまったが、その轍を生かして、2回目のチャレンジでゲット!

その後は、意外なほどスムーズに手続きが進んだ。

流石はグローバルサービスだけあって、落札後のフォローについても実にわかりやすかった。

こういったページをよく読むと、保証についてもしっかりしている。

僕は「なんだ、eBay楽勝じゃないか」とまで思ったほどだ。

しかし、出品者からの商品発送後、追跡情報がとれなくなり、僕の心は揺れ始める。

僕は、毎日のように配送状況のステータスを眺め、変わらない状況に不安を募らせていく。

なんだかんだで、待つこと2週間。

僕の不安は、杞憂に終わった。

しばらくの間

Shipped from the Global Shipping Center to International Destination

で止まっていたステータスが、日本国内に到着したことを受け、

In Transit with Destination Carrier

に変わり、そして…。

Customs Cleared(税関通過)

となった。

やった!ついに届くぞ。

おまけに、日本の配送業者は「yamato」となっている。

ヤマト運輸ならば安心できるし、一番融通が利く。最高じゃないか。

そう思いながらワクワクしていたら、その翌日、あっという間に配送されてきた。流石ヤマトだ。

ということで、僕は、先週末に、待望のブツをゲットすることができた。休日だったので、すぐに開封して弄ぶこともできる。最高。

しかし、まだ終わりじゃない。

オークション品、そして、海外からの輸入ということを考えると、「ちゃんと起動するか」「正常に動作するか」という点が、非常に重要。

今回、eBayの出品時に掲載されていた商品写真には、起動後のものがなかったため、尚更気がかりだった。

ということで、大きな期待と若干の不安を感じながら、僕は、eBayの箱を開いた。

(以下、続く)

eBay - Buy, Sell & Save Money

eBay - Buy, Sell & Save Money

 

 

*1:固定価格で即決できるものもあるけれど、今回僕が選んだ商品は、通常のオークション方式で出品されていた。

*2:「四十の手習い」という言葉から考えると、もう遅いのかと思ったが、そもそも「四十の手習い」という言葉は誤用で、本来は、「六十の手習い」が正解らしい。なんだ、ならば僕はまだ若いw

未だ「現役」のGalaxy Cameraで撮った、スーパームーンと夜明けの情景

2019年、初めてのスーパームーン。

残念ながら、PowerShot SX720 HSでの撮影は失敗に終わった。

ズーム時のAF処理に問題が生じているようで、ぼやけた月しか撮影することができなかったのである。

僕は、1年前の故障時同様、「修理」か「買い換え」で悩んだが、今回は、そのどちらの選択肢もとらなかった。

僕には、月を撮影できる端末が、他にもあることに気がついたからである。

そう。

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Galaxy Cameraだ。

2012年、冬。これをゲットした時の感動は、今でも忘れられない。

僕は未だに、当時の興奮が甦ってくる。

このスマートフォンは、ダテに「Camera」を名乗ってない。

カメラとしても実に優秀で、生半可なコンデジレベルを優に超えている。

なにしろこれは、4G対応のAndroidスマートフォンでありながら、21倍の高倍率ズーム(!)を有する、画期的なカメラなのだ。

興奮せずにいられるものか。

当時は、これで月の撮影も頻繁に行った。

6年前の秋に撮った、中秋の名月。とっても素敵だ。

その後、僕の月撮影は、もっぱら高倍率コンデジに移行したため、Galaxy Cameraを持ち出す機会は減ってしまった。

しかし、僕にとっては、「現役」の端末であり、今でもバリバリ使っている。

このブログでは、頻繁に、モノ画像を掲載させていただいているが、その撮影を担っているのは、他ならぬ、Galaxy Camera。

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このスマートフォンには、多彩な撮影モードが用意されている。

モノ撮影時には、「マクロ」を選べば、綺麗な写真が手軽に撮れる。

しかも、Android端末だから、dropbox経由で母艦PCとの連動も楽々。

だから、僕のブログ執筆時には、今でも十分現役、必要不可欠な端末となっているのだ。

また、このGalaxy Cameraでは、《エキスパートモード》で、ISO感度、F値、シャッタースピードなどを自由自在に調整できる。

いわば、デジカメのM(マニュアル)設定ができるわけで、これは、月撮影において非常に大きなポイント。

しかも、その操作性が抜群で、ちょっと感動してしまうほど。

4.8インチの大画面液晶タッチパネルで直感的に操作できる上、その設定時には…。

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日本語の解説まで表示される!

いやはや、素晴らしいではないか。

正直、この点だけで比較すると、PowerShot SX720 HSよりも断然使いやすい。

ということで僕は、昨日の夜明け前、Galaxy Cameraを屋外に持ち出した。

例によってクイーンの音楽をB.G.M.にしながら、近所のランニングコースを走り始め…そして、空を見上げた。

天空には、前夜からのスーパームーンが、まだ美しく輝いていた。

僕は、満月用に設定を操作し、そして撮影。

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Galaxy Cameraのカメラは、21倍ズーム止まりだから、ここまでしか寄れないが、大丈夫。

1630万画素のカメラを有しているため、トリミングしても、まだ、美しい画像を保っているからだ。f:id:ICHIZO:20190123052935j:plain

ということで、PowerShot SX720 HSで失敗した、スーパームーン撮影のリベンジ達成。とても嬉しい。

僕は、スーパームーンが撮れた嬉しさに酔いしれながら、心地よく走り続けた。

空の色は、だんだんと黒から青に変わり始め、朝焼けの赤がアクセントを添える。

そんな情景を見ていたら、僕は再び、写真を撮りたくなった。

もちろん、Galaxy Cameraがあれば楽勝。

今度は、自動モードで気軽に撮った。

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とっても素敵な夜明けの情景。

天空には、寄り添って輝く金星と木星。いやはや素敵だ。

室内だけじゃなく、屋外でも大活躍してくれるGalaxy Camera。

まだまだ現役で使い続けていこうと思う。


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