「月刊ランナーズ」を購読し始めてから、7年目になる。
走ることが好きになって以来、ほどなく定期購読するようになったので、僕のランニングライフには欠かせない雑誌となっている。
ただ、最近は、色々と忙しく、読み切れずに本棚行きになってしまうことが多かった。
いつも、まとまった時間ができたらじっくり読もう…と思いつつ、いざ時間がとれると、僕は、「読む」ことよりも「走る」ことを考えてしまうため、なかなか読み切れなかったのだ。
ところが、今回の最新号を手にとってみると、興味を惹く特集が目白押しだったため、すぐに読まずにいられなかった。
まず、何と言っても…。
メイン特集のこれ。
僕は、ずっと、フルマラソン3時間半切り(サブ3.5)という記録にこだわっているからだ。
おととし辺りまでは、毎回クリアしていたのだけれど、最近は加齢のせいもあって、実に苦しんでいる。
だから、こういった特集を参考に、色々と学んでいこうと思った。
特集では、東京マラソン&京都マラソンで「3時間30分切り」を達成したランナーたちに、その「秘訣」が尋ねられていた。
年代別にまとめられていて、40代ランナーのコメントが多数。これも非常に参考になったが、僕は、もう50歳を超えているので…。
この秘訣が参考になった。
40代より圧倒的に少ない掲載量だったが、数々の貴重な意見が紹介されていて、とても参考になった。
これだけじゃない。
たった2名ではあったけれど、60代でサブ3.5を達成した人の秘訣もあった。素晴らしい。
こういった秘訣を読んでみると、僕は全く努力が足らない。今後もサブ3.5にこだわりたいならば、まだまだ頑張らなければなぁ…と思った。
そして。
OVER50にとっては、もうひとつ、気になる特集がひとつ。
50歳を過ぎたら、「痛み」は突然やってくる!だから、筋トレは必須という内容。
僕は、これまで全く筋トレを行ってきておらず、かつ、ランニングイベントなどでは、「フォームが悪い」と指摘されることがしばしばあった。
今更治らないと諦めて、割り切っていたのだけれど、それではいけないと身につまされる特集になっていた。
このバランスチェックでは、全て不合格orz
今後、痛みが突然襲ってくるのも怖いので、この特集での改善策を読み込んで、しっかり筋トレしなければなぁ…と思った。
連載企画の【TOP RUNNERの週間健康「ランニング」日記】。
今月号は、僕が心から敬服する岩本能史先生(と奥様)の日記だったので、これも読み耽った。
岩本先生の紹介欄に(50歳)という年齢表記があり、感慨深くなった。先生も、50歳なのかぁ…。
でも、日記を読むと、そんな年齢であることは全く感じさせず、バリバリの現役。奥さんとともに、本当に素晴らしいランニング生活を送っている。
今月号の「ランナーズ」は、本当に読み応え十分で、それは、広告面も同様だった。
北海道マラソンを皮切りにした、来シーズンのレース広告が、多数掲載されているからだ。
今回、特に印象的だったのが、10月29日(日)開催のレースが多いこと。ランナーズ掲載の広告だけでも、なんと4レースが集中している。
横浜マラソン。
水戸黄門漫遊マラソン。
金沢マラソン。
富山マラソン。
何もこんなに同じ日に集中させなくても…と思うが、10月~11月は、マラソンシーズン真っ盛りだけに、週をずらしたところで、今度は他の大きなレースと重なってしまうのだろう。
いやはや実に迷うが、そんなに迷っている暇はない。どのレースも、4月にはエントリーが開始されてしまうからだ。
さらに、最近の過熱傾向から考えると、あっという間に定員になってしまう可能性が高く、エントリー合戦には、じっくりと戦略を立てて臨む必要がある。
来季のマラソンシーズンは、もう、すでに始まっているのだ。
「ランナーズ」を読めば、そういった季節感も意識できるので、やっぱり本棚に眠らせるんじゃなく、リアルタイムに読んでいかなければなぁ…と思った。
ランナーズ 2017年 05 月号 [雑誌]