それは、近所のコンビニ雑誌コーナーで、ふと僕の目に留まった。
最近僕は、コンビニで雑誌を買うことが少なくなり、コーナーをスルーしてしまうことも多かったので、ほんの偶然だった。
そこには、《技あり!dancyu》シリーズがずらずらと並んでいたが、カレーやステーキについては、前から見かけたことがあった。
だから、それだけならば、一瞥しただけで、僕は通り過ぎていたに違いない。
しかし、今回は見逃せなかった。
そう。
ついに、ギョーザが登場したのだ!
奥付の情報などを見ると、どうやら、発売になったばかりだったようだ。
そう考えると、これを発見したのは、決して偶然なんかじゃなく、必然。
僕の第六感である「餃覚」が刺激されたのだ、きっと。
僕は、店頭でパラパラと眺め、その内容に、大きな感動と驚愕を味わった。
あやうく雄叫びを上げそうになってしまったため…。
技あり! dancyuギョーザ
思う存分叫べるように、すぐにゲットして帰宅w
目次を眺めているだけでも、ワクワクする。
「あの」dancyuが作った、《技あり!ギョーザ》の本なのだ。餃子好きならば、それだけで確保する価値がある。
dancyu誌では、過去何回も餃子特集を行っているが、その内容はどちらかというと「餃子店」の紹介がメイン。
しかし、このムック本は違う。餃子を《作る》ということを重点に、編集されているのだ。
全編にわたって、興味深いレシピが満載。
冒頭こそ、「キャベツ」VS「白菜」の王道比較で始まっているが、包まない餃子や極太餃子、肉肉餃子などの変わり種レシピが次々登場する。
後半には、20ページにも及ぶ、圧巻の「台湾餃子」特集が掲載。
台湾の餃子だけで、ここまで深く紹介されることは、かつてなかったのではなかろうか。それだけでも保存版だ。
ここには、台湾の餃子名店が多数登場するが、秘伝のレシピも合わせて掲載されている。
さらに…。「なるほど!ザ・餃子ワールド」として、世界各国の餃子っぽい食べ物を紹介。
バンシー(モンゴル)、ペリメニ(ロシア)、マンドゥ(韓国)のレシピが掲載されている。
他にも、読み応えのある記事、レシピが満載の一冊だが、とりわけ、今回僕が痺れたのは、この特集。
「餃子の学校」だ。
今回のムック本の中で、この特集だけが、他と異なり、《綴じ込み小冊子》的スタイルになっている。
特集テーマは、「日本の家餃子を飛躍させる科学と学習」というもので、きみの餃子を10ばい美味しくする!という記載もある。
コンビニで、この本をパラパラ読んでいたとき、僕はまさに、このページを見て雄叫びを上げそうになったのだ。
その理由は…。
この特集が、5年前に出たこのdancyuからの再録であること。
そして僕は、この企画に、他ならぬdancyu餃子部の一員として参画させていただいたからである。
僕が参加していた証拠については、前回の掲載時同様、今回の小冊子にも残っていた。
この特集は、綴じ込みの小冊子形式なので、最終ページには、丁寧に奥付らしきものが掲載されており、そこには…。
今回も、僕のハンドルネームが、クレジットとして掲載されていた。感激だ。
僕が、dancyu餃子部員として、餃子作りに参加した時のレポートについては、当時、このブログでも、連載記事にて紹介させていただいた。
だから、今回は繰り返さないけれど、僕にとって、一生の記憶に残るイベントとなっている。
まさか、あの時の記事をもう一度見ることができるなんてなぁ…。
嬉しい。本当に嬉しい。
僕は、《技あり!dancyu ギョーザ》に、一本とられて昇天気分だ。
dancyu復刻版 餃子万歳 (プレジデントムック) (プレジデントムック dancyu 復刻版)
- 出版社/メーカー: プレジデント社
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