餃子
丸ノ内線「新中野駅」を下車してすぐ。 青梅街道から、少しだけ脇道に入ったところに、その店は存在していた。 店の名は 「あぶ家」 看板料理は、焼餃子とまぜそば。この日も絶賛「営餃中」だった。 以前から行きたかった店だったのだけれど、チャンスを逃し…
僕にとって、実に久しぶりのフルマラソン。しかも、たったひとりのラン。 そんなレースを走り抜くためには、自分へのご褒美が必要。 「バーチャルニューヨークシティマラソン」の出走にあたって、僕は、そう考えていた。 僕は餃子ランナーなのだから、ご褒美…
前回のあらすじw その日僕は、以前から気になっていた店「居酒屋 だるま」を、ついに訪れた。店内はほぼ満員だったが、僕は何とかその片隅の席を確保。 壁一面、そしてホワイトボードに書かれた膨大なメニューの数々に圧倒されつつ、瓶ビールとつまみを数品…
前回のあらすじw JR総武線の小岩駅南口から、延々と続くフラワーロード商店街。 その最果てに、僕の目指す「ニュー大龍」はあった。 今年で創業44周年という老舗ながら、店頭も店内も実に派手で、壁一面にメニュー・写真・格言などが貼りまくられていた。 僕…
JR総武線小岩駅。 その南口を出ると、ロータリーの先に、フラワーロード商店街がある。 昔ながらの雰囲気を醸し出す、ノスタルジックな商店街だ。 この商店街は、駅から800m程度にわたって延々と続いているが、その商店街の中にある店を目指して、僕は歩いた…
前回のあらすじw JR中央線の阿佐ヶ谷駅北口にあるスターロード。 その小道に連なる飲食店街を抜けた果て。「三番」に僕は辿り着いた。 店の佇まいは、縦から見ても横から見ても、昭和の町中華といった趣で、僕はそれにグッと心を惹かれた。 ビールを飲みなが…
JR中央線阿佐ヶ谷駅。 その北口を出ると、スターロードという小道がある。 阿佐ヶ谷は、実にさまざまな顔を持った町だが、この小道もその顔のひとつ。 居酒屋やバーなど、気楽に飲める店が軒を連ね、夜になると、提灯や看板の灯りが魅惑的な雰囲気を醸し出…
前回までのあらすじw 都電の町屋二丁目駅から歩いて数分。東尾久の住宅街にある中華料理店、「一番」。 外見は、何の変哲もない町中華に見えるのだけれど、入口のショウウインドウには周富徳のサインがあり、店内には、料理の鉄人3人の色紙が揃い踏み。 僕は…
青い暖簾、青い看板、すりガラス。いかにも《昭和の大衆食堂》といった趣だ。 その名は、「天平食堂」。 暖簾にも、その上の青い看板には、《食堂》としか書かれておらず、大衆食堂オーラがもの凄い。 ただ、この店は、いわゆる普通の大衆食堂とは一味違う。…
前回までのあらすじw ある日僕は、大衆食堂の原点とも言えるべき店「若名」を訪れた。 店内には、ピンクの電話などがあり、さながら昭和の雰囲気。 僕はそんなムードに癒やされながら、まず、ビールを注文。お新香と小松菜をアテに喉を潤した。 その後、黒板…
今朝。 アレクサに「おはよう」と呼びかけたら、《野菜の日》だと教えてくれた。 アレクサは、野菜のダジャレを言いたくてたまらないようだが、とりあえずは無視することにしたw 「野菜の日」にちなんだネタを書きたかったからだ。 僕は、15年前のエントリ…
その日僕は、上野までの道程をゆったり歩いていた。 「大精軒」で、餃子都々逸を眺めながら味わった餃ビーは最高で、僕は、心が高揚していた。 やっぱり町中華はいいなぁ、下町はいいなぁと思いながら、ハシゴ計画の店に向かっていた。 …ところが。 目指して…
東京都台東区。浅草と入谷のあいだ。スカイツリーの麓。 合羽橋道具街から脇道を入った住宅街の中に、その店はひっそりと存在していた。 店の名は「大精軒」。下町の町中華だ。 早速入店してみる。 店内は、4人掛けのテーブルが3つとカウンター席。 カウンタ…
扉を開けると、店内は満員だった。 店内にカウンターはなく、6人掛けのテーブル1つと4人掛けのテーブルが3つ。 僕が店に入った瞬間は、全てのテーブル席が埋まっていた。 この店を目指して祐天寺まで遠征してきたのに、ついてない…と思ったが、問題はすぐに…
巣鴨駅から、徒歩約2分。 急げば1分で着くかもしれない。 駅前の路地裏に、ひっそりと、その店は存在していた。 店の名は、「味っ子」。 うっかりとしていると、通り過ぎてしまうぐらい間口が狭い。 中もあまり見えないので、初めての人は、ちょっと抵抗を感…
行かずにはいられなかった。 あの「ゆっこごはん」で、トックマンドゥグク(韓国の餃子入り雑煮)が食べられるとなれば、これは絶対に見逃せない。 「ゆっこごはん」とは…? 板橋区役所前駅から徒歩5分の場所にある、「クランクビール」の店舗を使い、週末(…
先週末。 皇居ランを終えた僕は、新橋に向かった。 時刻は午前5時半。 まだ夜が明けたばかりだったけれど、僕が目指した店は、元気に営業を続けていた。 店の名は、「岡山中華そば 後楽本舗」だ。 営業時刻は、朝の6:00まで。 僕は、その営業時間内にフィニ…
喉が、いや、僕の身体じゅうがビールを求めていた。 その日僕は、大好きな「龍門」で、4年ぶりに絶品焼餃子を食べたのだけれど…。 ランチタイムは、ビールの注文が「不可」だと言われてしまったからである。 僕は、一瞬、目の前が真っ暗になったようなショッ…
前回の訪問は、2016年だった。 僕は、自宅から47km超も走って、この店に辿り着き、史上最高最強の餃ビーを堪能したのだ。 朝から餃子ラン!のススメ(その4:フィニッシュ!の感動が増幅する「龍門」の超絶餃子) 僕は、この店「龍門」の焼餃子を、東京ベス…
期待せずにはいられなかった。 焼餃子が出てくるまでの間、アテとして頼んだニラ玉が、超絶的に美味しかったからだ。 こんなレベルの高いニラ玉を出す店なのだから、餃子もきっと、めちゃめちゃ美味しいに違いない。 僕はそう思いながら、主役の登場を待って…
「東京・板橋」町中華、ぶらり餃ビー散歩。 せっかく「わくい」に行くならば…。 ご近所さんの「ひろし」へハシゴするのは、マストだ。 ただ、もしもその後、お腹に余力があるなら、もう1軒行っておきたい店がある。 「かさま」だ。 ここは、いたばし《ひらが…
この店を見つけたのは、全くの偶然だった。 もともとは、別の店に行く予定だったのだけれど、その日は、あいにくの休業となっており、途方に暮れていたら、たまたま発見したのだ。 光という文字が三つ重なる不思議な店名。何よりそれが僕の目を惹いた。 そん…
本当は、別の店にハシゴする予定だった。 町中華「五番」での千ギョビ*1後、僕は、そう目論んでいた。 東長崎エリアは、町中華のメッカ。安くて旨いという評判の店が多数ある。 僕は最近、町中華がマイブームとなっているので、この地でもそれを開拓したいと…
前回までのあらすじw 週末の夕暮れ。トキワ荘マンガミュージアムからの帰り道。僕は、トキワ荘ゆかりのマンガ家たちが愛した店「松葉」で、餃ビーを堪能する予定だった。 ところが、この日は、昼から大行列になっていたとのことで、全て完売。 僕は、大きな…
古き良き、昭和の記憶が甦る。 トキワ荘マンガミュージアムは、まさにそんな夢空間だった。 僕は、心地良い余韻に浸りながら、次の目的地に向かった。 トキワ荘ミュージアムの近辺には、ゆかりの地がたくさんあるが、僕が目指していたのは…。 この店。中華料…
先週末の日曜日。都心は、久々に晴れて暑い1日になった。 僕は、まだ涼しかった早朝に、都立城北中央公園で、ぐるぐるマスクランを敢行し、その後は、しばらく家でまったりとしていた。 読みたい本もたまっていたので、午前中は家でのんびりしていようかとも…
看板に書かれた電話番号に、歴史を感じる。 その市内局番が3桁だからだ。 1991年以降、東京では、市内局番が4桁化されている*1ため、それ以前の創業であることを物語っている。 実際の創業は1975年(昭和50年)であり、今年で創業45周年。まさに昭和の町中華…
ずっと前から、気になっていた店だった。 ただ、食べログなどでも高評価の人気店だったため、遅い時間だと、満員で入れない可能性もあり、躊躇していたのだ。 しかし先週末は、たまたま早上がりすることができ、また、中央線沿線の開拓をしたいという思惑も…
その日、僕のお腹は結構膨れていた。 これぞ町中華、と言える店「わくい」で、たっぷりのニラ炒めと大盛り(9個!)餃ビーを堪能していたからだ。 若い頃ならば、余裕で食べられた量なのだけれど、最近は、歳のせいかどうにもお腹がもたれがちになっているの…
唖然呆然。 Instagram 僕は、このニュースを知った時、言葉を失った。 神戸の「ひょうたん」は、僕の大好きな店だったからだ。 僕がまだ若いときに、偶然訪れて感動した記憶があったし、7年前、神戸出張のついでに何軒か餃子店をハシゴしたときも、一番感激…