昨年11月。
Echoシリーズ3種の招待受付が始まった時、僕は、あまり状況がよくわかっておらず、その全てに、それぞれリクエストをかけてしまった。
当時の確認メールには、「招待されたお客様には、今後数週間のうちに、ご招待メールをお届けします。」と書かれていたため、僕は、そのメールを心待ちにしていた。
が、待てど暮らせど、そんなメールが届くことはなく、僕が、もう、その存在を忘れかけていた頃、シリーズ3種の中核である、Amazon Echoの招待メールが来た。
ただ、ここで僕の心は大いに乱れる。
その心理については、このエントリーでダラダラと書いたのだけれど、簡単に要約すれば…。
3ヶ月も待たされて、すっかり気持ちが冷めてしまった。
それでも買うなら、一番コンパクトで、一番安いEcho dotなのだけれど、招待メールは機種単位で届くため、Echo dotの購入は不可。
さらに、招待メールの末尾には、「希望殺到により、複数のEcho製品をリクエストした場合、招待するのはひとつだけ」と書かれている。
Echoの招待を見送る(キャンセルする)と、Echo dotのリクエストも消えてしまう?ので、実に悩ましい。
ということになる。
だから、招待メールでの購入期限である3日間、僕は悩み続けた。
期限が残り1日を迎えると…。
こんな督促(?)メールまで届いたので、僕は大いに心が揺れたことを思い出す。
ただ、僕は何とか耐えた。
一番欲しいEcho dotが5,980円なのに、Amazon Echoは11,980円もする。これだけ待たされて、倍近い価格の出費は寛容しにくい。
しかも、購入した後で、「やっぱり、Echo dotの方がよかったなぁ…。」と後悔する可能性もあるから、そうなると二重のダメージだ。
ということで、僕は、断腸の思い(というほどではなかったけれど)で、3日間をやり過ごした。
このキャンセルによって、いったん3種のリクエストが全て破棄されてしまったら、もう一度、Echo dotだけをリクエストすればいい。と思った。
Amazon Echoの購入期限が過ぎた後、再度、販売ページを確認してみると…。
案の定、有効期限が切れていますとの旨が、案内されていた。
仕方ない、ならばもう一度リクエストしておこう、今度は間違えずに、Echo dotだけをリクエストしようと思いながら、Echo dotの販売ページに行ってみると…。
ん?リクエスト受付済になっている。
どうやら、昨年11月に申し込んだEcho dotへのリクエストが、まだ有効になっているようだ。
ここで僕はようやく状況を把握した。
Amazon Echoの招待メールには、「希望殺到により、複数のEcho製品をリクエストした場合、招待するのはひとつだけ」と書かれていたが、それは、1回につきひとつだけ。ということなのか、と。
だから、さらに待ち続けていれば、いつかは、Echo dotの招待も来るのかもしれないと思いつつ、待たされすぎた疲れで、僕はどうでもいい気分になりかけていた。
それから約3週間後…。僕に再びEchoの招待メールが届いた。
しかし、それは、僕が待ち続けていたものとは違うものだった。
Echo Plusの招待メール…。
Plusは、Echoシリーズの最上位で、一番ごつくて一番高いモデル。
その分、高性能なのかもしれないが、僕にとっては全く不要なものだった。
Amazon Echoでさえ見送っているのに、今更Plusを選ぶ理由は全くないので、僕は、華麗にスルーを決意した。
督促メールも無視し、4日間の購入期限が切れた直後、僕に、また、招待メールが届いた。
遂に来た!
Echo dotの招待メールだ!
Amazon Echo Dot (Newモデル)、ブラック
販売ページに「カートに入れる」ボタンが出現。あとは、購入するだけ、となった。
もう悩む必要はない…のだけれど、僕は、逡巡している。
だってそうだろう。
あれだけ長い間、放置プレイを続けていたくせに、いきなり立Plus、dotの招待メールが連続で届くのは、どう考えてもおかしい。
これはもう、「招待制がそろそろ終わる」ことの証ではなかろうか、と思ったからだ。
この推論は、僕の単なる妄想じゃない。
日本より1ヶ月先駆けて、Echoシリーズの招待制販売をとっていたインドでは、この2月から一般販売が始まっている。
ならば、日本だって、在庫が潤沢になれば、いつから一般販売に切り替わったとしても、全く不思議はない。
いきなり招待メールが立て続けに届くようになったのは、その予兆と言えまいか。
ここで焦って購入した途端、Echoシリーズの一般販売が開始され、それにあわせて…。
一般販売記念セール!
などがあるような気がして仕方ないのだ。
招待制が始まった時も、数千円の割引販売を行っているから、その可能性は、十分ある。
奇しくも、これから年度末、新年度で、セールを行うにはもってこいの時期だから、尚更、その疑念は強まる。
ということで、僕は悩んでいる。迷っている。
あれだけ欲しかったガジェットなのだから、そんな、不確かな未来にこだわらず、「欲しいときに買えばいい」だけのことだとは思う。
ただ、あまりにも待ち続けてしまったため、今が「欲しいとき」なのかどうかも、もう、よくわからなくなってしまった。
Echo dotの購入期限まで、あと3日…。
どうにも悩ましい思いが続きそうだ。