いやはや驚いた。
年々、このレースの0次予選とも言えるエントリー競争が加速していることは掌握していた。
しかし、まさか、「カテゴリー4」の定員が、スタートから20分でいっぱいになるとは思っていなかったからだ。
別府大分マラソンには出走枠のカテゴリーが4つあり、そのうち、上位3つのカテゴリーは、締切日までにエントリーすれば、必ず出走することができる。
ただ、その出走条件は、僕にとっては、雲の上のようなものだ。
超エリートの「カテゴリー1」は、フルマラソン2時間半以内(!)のタイムが必要で、世界陸上に出走するような選手たちが集うレベル。
「カテゴリー2」はフル2時間55分以内、「カテゴリー3」は、フル2時間59分59秒以内のタイムが必要なので、要は、サブ3ランナーでなければならない。
しかも、ここで要求されるタイムは《グロスタイム》*1なので、実に厳しい。
ただ、そんな厳しい条件をクリアしている超エリートランナーは、焦る必要が全くない。11月下旬(カテ1は12月中旬)まで、じっくり待って、考えて、申し込むことが可能なのである。
しかし、最下層と言えるカテゴリー4、いわゆる「カテ4」だけは、違う。
このカテゴリーへの出走条件は、フル3時間30分以内のタイムとなり、上位3つよりグッと緩まるが、2,200人という定員*2があるのだ。
僕が初めて別大に出走した2014年には、この最下層カテゴリー*3にも定員がなかった。
だから、当時は迷いに迷った末に出走を決めたのだけれど、今は、もう、迷ってなんかいられない。
このカテゴリーは、2015年からは定員制に変わり、その途端、エントリー競争も熾烈を極めることになった。
一昨年、たった1日で定員になってしまったことに驚き、去年も確か同様な状況だったので、今年はさらに厳しいと予想していた。
案の定、エントリーが開始になった一昨日、9月4日の20時ジャストにRUNNETサーバーにアクセスしてみると…。
やっぱりこんな表示になった。
しかし、なぜか、僕の場合、このあと、呆気なく繋がってしまった。この時点では、「意外と今年は応募者が少ないのかも?」と思ったほど。
だから、その後20分で定員という情報を知った時は、驚愕してしまったのだ。
ということで…。
まだ入金こそしていないが、一応僕も出走権は得た。得てしまった。
最近の衰えを考えると、僕は、完走できる気が全くしない。だから、正直見送りも考えていたのだけれど、諦めきれない気分もあった。
一応、4年連続で出場している大会だし、今年のレースでは、大きな借りを残してしまったからだ。
完走こそしたものの「別大的には」タイムアウトという痛恨。
だから来年は、その忘れ物をとりにいかなければいけないという気持ちがある。
ただ、現状のままでは、返り討ちにあって、叩きのめされる可能性大。
もしも出走するのであれば、体調を万全にして、もっと、もっと練習しなければなぁ…。