ThinkPad誕生25周年記念モデルの「ThinkPad 25」が、遂に発表された。
今回の記念モデルは、歴代の記念モデルと比べても、かなり「そそる」内容になっている。
過去の記念モデルが、「オリジナル塗装」「記念ロゴ」や、記念グッズなどの付属品で差別化しているのに対して、今回は筐体そのものに大きな変更がなされているからだ。
歴代ThinkPadへのオマージュがモチーフになっているようで…。
それは、7列のキーボード配列(かつバックライト付に進化)であったり、青色のエンターキーやサブキーへの青色の印字などです。ThinkPad 25のThinkPadロゴは当時の配色で、特別な梱包箱にいれてお届けします。
7列キーボードの復活!
僕は、そもそもThinkPadのキーボードが6列になってしまったことに納得できていないため、これを期に「完全復活」して欲しいと思っている。
しかし、それはきっと実現しないだろうから、この記念モデルには価値がある。
加えて、パームレストにある「ThinkPad」ロゴのカラーリングに感激。あの、懐かしい配色を再現し、「Pad」となっているからだ。
できれば、かつてのように…
「IBM」
ロゴが搭載されていれば申し分なかったのだけれど、流石にそれは無理だったようだ。
ということで、この2点だけでも十分価値があると思ったが、さらに…。
ThinkPad誕生の地である日本のお客様には、ウルトラスエード®製のスペシャルソフトインナーケースを同梱してお届けいたします。(中略)今回、ThinkPad 25のために特別調色した生地を裏表両面に使用し、高級感のある ケースに仕上げました。
いやはやこれは魅力的。持ち歩くだけでワクワクしそうだ。
価格も、思っていたほど高くなかった。
レノボの公式Webサイトでは、税込193,890円。限定オリジナルモデルとなれば、軽く20万は突破すると思っていたので、決して、手の届かない金額ではない。
Lenovo ThinkPad 25周年モデル ThinkPad 25 20K70003JP スペシャルソフトインナーケース付き
- 出版社/メーカー: Lenovo
- 発売日: 2017/10/06
- メディア: Personal Computers
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Amazonなどでも(マーケットプレイス扱いだが)同価格で予約受付中。
ということで、かつて、ThinkPadを愛し続けてきた僕としては、買っておくしかない!と思ったのだけれど、大いにためらう理由が、ひとつだけあった。
ThinkPad 25は日本を含む11の国・地域で販売されるが、日本向けのみ特別に「日本語キーボード」を搭載する。(中略)「日本国内でUS配列キーボードをCRU(ユーザー交換対応部品)として単品提供する予定はない」(関係者)。
レトロな「ThinkPad 25」ついに登場 日本独自の特典込みで17万9500円(税別) - ITmedia PC USER
日本語キーボード…。
僕は、もう十年来、デスクトップでもノートPCでも、英語(US配列)キーボードをこよなく愛用している。
会社でPCなどでは、仕方なく日本語キーボードを使っているが、ThinkPadの記念モデルとなれば、やっぱり英語キーボードで使いたい。
しかし、日本発売版の記念モデルには、英語キーボードモデルがないだけではなく、単品提供もされないのだ。残念すぎる。
ということで、僕は、この理由だけで大いにためらっている。
海外版を輸入して買う、と言う手はあるが、そうすると、保証が効かなくなってしまう上に、日本独自の特典(前述のインナーケース)も付属しないから、割に合わない気がするし…。
うーん。