おぉ!
僕は、この暖簾を見て、雄叫びを上げそうになった。
そう、僕は「りょう華」で餃子を食べたあと、再び、「名前のない餃子屋」前に寄ってみることにしたのだ。
食べログによる、この店の営業時間案内に《1人でやっているので開店時間通りに開かないこともあります。》と書かれていたため、もしかして…と思ったからだが、大正解だった。
ということで、喜び勇んで、入店。
メニューは、餃子のみ。
名前のない「餃子屋」なのだから、当然だ。
僕は、豚汁がついてくる餃子定食に心惹かれたけれど、やはり餃子にこだわりたかったので、焼餃子と水餃子を各1人前注文。
店内は、カウンター8席だけ。
ママさんが、1人で何から何まで行うので、色々と時間がかかる。しかし、ランチタイムの来店客は常連が多いようで、全くそれを気にしていない。
ママさんにできるだけ協力できるようにと、皿の片付けや台ふきなども、客自身が行っている。そんな雰囲気がとてもいい。
僕は、餃子が焼き上がるまでの間、店内に飾られていたサインなどを眺めていた。
この時は、誰のサインだかよくわからなかったのだけれど、あとで調べてみると、勝俣州和やリリーフランキーのサインだったようだ。
ほどなくすると…。
焼餃子が来たーーっ!
美味しさが伝わってくるような焼き色。ちょっと焦げ気味のところもあるけれど、僕は、よく焼けている方が好きなので、十分許容範囲。
一口囓ってみると…。
うぉぉー。美味しい!
小ぶりながらも、パンパンに具が詰まっている。ニラがたっぷり入った肉餃子。
肉汁もたっぷり含まれていて、実にジューシー。いやはやこれはたまらない。
しっかりと焼かれていた皮のカリカリ感も絶妙で、味わい深い餃子だと感じた。
ご飯のおかずにも最高だし、間違いなくビールに合う。
僕は、そういったコラボレーションも楽しみたくなったので、この時点で再訪を決めた。
水餃子も到着!
焼餃子と具は同じ。しかし、味わいは結構異なる。皮は少し柔らかめになっているのだけれど、もちもち感が十分に引き出されている。
溢れんばかりに詰まった、ジューシーな具が、とにかく最高だ。
僕は、「諦めないで良かった。戻ってきて良かった」と、心で思うとともに、2軒めじゃなければなぁ…という思いも、ちょっとこみ上げてきた。
本当は、もう1皿ずつぐらい食べたかったのだけれど、胃の具合と相談すると、断念せざるを得なかったからだ*1。
でも、それでいい。
素晴らしい店であることはわかったので、次回の楽しみを残しておこう。
営業時間の制限が非常に厳しい店だけれど、それを克服して訪れる価値は十分にある。
今度行くなら、夜。ビールとともに絶品餃子を堪能したい。
*1:無理すれば食べられないことはなかったと思うけれど、この日は、その後、ランニングの予定だったため、胃がパンパンだと走れなくなってしまう。