いよいよ、サロマ湖100kmウルトラマラソンの日が近づいてきた。
iPhoneのカウントダウンアプリでは、あと30日の表示。
もう、残り1ヶ月を切ってしまったのだ。まだまだ先だと思っていたのに、月日の経つのは本当に早い。
岩本先生の練習帳に基づくスパルタトレーニングは、全く遂行することができず、ちょっと不安が募っているのだけれど、もう、ジタバタしても仕方ない。
今の時点で、僕にできることを、できる限り頑張るだけだ。
そんな僕に、大きな力を与えてくれるのが、この雑誌だった。
ランニングマガジンクリール 2017年 07 月号 [雑誌]
「ランニングマガジン クリール」
月刊「ランナーズ」とともに、僕が6年以上愛読し続けている雑誌だ。
この雑誌では、先月、「ウルトラマラソン攻略のすべて」という特集が組まれ、僕は、大いに刺激をもらったことを思い出す。
あれから1ヶ月。
クリールでは、今月も、ウルトラマラソンランナーに向けての記事を掲載してくれていた。
今回は、サロマが迫っているということもあってか、練習メニューのようなアプローチはなく、主に、メンタル面や、レース直前、レース中の記事が中心。
なんといっても…。
98年のサロマ湖100kmウルトラマラソンを6時間13分33秒(!)で走った世界記録保持者、砂田貴裕さんの寄稿が素晴らしい。
「マラソンは、メンタル7割、実力3割。諦めなければ挽回するチャンスはある」というのが砂田さんの持論で、僕は、その言葉を大きな金言として受け止めている。
100kmのウルトラマラソンになれば、尚更、メンタル面の重要性は高いことを、僕は、ここ5年間のサロマで実感している。
サロマを1ヶ月後に控えた今、砂田さんからの実践的なテクニック記事を読むだけでも、今回のクリールは購入価値があると思う。
この特集では、ウルトラマラソンのトップランナーが、「レース1週間前にやっていること」という記事も参考になった。僕は忘れっぽいたちなので、サロマの1週間前になったら、再び読み返してみたい。
今月号のクリールは、他にも読み応えが満載。
実践的なトレーニング記事は、いつも通りの充実度だし、それに加えて、読み物やニュースなどについても、読み応えが十分だった。
非公認ながら、フルマラソン2時間00分25秒!という驚異的な記録を叩き出した、Breaking2プロジェクトの現地レポート。
初マラソン日本最高記録で名古屋ウィメンズを駆け抜けた新星、安藤友香と、そのコーチのインタビュー。
ボストンマラソンで3位に食い込んだ、大迫傑のコメントも掲載。
どれも非常に興味深く読んだ。
今月は、全日本マラソンランキング発表の月だから、「ランナーズ」に注目が集まりがちになるけれど、いやいや、「クリール」だって負けてないぞ、と思わせる内容。
特に、サロマを目指すランナーには、一読をお勧めしたい。