僕は、iPhone SEのコンパクトなサイズ感を、こよなく愛している。
iPhone 6以降の、サイズアップしてしまったiPhoneには、どうにも馴染めず、 iPhone 5→5S→SEと繋いで使い続けてきた。
iPhone SEの使い勝手は、5を使っていた時代と殆ど変わらない。
それはそうだろう。SEの筐体は、iPhone 5の《使い回し》に過ぎないからだ。
CPUやカメラといった部分は強化されているため、単純な《使い回し》という表現は語弊があるかもしれないけれど、《流用》ベースの筐体であることは間違いない。
apple的には、単なる廉価版iPhoneの位置づけで、メインストリームとは異なる端末なのである。
ただ、それでも僕は、このサイズ感で使えるiPhoneが、何よりも代えがたく、ここ数年間、こだわって使い続けてきた。
しかし…その一方で心は揺れていた。
僕が、傍流のiPhoneにこだわっている間、メインストリームは、6→7→8と進化。
さらには、iPhone Xという「次世代」まで登場してきたが、僕はそれを、指をくわえて見ているしかなかったからである。
そんな時、SEの後継機が発売されるという噂が突然飛び込んできた。
その名も「iPhone SE 2」。
New renders imagine iPhone SE 2 with iPhone X style screen and notch [Video] | 9to5Mac
最初に目にした噂の情報には、大きく衝撃を受けた。
これは、まさに、僕にとって、理想のiPhoneじゃないか!と思えたからだ。
iPhone SEのコンパクトな筐体サイズはそのままに、ベゼルレスになって液晶画面が大きく広くなっている。
まさに、iPhone XのSEスタイル。
そのスペックなどはよくわからないけれど、Xに準じた性能を有しているように感じた。
この動画は、何度見ても痺れてしまう。
いやぁ、待っていて良かった!これは買う!絶対に買う!!と思った。
しかし…。
そんな僕の夢は、すぐに打ち砕かれてしまった。
このWebサイトの内容をよく読むと、この動画は、リークでも何でもなく、空想の、いわば理想のiPhone SE後継機を描いてみただけ、ということがわかったからだ。
よく考えれば…これまで傍流を歩んできた《廉価版》のiPhone SEが、いきなり8を飛び越して、Xライクになる可能性は極めて低い。
だからこれは、単なる理想に終わりそうな気がする。
その後、さまざまなWebサイトで、現実的な(?)iPhone SE 2の噂が上がってきて、僕は、ちょっと心が醒めてきた。
その中で、一番信憑性が高そうだと思われているのは、以下の情報。
このWebサイトの情報によれば…。
iPhone SE2はインドのみで製造される廉価版であり、現状のiPhone SEとの相違は、以下のような点になるようだ。
- CPU:A10 Fusionチップ(現A9チップ)
- メモリ:2GB(現SEと同じ)
- ストレージ:32GB/128GB(同じ)
- 外側カメラ:1200万画素(同じ)
- 内側カメラ:500万画素(現120万画素)
- バッテリー容量は1700mAh(現1624mAh)
CPUやカメラの性能が上がっただけのマイナーチェンジ…orz
廉価版という位置づけを踏まえれば、これが現実なのだろうし、後継機が出るだけマシだと考えなければいけないのかもしれない。
しかし、これではあんまりだ。
僕は、その理想と現実(?)とのギャップがあまりに大きすぎて、心が沈んでしまった。
iPhone Xライクになんかならなくてもいい。せめて、iPhone 7レベルに追いついてもらいたい。
液晶画面の大きさは現状のままでも我慢する。ただ、画面の解像度を上げて欲しい。Touch IDでいいから、3D Touch機能もつけて欲しい。
そして、何より搭載して欲しいのが、防水機能とFeliCa機能。
iPhoneメインストリームの進化に伴い、たとえ傍流であろうと、このぐらいまでは実装されるべきだと思うのだ。
もちろん、現時点で言及されていないだけで、実際は検討されている可能性もある。
しかし、やっぱり蓋を開けてみれば…ということになりそうで、僕はそれが一番心配だ。
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