餃子ランナーは電子機器の夢を見るか?

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「INFOBAR xv」発表!であらためて実感した、初代ICHIMATSUモデルの至高

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INFOBAR。

その名前は、僕にとって、特別な響きを持つ。僕のガジェット歴において、もっとも長く使い続けた端末の名前だからだ。

僕は、このブログで、何度も、その思い出を振り返っている。

だから、今回の《復活》ニュースについても、当然、ちょっと興奮した。

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au Design project|

 au Design projectでは、特設ページも開設されている。

今回は、INFOBAR誕生15周年ということで、かなり気合の入った記念モデルになるようだ。

僕は、その15年の内、8年間も使い続けた、初代INFOBARのヘビーユーザー。

初代モデルの通信規格である、CDMA 1Xが停波とならなかったら、今だって使い続けていたかもしれない。

そう思うぐらい、僕は初代モデルに痺れていたのだ。

INFOBARが世に出た2003年当時、そのデザインは、あまりにも斬新で、画期的で、そして、実用的にも秀抜だった。

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今でも保存しているパンフレットを見るたびに、僕は、あの時の興奮が甦る。

ただ…そんな興奮とともに、切なさを少しだけ感じた。

INFOBARは、どんな世代であっても、常にいくつかのカラーリングで展開されたが、いつも主役は、NISHIKIGOIだった。

それは、パンフレットにおいても同様。

もちろん、NISHIKIGOIのインパクトは認めるし、看板だとも思う。

しかし、僕は、断然こちらの方が格好いいと思っていた。

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ICHIMATSUだ。

INFOBAR独特のタイルキーは、まさに《市松》模様を彷彿させたし、黒と白、という色合いも、実に渋い。

NISHIKIGOIとの比較でも目立ったし、黒と白のICHIMATSUがあってこそ、NISHIKIGOIも輝くと思ったのだけれど…。

なぜか、後継モデルのINFOBAR2では、ラインナップから消滅してしまう。衝撃だった。

ただ、僕にとっては、それで好都合だったのかもしれない。

僕は、初代のクールで斬新なデザインに惚れ込んでいたから、その劣化コピー版のようにも見えるINFOBAR2に、どうにも馴染めずにいたからだ。

僕は、初代からの大幅な性能アップに、少しだけ心が揺らぎながらも…。

見送り。

ICHIMATUが出なかったことで、簡単に諦めがついてよかった。

その後、個人的には、断じてINFOBARと認めたくないA01モデルが登場。僕は、INFOBARもこれで終わりか、と思った。

しかし…。

あまりにもクレームが多かった(?)のか、原点回帰とも思えるデザインのC01が登場。

しかも、待望のICHIMATSUも復活したことで、大いに心がぐらついたことを思い出す。

ただ、初代の、完璧な市松模様を愛し続けた僕にとって、C01のデザインは、大きな落差があると感じたので、やっぱり見送り。

そして。

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今回の記念モデル。

AndroidスマートフォンになってしまったA01やC01と異なり、フィーチャーフォン。

ということで、これは初代からの正当な後継機と言っていいと思う。

電話メインで使うのであれば、きっと使いやすい端末になる筈だ。

ただ…。

個人的には、やっぱり見送りだ。

デザイン性は、INFOBAR 2を踏襲しており、僕には新鮮さを感じない。

しかも、今回も、お約束のように、NISHIKIGOIが主役であり、ICHIMATSUは…存在しなかった。

一見すると、ICHIMATSUっぽい端末があったのだけれど、よく見ると色味が異なっており、それは、「NASUKON」というものだった。

茄子紺…。

悪くはないと思うが、どうにもこうにも地味に思える。

こんなものを出すなら、ICHIMATSUを復活させればいいのになぁと、思った。

が、僕は、その一方で納得もしていた。

NISHIKIGOIとICHIMATSUには、大きなスタンスの違いがあることに気がついたからだ。

観賞用として改良された特殊な魚、錦鯉にさまざまな色合いがあるように、NISHIKIGOIは、華やかで変幻自在なデザインを作れる。

だから、どんなモデルになっても、目立って主役を張れる。

しかし、市松は、違う。四角四面で、筋が一本通った、頑なさを持っているのだ。

初代のICHIMATSUデザインでは、それが存分に発揮されていた。

使いやすいタイルキーを含めて、その市松っぷりが完璧すぎるため、そのデザインを超えることは困難。

もし、今回のデザインでICHIMATSUがあったとしても、きっと違和感があったと思うし、僕は、初代とのイメージ乖離に悩み、そして断念していた気がする。

だから、すっぱり割り切れて、却って良かった。

あぁ、初代の筐体そのままに、「今、普通に使える」ICHIMATSUデザインのINFOBARが発売されるのなら、今すぐにでも購入したいのだけれどなぁ…。

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今でもしっかり稼働する、僕の愛しき初代INFOBAR。

通信機器としては全く使えないが、カレンダーや時計としてなら、十分に利用できる。

アラームタイマーも使えるので、昼寝用の目覚まし時計などに使おうか検討中。 

 

 


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