先週は、クイーンのニュースばかり追っていた。
「ボヘミアン・ラプソディ」の日本版DVD/Blu-ray発売が、ついに決定したため…。
オンラインショップでの予約特典を比較してみた。
また、4月17日に迫った「クイーンの日」に関する情報が錯綜してきたので、自分なりに整理を行っている。
いざ、まとめてみて思ったのだけれど、今年のクイーンの日は本当に凄い。
イベントや記念上映などが目白押しだし、絶版となっていたCDやDVDなども一斉に再発売される。
当日は、身体がひとつでは足りなくなりそうだ。
そもそも、「クイーンの日」を、たった1日にまとめてしまうことに無理がある。
クイーンの凄さ、素晴らしさは、1日なんかじゃまとめきれない。
ということで、今日は、個人的に実施した「先取りクイーンの日」について語ることにさせていただく。(こじつけw)
時は3月31日に遡る。
僕は、久しぶりに足柄峠に赴き、早朝から峠走を実施した。
その間じゅう、僕は、クイーンの音楽を聴き続けていた。
いわばランニング・クイーン状態で、僕は、その歌声に大きな力をもらって、走ることができた。
峠走を終えると、僕は、一目散に電車へ飛び乗った。
途中、何本も乗り継ぎを行い、2時間かけてショートトリップを敢行。その目的地は、立川だった。
そして辿り着いたのは…。
立川シネマシティ。
最高最強の舞台で、僕はまたしても、「ボヘミアン・ラプソディ」の、クイーンのライブを堪能した。
峠走で僕を力強く支えてくれた音楽を、思いっきり歌うことができる幸せ。いやはや、本当に素晴らしい。
なんて充実した1日なのだろうと思った。
そんな1日の余韻は、ビールと…もちろん「アレ」で堪能したい。
いや、そうせずにいられるものか。もちろん、打ち上げだ!
ただ、この日は、そんな夢の実現に、ちょっとした障害も待ち受けていた。
シネマシティでのクイーンライブ上映は、昼間の開催だったため、終了時刻は15時。実に中途半端な時間帯だ。
この時間帯は、ランチタイムが終わり、《仕込み》を行っている料理店が多く、店選びが実に難しくなるのである。
案の定…。
前回の立川ライブ(その日は夜だった)後、僕が舌鼓をうった「りん屋」はCLOSED。残念。
しかし僕はめげなかった。
この日は、あらかじめ昼間も《通し営業》をしている店を調べていたからだ。
もちろん、僕が選ぶ以上、「アレ」(っていちいち伏せる必要あるんだろうか?w)が評判の店。
食べログなどでも、なかなか高評価だったので、期待しながら、僕はその店を目指した。
「りん屋」を過ぎて、歩くこと数分。僕はその店を発見した。
その店の名は、「五十番」。
外観写真はチェックしていなかったため、僕はその佇まいにちょっと驚いた。
《通し営業》であるということや、「五十番」というネーミングから、ラーメン屋っぽい、雑然としたイメージの店を想定していたからだ。
これだと、ちょっと、ひとりでは入りにくい雰囲気もある。
が、もちろん僕は気にしないので、入店。
中途半端な時間帯であるためか、店内はガラガラだった。
が、夕方に近づくにつれ、殆どの席が埋まったし、2F、3Fの団体席にも予約の電話が何本も入っていた。地元では、ちょっとした人気店なのだろう。
着席し、メニューを眺めてみる。
まず、こんな価格が目に飛び込んで来たので、ちょっと驚いた。
「えびのチリソース」と「あわびの煮込み」を注文したら、それだけで4,500円にもなるぞ。
僕は、食べるつもりのない料理を、脳内で勝手に組み合わせて、大いに焦った。
料理全体がこんな価格だったら、気軽にいろいろ注文できないからだ。
…が、それは僕の杞憂だった。
そもそも、海老やアワビがある程度高いのは当然だし、これは大皿料理。
別のページには、小皿として、庶民的な価格設定のものもあった。
「あわびの煮込み」だって657円だ。
おぉ、これなら僕でも十分注文できる!(しないけどw)
店内の黒板には、オススメ料理も掲示されており、これもまた魅力的だった。
酒類も一通り揃っている。
ということで、僕は、ひとまずビールを注文することにした。
この日のシネマシティでもらった《入場者特典》ステッカー。
「THE SHOW MUST GO ON」は、映画「ボヘミアン・ラプソディ」のラストに流れる感銘深い曲だ。
僕は、その余韻を引き摺りながら、ビールを痛飲した。
ステッカーの裏面がこれまた素晴らしい。
「THANK YOU JAPAN!」
僕は、そんなフレディの叫びが聞こえてきたような気がして、思わずじんとしてしまった。
ビールのアテには、まず、「うどサラダ」を注文。
立川は、うどが名産らしく、この店には他にも多くの《うど料理》があった。
僕はあまり食べたことのない野菜だったが、サクサクとした食感が心地よく、とても美味しかった。
クイーンの余韻に酔いしれ、うどを食べ終わる頃、待ちに待った「アレ」がやってきた。