昨日は、ちょっとヘトヘトの1日だった。
と言っても、仕事ではなく*1、「大阪マラソン」の市民エントリー枠争奪戦に伴うものだ。
昨日の、日中たった1時間程度の格闘だったけれど、一晩経ってもその敗北感が薄れないため、いつものように、ブログを書いて気を紛らわせることにしよう。
まずは、僕がその戦いに挑んだ環境からのご説明を。
格安SIMオンリーで、端末6台~を並行運用
モバイル端末における、僕の通信手段は、1年前から一新した。
不当に高いキャリア経由での契約とおさらばし、MVNO、いわゆる格安SIM契約に移行したのだ。
運用SIMは3枚。iPhone、iPad Air 2にはそのままSIMを挿し、もうひとつのSIMをモバイルルーターへ。そこに、Galaxy Note 2やMiix 2 8、Kindle Fireなど、さまざまな端末を繋いで使っている。
今月からは、通話用SIMで運用しているBlackBerry Classicもぶらさげているが、それでも快適だ。
僕が持っている端末は、どれもこれもSIMフリーなので、こういった運用が可能。
通信費用が激安に!速度も「ほぼ」満足
通信費用は、移行前に比べて、1/3以下になった。
何しろ、6台以上のスマホで使って、5,000円もかかっていないのだから、申し分ない。格安SIM、万歳だ。
これまで、いかに、携帯会社にぼったくられていた多大な料金を支払っていたかということが、よくわかった。
接続スピード全般は、移行前に比べて、やや遅くなった気がするものの、僕の日常生活で使う限りは、「ほぼ」問題ない。
モバイル端末で、多くの動画を見たり、オンラインゲームなどをする人にとっては、容量面や速度面で満足できない可能性もあると思う。
ただ、僕はそういったものとは無縁で、モバイル端末では、もっぱら、Webサイトの閲覧やSNS、メールなどが中心なので、6台の並行運用だろうが、10Gのファミリープランで十分収まるのだ。
しかし…。そんな快適な格安SIMにも、ひとつだけ弱点があった。
平日昼は繋がりにくい!
平日の日中。これが最大の泣き所だ。
普通の会社員にとって、いわゆる昼休みにあたるこの時間は、極端に接続速度が落ちてしまうのである。
それは、僕が使っているIIJ mioだけの現象ではなく、格安系SIMにほぼ共通の弱点であることが、各種調査で実証されている。
IIJmioにおける、日中12時台のスピードは、たった0.42Mbps。
いや、IIJmioだけじゃない。格安SIM業界大手である、OCNモバイルONEや、楽天モバイルも、軒並み、この時間は遅いスピードになっているのだ。
一部、速度の出ている会社もあるけれど、他社よりも料金が高かったり、他の制約などのトラップがあったりする。
それに…。
たとえ今は速度が出ていても、今後、ユーザー集中に伴いスピードダウンする可能性も高い。mineoだって、サービス開始直後は、昼休みも早かった筈。だから僕は、それだけの理由で、使い慣れたIIJ mioから移行する気にはなれなかった。
何しろ、IIJmioは、格安SIM業界の老舗であり、サポート面にも信頼がおける上、昼休み時間帯を除けば、ほぼ安定して繋がるからだ。
僕は、もっぱら昼食後の休み時間は昼寝にあてているので、スマホを見る習慣がない。だから、全く困らない。
…と思っていた。昨日までは。
ところが、昨日の昼、その思いが大きく揺らいでしまう事件が起きた。
「大阪マラソン」市民アスリート枠のエントリーが、こともあろうに、正午から開始となっていたからだ。
大阪マラソン市民アスリート枠とは…。
大阪マラソン事務局が、独自に算出した年代・性別毎の基準タイムを設置した特別枠で、一般枠に先駆け、先着順で受け付けるもの。
去年は、たった1,000人の枠だったが、今年は2,000人に増枠されている。
その基準タイムは…。
2015年4月1日以降の公認コース記録で、30代男性だとサブ3、40代男性だと3時間15分のタイムが必要。
しかも「グロスタイム」でなければいけないため、かなりハードルが高い。
しかし僕は、無駄に歳をとっているため、3時間25分を満たしていればよく、そう考えると、去年の別大タイム(3時間23分)で満たしている!
ということで、今年、僕はこれに賭けていた。
実を言うと、去年のエントリー合戦にも参戦したのだけれど、去年は昼休みにバタバタしており、うまく臨戦態勢がとれないまま、入力途中で時間切れになってしまった。
だから今年は、万全の体制で臨もうと思っていたのだ。
しかし…。
正午エントリー開始への疑問と不満
なんでエントリーの開始時間が、平日正午なんだ!
…と、僕は叫びたくなった。
多くの社会人ランナーに対する、嫌がらせとしか思えない。昼休み時間帯ではあるものの、個人利用としては、モバイル端末でしかアクセスできない人が多い筈だし、格安SIMユーザーにとっては、前述の通り、最悪の時間帯だ。
エントリー開始時間は、去年も同じだったが、去年、僕は、キャリア契約だったため、とりあえずサーバーには繋がって、最後の確認画面までは到達できた。
ただ、そこに辿り着くまで時間がかかったため、送信ボタンを押したら時間切れとなっていて、泣きたい思いをしたことを思い出す。
だから今年は、下準備だけはしっかり整えて臨むつもりだったのだけれど、いかんせん、前述の通り、回線速度が貧弱なため、大いに不安が募るばかりだった。
しかし、もう、今更焦っても仕方ない。昨日1日だけは、スムーズに繋がるよう祈って、僕はエントリー合戦に臨むことにした。
エントリー開始直前。準備だけは万端だったけれど…。
僕がエントリーに挑んだ端末は、Galaxy Note 2。
この端末は、画面が大きいし、2分割できて、Sペンも使えるので、コピー&ペーストなども楽々。
事前に、マイページでの必要項目は登録済みだったし、当日の入力項目にもすぐに対応できるよう、別画面からのコピペができる形で、準備を整えた。
しかし、いざ、12時になってみると…。
「This website is under heavy load」地獄…。
いったいどれくらい、この文字を見ただろう。
何度リロードさせても、このメッセージが繰り返されるばかりで、泣きたくなった。
「This website is under heavy load」という英文だけは、一生忘れずに暗唱できるんじゃないかと思うぐらい、見た。
何十回に1回ぐらい、エントリー画面の入り口が出てきたが、そこでクリックすると、また、この画面。
さらには…。
こんな画面も出てくるようになった。
「This website is under heavy load」と、いった違いがあるのかよくわからないけれど、とにかく、「繋がらない」ということだけは確かだった。
そして終了…orz
結局、昼休みの時間はあえなく終わり、ただ、ひたすら繋がらないだけで、僕の戦いは終わってしまった。
帰宅後、マイページを確認してみると…。
当然のことながら定員に達しており、僕は大きな溜息をついた。
今年も激戦だったことは間違いないから、どうやってもダメだったかもしれないと、いったんは納得した。
しかし、その後、Twitterのタイムラインなどで、エントリー時間帯の状況を追い、僕は愕然とする。
反省と教訓。でも、来年は生かせないかも…。
なんと、13時過ぎから、急に回線がサクサク動いて、エントリーできた!という声が沢山上がっていたのだ。
なんと言うことだろう。僕は目眩が止まらなかった。
13時を過ぎれば、僕と同様、昼休みの終わる会社が多いのだろうし、また、モバイル環境も繋がりやすくなる筈。
だから、その時点まで「枠」が残っていれば、エントリーできたとしても不思議ではなかった。
あぁ、こんなことなら、何とか休暇をとってでも、家の回線でアクセスするべきだったなぁ…。それだったら、今年は絶対にエントリーできたのに。
痛恨だ。痛恨過ぎて泣けてくる。
大阪マラソンは、まだ一般枠エントリーが残っているが、これが僕には大きな鬼門。
スタート以来6年間、僕は、外れ続けていて、全く当たる気がしない。だから、今年は、市民アスリート枠で、出走を確定しておきたかったのになぁ…。
この教訓は来年のアスリート枠エントリー時に生かして…と、思うのだけれど、来年この枠に申し込むためには、2016年4月1日以降、3時間25分のタイムが必要となる筈で、現状、僕にはそのタイムがない。
そして、スピードの衰えを感じている今、もう、そんなタイムを出せる自信もない。
だから、今年が最後のチャンスだったと思うのに…。
あぁ。
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*1:仕事は仕事で、とっても疲れたのだけれど、それはまた別の話。