5年ぶりの神戸訪問だった。
前回僕は、日帰り出張で訪れて、商談の前後に3軒の餃子店をハシゴ。
それでも飽き足らず、羽田に戻ってきてからも、1軒の餃子屋を訪れた。
あれから、もう5年も経つのか…。
月日の経つのは本当に早い。
今回も、日帰りでの出張訪問となったため、自由に使える時間はあまりなかった。
しかし、それでも、折角神戸に行くのだから、餃子を食べずにいられるものか、と思った。
ということで僕は、商談前のランチタイムを利用し、餃子店へ行くことを決意した。
今回の神戸訪問にあたり、僕は、「絶対に行きたい!」と思った餃子店があったのだけれど、残念ながら、昼間営業をしていなかったため、断念。
その代わりに訪れたのは、JR三ノ宮駅のほど近くにある…。
唐子(からこ)という店だった。
食べログの評点もまぁまぁで、それほど大きくない店のようだったので、行列になるかもしれないと危惧した。
そのため、開店10分前に訪れると…まだ誰も並んでおらず、ホッとした。
斜め向かいの洋食屋「グリル一平」には行列ができており、ちょっと気になったが、僕は餃子ランナーだから、もちろん、「唐子」の開店を待った。
11時30分。時間通りに店が開き、いざ、入店!
店内の壁には、日替わり定食はじめ、各種の定食が掲示されていたけれど、僕は、もちろん「焼ぎょうざ」&「水ぎょうざ」をチョイス。
出てくるまでに少し時間がかかりそうだったため…。
一品料理メニューの中から、キムチを選んだ。
壁の掲示でも、このメニューでも、「焼ぎょうざ」と「水ぎょうざ」は別格扱いの表示で、自慢料理であることが窺える。
まずは、キムチが到着。
小品だったけれど、甘塩っぱくてなかなか美味しかった。惜しむらくは、ビールが恋しくなったこと。
いくらなんでも、商談の前にビールを飲むことはできないからだ。
キムチを食べながら、待つこと10分程度。
まず、水餃子が出てきた!
iPhone SEとの比較でおわかりの通り、そのサイズは小ぶり。ただ、6個で350円という価格だから、悪くはないと思う。
ぷるんとして、もちもちの皮。
ニラと肉がしっかりと調和しており、主食系の、オーソドックスな中国餃子という味わいだった。
下味はついておらず、専用のツケダレで食べる形。
小さくて軽めの味わいなので、いくらでも食べられそうな気がした。
焼餃子も到着。
焼き色が美しく、食べる前から、その美味しさを期待させた。
店員さんに確認したところ、水餃子と同じものらしいが、調理方法が違うと、結構イメージが異なる。
囓ってみた。
確かに、具は同じもののようだったが、皮の味わいが全く異なっていた。
こんがりと焼き上げられたそれは、カリカリ感が絶妙で、いやはや美味しかった。間違いなく、ビールに合う餃子だ。
ということで、さらにビールが恋しくなってしまったのだけれど、僕も一応(?)社会人なので、「我慢だ、我慢!我慢!」と自分に言い聞かせながら、食べ進めた。
水と焼き、あわせて12個の餃子を食べても、まだまだ僕の胃袋には余裕があった。
僕は、お代わりをしたくなったが、すぐに考え直した。
まだ商談までは少し時間があったし、折角神戸に来た以上、もう1軒ぐらい新店開拓したい!と、思ったからだ。
ということで…僕は、新たな餃子を求めて店を出た。