餃子ランナーは電子機器の夢を見るか?

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《左手首固定環境》下での「電子機器」操作に関する一考察

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左腕にギプス*1を装着してから、3週間になろうとしている。

掌から肘部分までの固定で、指先は露出しているタイプのものだ。

利き腕ではなく、指も使えるため、それなりに日常生活を過ごせるし、そこそこランニングも可能*2なのだけれど、何かと不便が生じていることは間違いない。

これは、そんな環境下における、あくまで個人的な、各種「電子機器」操作に関する考察である。

僕は、毎日数多くの電子機器を装着、携帯しながら通勤し、生活しているため、そんな機器たちの使い勝手が、この状況でどのように変わったのかについて、以下に述べてみたい。

iphone SE

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…まったく問題なし。

そもそも僕は、iPhone SEを使う際に、左手を使ったことがない。

そのコンパクトな筐体は、右掌にすっぽり収まって、右手の指だけで全ての操作ができるからだ。

これがPlusタイプのiPhoneとかだったら、そうはいかない筈。コンパクトなSEを使っていて、本当によかった。

BlackBerry KEYOne

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ちょっと厳しい。

僕が主に使っているのは、通話とFitbitアプリ。

画面操作についてはそれほど影響がない。画面は多少広いけれど、iPhoneと違って、「戻る」キーを使えるので、右手親指でなんとかなるし、よく使う操作は、ショートカット登録しているので、通話についても、それほどストレスを感じない。

ただ、入力操作に大きな障害が発生。

縦長で、物理キーが下に配置されているという点から、「両手でがっちり持って、親指入力する」必要があるからだ。

操作できないことはないものの、安定感に欠ける上に、入力しているうちに、どんどん親指が痛くなってくる。

片手でのQwertyキー入力も可能ではあるが、このBlackBerryは、9900などに比べて日本語変換に難があるため、その点も含めて、非常に使いにくくなった。

PowerShot SX720 HS

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慎重に扱えば、操作は可能。

ストラップを右腕に巻きつけながら、キー選択なども、右手のみで行えるし、ズームや撮影も右手ひとつで大丈夫。

料理写真なども普通に撮影できる。

ただし、「右手で餃子をリフトアップさせながら、左手で撮影する」ということができないのが辛いところ。

ランニング時は、かなり厄介。

特に問題なのは、ポシェットなどから取り出す場合。

筐体が大きいため、ひっかかったりして、片手ではスムーズに取り出しにくいからだ。

そのため、左手の助力を借りる必要があり、ちょっと苦労する。

特に今の時期は、手袋をしているため、取り出しや撮影時に、手袋をはずす必要があり、その着脱が非常に厄介。

焦ると落としそうになってしまうし、再び転倒する心配も生じるので、ランニング時の撮影には、本当に注意が必要になった。

Garmin 920XTJ

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左腕にはギプスがあるため、やむを得ず右腕に装着中。

Fitbit Charge 2とダブル巻きをしているため、各種操作時に、それと干渉してしまうのが少し気になる。

ガジェットが横に繋がっているゆえに、押しにくいボタンが発生してしまうからだ。

何より厄介なのは、右腕への着脱時。

左手を使って引っ張ったりしなければいけないから、そのたびに、手首が少し痛むし、なかなかうまく留まらなくて憂鬱になる。

Fitbit Charge 2

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操作については、全く問題ない。

ボタンは外側1つだけなので、左手人差し指を使うだけで済む。画面タッチ操作も同様なので、その点での影響はほぼ皆無。

但し、右腕への着脱時に苦労する点については、Garminと同様で、この点は非常に悩ましい。

iPad Air 2

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手に持って使うことができなくなった。

左手で掴めないことはないが、掌部分のギプスに干渉して不安定になるし、しばらく持っていると、手首も痛くなってくる。

だから現状は、机に置いて、右手でタッチして使う運用が主になっている。

利用方法が限定されてしまい、かなり苦しい上に、もうひとつ難点が発生。

iPadを机上で利用する際、連携アイテムとして欠かせなかった、Bluetoothキーボードの操作に、大きな問題が発生したからだ。

それが、これ。

 Microsoft Universal Foldable Keyboard

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2つ折りタイプのBluetoothキーボード。

とっても薄いから、どこにでも気軽に持ち運べる。しかし、今回は、その薄さが徒になった。

いざ机に置いて、両手の指で入力しようとすると、掌部分にある【ギプスの厚み】が邪魔をして、非常に打ちにくいのだ。

デスクトップのキーボードであれば、たいてい「脚」がついており、その分、キー部分が高い位置になる。

だから問題なく入力できるのだけれど、このキーボードの場合は、机にぴったりと掌を押し付けていないと打ちにくい。

iPadやiPhoneなどでの長文入力時、このキーボードと連携させて使うことが多かったので、その点で大いに苦しんでいる。

GPD Pocket

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これも、かなり利用が厳しくなった。

Microsoft Universal Foldable Keyboardよりは、筐体の厚みがあるので、机上で入力できないことはないが、それでもやっぱり掌部分のギプスが気になる。

その上、僕はもともと、これをあまり机上で使ったことがなかった。

健常時における、僕のこの端末の使い方は、もっぱら…

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「両手抱え打ち」でこそ絶妙な、GPD Pocketの物理キーボード

という使い方だったからだ。

現状、この方法では全く使うことができないのが痛い。

SII SR-G10001

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僕の電子辞書ファミリーにおいて、最高最強のフラッグシップ。

これも、GPD Pocket同様、両手抱え打ちが基本なので、本当に困っている。

特に、電車の中などで、利用することが多かったので、それができなくなったのは、実に悩ましいところ。

ファミリーの末弟となるSR-G6001M-NH2であれば、右手で持ちがながら入力することもできなくはないので、とりあえず、現状はそれで凌ごうかと検討中。

総論

概ね、「タッチ系」操作については問題なし。

右手だけで全ての操作が完結するiPhone SE(素晴らしい!)は言うまでもなく、BlackBerry KEYOneやiPadにおいても、机上でタッチ中心に使うのであれば、それほど影響はない。

GarminとFitbitでは、着脱時こそ非常に厄介だが、日常操作は、まぁ、なんとか許容範囲。

現状、最大の問題点は、物理キーボードの操作。

特に、《両手抱え打ち》をすることができなくなっているのが非常に厳しく、悩ましい。

僕は、物理Qwertyキーを有した端末が大好きなので、そういった端末を数多く持っており、快適に使っていたから、尚更。

この点において、左手首の固定環境は、僕に大いなる我慢を強いている。

自業自得の怪我によるものなので、我慢するしかないのはわかっているが、1日も早く、もとの環境で快適に使えるようになることを祈りたい。

 

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*1:最初の1週間は、添え木で止めるタイプの「シーネ」と呼ばれるものだったが、左腕を固定するという意味では、ギプス類と言っていいと思う。

*2:座骨神経痛が完治していない、着替えがとにかく面倒、腕が重い…などの理由で条件は厳しいけれど、医師からは「走ることに関しては問題ない」というお墨付きをもらっている。


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