餃子ランナーは電子機器の夢を見るか?

ランと餃子とデジタルガジェット。ときどき、映画や雑誌の話。言いたいことを言い捨てるブログ。

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「iCracked」で蘇生した僕のiPhone SE

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北海道マラソンのレース中に浸水し、液晶シミが発生した僕のiPhone SE。

100時間をかけた密封乾燥作戦は、残念ながら失敗に終わった。

このまま利用を続ければ、水が基板にまで染みこんで、いずれ使えなくなってしまう可能性が大。

となると、僕のとる選択肢は限られてくる。

iPhone SEを使い続けて2年半。

時は、Appleの新製品発表会を間近に控えていたから、「最新機種に買い換える」というのが、一番スムーズな対応だったろう。

ただ…やっぱりこの選択肢は、僕には選べなかった。

巷に溢れるリーク情報によれば、「iPhone SEサイズの後継機」が出る可能性は、ほぼゼロ。

そればかりか、全てが「iPhone X」スタイルのホームボタンレス端末になるという可能性が大とのことだった。

僕はiPhone SEのサイズ感やデザインも愛しているし、ホームボタンによる操作性にもどっぷり浸っているので、あまりにも乗り替えハードルが高すぎる。しかも、その価格は莫大なのだ。

ならば、やっぱり修理の道…となるのだけれど、Appleの保証期間は(Apple Care+にも入っていたのに!)終わっている。

となると、Appleでの修理には数万のお金がかかる。

安く済ませたいなら、非公式の業者に依頼するしかないのだけれど、そこにも茨の道が待っていた。

密封乾燥作戦前に確認したところ、浸水が基盤にまで及んでいた場合、非公式の業者では修理できない可能性もあるとのことだったからだ。

しかし…結局僕はその道を選んだ。

「修理できない可能性もある」と言われたが、逆に言えば、「できる可能性もゼロではない」からだ。

いや、その可能性の方が高い筈…だと信じて、運を天に任せることに決めた。

なぁに、ダメだったら、もう1台、あらためて、新品のiPhone SEを買えばいいのだ。

僕は、開き直ってそう決断した。

今回、僕が修理業者として選んだのは、札幌からの帰京当日にも訪れた店だった。

その名は、iCracked。

アメリカ・シリコンバレー生まれの、iPhone専門の修理業者だ。

Apple公式ではないけれど、iPhone専門、というところに信頼が置けそうだったし、Webサイトに記載されている6つの約束がとても心強かった。

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お客様への約束 | iPhone修理・故障ならiCracked

他の業者よりも、修理価格設定が若干高めではあったけれど、信頼がおけそうだったし、口コミでの評判も上々。

実際、僕が最初に訪れた時の印象も、とてもよかった。

僕のiPhoneの状態をしっかりと見極めてくれ、無償でアドバイスを行ってくれたからだ。

密封乾燥作戦は、残念ながら失敗に終わってしまったものの、「修理をするなら、ここしかない」と思っていた。

ということで、今回は、端末のバックアップをしっかりとってから、Web予約し、再訪。

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iCrackedの店舗は、全国各地に多数あったが、僕が訪れたのは、池袋ロフト店だった。

ロフトの明るい店内。オープンスペースでの修理。何だか、それだけで、とても安心できる気がした。

店員は、しっかりと僕を覚えていてくれた。

僕が、密封乾燥作戦は失敗だったことを告げ、修理を依頼すると、あらためて、「浸水が基板に及んでいた場合は、残念ながら当店では修理することができません」という回答が返ってきた。

僕は、了解していると答え、今回はバックアップもとってきたので大丈夫。と修理を依頼。

あとは、信じて、祈って、待つだけだった。

このショップは、「客の眼前で修理を行う」というのが大きな売り。

一般の修理業者だと、大抵、店の奥に持ち込まれてしまうため、個人情報などを抜かれてしまうんじゃないか…?などという心配が生じる(実際、そういった噂もよく聞く)。

しかし、この店ならば、そんな不安に陥ることもないのだ。

ということで、修理の間、ずっとそれを眺めていることも可能だったが、1時間程度かかるということもあり、僕は他の所用を行うことにした。

これまでのやりとりで信頼を感じていたし、たとえ僕が常時見ていなくても、オープンスペースでの修理だったから、問題ないと思ったのだ。

…ということで、1時間後、あらためて僕はこの店に戻った。

浸水が基盤にまで及んでいた場合は、修理不能ということだったから、安心はできなかったけれど、しかし、僕は、きっと治っている筈、という思いに満たされていた。

常々、ネガティブ思考の僕にしては、非常に珍しいことだった。

席に座る。

僕の目の前に、iPhone SEを置いた店員の表情を見て、僕は修理の成功を確信。笑顔だったからだ。

そして、次の言葉でそれが現実になった。

「ディスプレイ交換で、治りました。」

おぉ!僕は心の中で歓喜し、大いに胸をなで下ろした。

どうやら、浸水は、基盤にまで至っていなかったらしい。密封乾燥作戦で100時間寝かせたことも、きっと、無駄にはなっていなかったのだ。

店員と一緒に電源をオフし、一通り画面を確認。

僕は、修理前よりも圧倒的に、綺麗に、明るくなった愛機の画面を見つめ、ほっとした。

修理代金は、9,800円。税込だと1万円を超えてしまうから、決して安くない。

ディスプレイ交換だけで済むのならば、もっと安価で、修理してくれる業者はあったろう。

しかし僕は、ここを選んだことを後悔していない。値段に見合う信頼感を得たからだ。

僕は、まだしばらくこのiPhone SEを使い続けるつもりなので、もしもまた問題が起きたら、iCrackedを利用しようと思う。

もちろん、もう、問題など起きないことを願うけれど。

 


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