相変わらずの日々が続いている。
落ち着くまでには、もう少し時間がかかりそうだ。
ただ、今日は、何とか夜明け前に走れたことが、大きな救い。
とりあえず、ランナーで良かった。走ることができて、良かった。
走っている間だけは、辛い気持ちを忘れることができるから。
少しだけ残念なのは、「夜明け前ラン」の大事な相棒である、月が見られない時期であること。
今日の月は、三日月。朝9時過ぎにのぼりはじめて、夜の早い時間には沈んでしまう。
そのため、夜明け前の天空で、月は姿を消している。
折角晴れていたのになぁ。
ただ、空に輝いているのは、月だけじゃない。
沢山の星がある。
今日の夜明け前、天空には、ひときわ輝く星があった。
たぶん、明けの明星だ。
たとえ月が見えなくても、空には、沢山の星たちがある。
僕はそんな星に、ささやかな願いをかけながら走った。
叶ってくれるといいのだけれど。