餃子ランナーは電子機器の夢を見るか?

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「BlackBerry KEY2」発表!に抱く複雑な心境

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気にならない、と言えば嘘になる。

BlackBerryは、僕が最も愛してきた端末で、その最新機種の発表なのだ。どう考えても心は揺れる。

しかも…。

1年前に購入したBlackBerry KEYoneからの後継、正当な進化版となれば、注目せずにいられるものか。

日本での正式な発売日などは明確になっていないけれど、近々の発売は明白。

日本版BlackBerryの正規販売代理店であるFOXのWebサイトでは、既に、こんなスペシャルページも開設されているからだ。

f:id:ICHIZO:20180609041141j:plain

BlackBerry|2018 KEY2 SPECIAL SITE FOX.INC JAPAN.

いやぁ、格好いいではないか。

個人的に大きなポイントだと思うのは、キーボード部分の改良。KEYoneより約20%大きくなったとのこと。

触っていないので断言はできないけれど、発表された画像を見る限り、9900からClassicの流れを汲む「かっちりとした」造りに見える。

KEYoneのキーボードは、ちょっと小さく、「おもちゃ感」もあったので、それが改良されたというのは、非常に好ましい。

しかも…。

今回、新たに加わった「スピードキー」が、実に魅力的。

f:id:ICHIZO:20180609043952j:plain

このキーだ。

改良されたQwertyキー群の、右下部に装備されている。

このキーを使うと、BB端末の大きな魅力である、キーボードショートカット機能*1が、さらに、効果的に有効に使えるようになるようだ。

これまでのBB端末では、ホーム画面時にしか、その機能を有効にできなかったけれど、BlackBerry KEY2では、このスピードキーと対象キーのボタンを押すことで、他アプリの起動中でも、任意のアプリを起動することができる。

この動画では、そんなキーボードの魅力が、溢れんばかりに詰め込まれている。

KEYone同様、QWERTY物理キーボードとタッチパネル機能の両立、スペースキーによる指紋認証機能を搭載。

さらに、スピードキーも加わって、極上の使い勝手に見える。眺めているだけで購入意欲が沸き上がってくる動画だ。

そして。

KEY2では、近年のBB端末において大きな欠陥となっていた、「日本語入力」問題が解決しているという情報に、心が躍った。

BBの最大の魅力は、物理キーである筈。

しかし、ClassicやKEYoneでは、日本語入力があまりにもダメすぎたため、僕は、いつしかBBでメールやテキストなどを使うことが殆どなくなっていた。

使うたびにイライラするので、それならば、iPhoneでタッチ入力した方がマシ、という状況になっていた。

しかし、KEY2は、日本語の文字変換アプリが導入されているため、快適な日本語入力ができるというのだ。

いやぁ、素晴らしい!これは、買うしかない!と、心が踊った。

が…。

FOXのWebサイトで、情報の詳細を目にした時、そんな僕の気分は、奈落に落とされた。

KEYone以前のモデルは、日本語入力・変換が最適化されておらず、ウィークポイントとなっていました。今回の「BlackBerry(R)KEY2」は、文字入力変換アプリSimejiの機能が、KEY2に最適化された状態でプリインストールされており、日本語入力・変換が可能になりました。

えっ、Simeji…?

僕は、目を疑った。嘘だろ。

日本語入力変換アプリが導入されるというのはとても好ましいけれど、なんで、それがSimejiなんだ。嘘だろ。嘘だと言ってくれ。

まぁ、よくよく考えてみれば、KEY2にSimejiが搭載されることについては、ある意味、自然な流れとも言える。

BlackBerryは、今や、中国TCL社の製品。だから、母国BaiduのSimejiを搭載するのは当然、ということなのだろう。

KEY2は、デザインだけ見れば、旧来の、栄光のBBを彷彿させるけれど、かつてのBlackBerryとは「似て非なるもの」だと考えなければいけないのだ。

ただ…。

BlackBerryは、そのセキュリティ性が大きなポイントだった筈で、KEY2の紹介においても、「進化し続ける強固なセキュリティ」などと謳われている。

しかし、どんなに強固なセキュリティ性を訴えられても、Simejiがプリインストールされているなどと言われては台無しだ。

この事件を覚えている人は多い筈だし、僕は、未だに「バグ」という説明に納得できていない。

だから、こと、Simejiという言葉だけで嫌悪感を覚えてしまうし、なぜ、それがよりにもよって、セキュリティが売りの筈のBBにインストールされるんだという思いで切なくなる。

もちろん、そんなことが気にならない人も多いのだろうけれど、僕はどうにも二の足を踏む。

ということで、僕の購入意欲は大きく減退。

例えば、Simejiをアンインストールできて、他の文字入力変換アプリを入れても、快適に変換できるような仕様になっていればいいのだけれど、それがはっきりするまでは、ちょっと手を出しにくい。

ということで、KEY2については、もう少し様子を見ることにしようと思う。

 

*1:ひとつのキーごとに、クリックや長押しのアクションで、アプリの起動など割り当てることが出来る機能


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