雨の土曜日。
僕は、結局シャワーランを断念し、休息をとることにした。
最近は、村上春樹のエッセイにハマりまくっているため、日がな、読書をしながら過ごしていたのだけれど、夕方になると、ちょっと身体が疼いてきた。
相変わらず雨は降りしきっていたが、やおら重い腰を上げて、僕はここに向かった。
エニタイムフィットネスだ。
僕は、平日、ほぼ毎日ここを利用しているのだけれど、最近は、マシンを全く使っていなかった。
単に、夜明けラン後の《シャワールーム》として、利用していたのである。
平日の夜明けランで、フィニッシュ地点として設定し、シャワーを浴びて帰宅するというパターン。
早朝ならばガラガラだし、どんなに汗をかいても、すっきり自宅に戻れるので、実に快適。ラン後の気分転換にもなる。
最高のエニタイムシャワールームなのだ。
しかし、よく考えれば（考えなくてもｗ）ここは、本来、ジム施設の筈。
僕も、以前の雨の日は、もっぱらここのトレッドミル（ランニングマシン）で走っていた。
こんなエントリーだって書いている。
それをすっかり忘れているのだから、情けない。歳はとりたくないものだ。
ということで、僕は、エニタイムに入店したのだけれど、着替えの際、ハタと、あることに気がついて、愕然とした。
Bluetoothのトランスミッターを、家に忘れてきてしまったのである。
ジムで走るのは久しぶりだったこともあり、僕は、全く失念してしまっていた。
トランスミッターの素晴らしさについては、以前のエントリーで詳しく紹介させていただいたことがある。
こんな感じで、Bluetoothトランスミッターをトレッドミルのヘッドホンジャックに繋いで、Bluetoothヘッドホンとペアリングすれば…。
何の問題もなく、テレビの音がヘッドホンから流れてくる。
当時、僕は違うジムに所属していたが、エニタイムに変わっても、この作戦はもちろん有効。
走りながらTVを見る際、ケーブルの煩わしさから解放されるので、本当に快適だったのだ。
あぁぁ、今回は、それができないのかぁ。僕は思わず、心の中で嘆いた。
一瞬、家に戻って取ってこようかと思ったが、止めた。雨の中を往復するのは、どうにも気が重かったからだ。
仕方ない。今日は、テレビを見るのは諦めて、iPhoneで音楽でも聞き流しながら走るか…。
そう思いながら、トレッドミルのマシンに乗ってみて、驚いた。
ディスプレイに、こんな表示が出てきたからだ。
以下の[設定]メニューでBluetooth対応ヘッドホンと心拍数ストラップを接続します
なんと！
Bluetoothヘッドホンに対応するようになったのか！
この時、僕は、感激と驚愕で写真を撮り忘れてしまったが、間違いなかった。
どうやら、トレッドミルに誰かが乗ると、このような表示が出るような仕組みになっているようだ。
ということで、僕は、トレーニング終了後、覚書用にそれを撮影してみた。
感激の画面は、こんな感じで、トレッドミルマシン前面のディスプレイに表示される。
[設定に移動]をタッチ。
設定画面で、Bluetoothヘッドホン、もしくは心拍計をスキャンする仕組みになっており、ここで、ヘッドホンのアイコンをタッチ。
あとは、Bluetoothヘッドホン側をペアリングモードにして、ほどなくすると…。
繋がった！
ということで、僕は、ニュースなどを見ながら、走り始めた。
ケーブルの煩わしさがなく、しかも、Bluetoothトランスミッターも不要で、テレビの音が聞けるのは、最高に快適だ。
トレッドミルマシンの外見は、以前と変わっていなかったのだけれど、いつの間にか、こんなアップデートがなされていたとは。驚いた。
エニタイムフィットネスのトレッドミルマシンは、店舗によって若干ばらつきがあり、「全国どの店舗でも」Bluetooth対応しているわけではないと思う。
僕が使っている店舗でも、トレッドミルでは対応していたが、カーディオマシンでは非対応だった。
ただ、今後は導入が進んでいくと思うし、もっと便利になっていく可能性もある。大いに期待だ。
いやぁ、たまには、ジムでも走ってみなければなぁ…と思った。
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