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餃子ランナーは電子機器の夢を見るか?

ランと餃子とデジタルガジェット。ときどき、映画や雑誌の話。言いたいことを言い捨てるブログ。

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ケイト・ブランシェット&ルーニー・マーラの静かな美に酔った「キャロル」

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スティーブ・ジョブズ」の超圧倒的言語劇から、30分後。
僕は、このスクリーンの扉を開いた。

「キャロル」だ。
ただ、正直に告白すると、これは「スティーブ・ジョブズ」以上に見る予定がなかった。評判の高い作品であることはわかっていたけれど、どうにも内容が暗くて重たそうで、あまり僕の好きなテーマではなかったからだ。
しかし、Twitter上で、僕が常日頃から敬服している映画通の方が、この作品を推薦。「暗い話ではない。静かで端正な中に、力強さがある」というコメントもいただいたので、期待を持って鑑賞に臨むことにした。
そして。やっぱり見に行って良かった!
スティーブ・ジョブズ」の言語劇が、あまりにも圧倒的だったため、それから30分で頭を切り換えられるか心配だったのだけれど、意外にも僕は、すぐに物語世界へのめり込んでいた。
舞台は、1950年代のアメリカ。クラシカルな雰囲気が漂う雰囲気の中。冒頭から登場するケイト・ブランシェット、そして、ルーニー・マーラの美しさに、僕はたちまち引き込まれてしまった。
メインテーマは、女性同士の恋愛。
時代背景を考えても、許されるはずのない愛だ。このテーマを知った時から、僕は、ちょっと重苦しくなりそうで、敬遠するつもりだった。しかし、この難しいテーマを、ふたりの女優が見事に描ききっている。
全篇を通して感じたのが、「目」の演技の凄さ。言葉は少なくとも、表情で、目で、その感情がぐいぐい伝わってくる。
ハリウッドきっての名女優である、ケイト・ブランシェットが凄いのはもちろんのこと、ルーニー・マーラの演技が、それに負けていない。
ケイト・ブランシェットは、この作品で今年のオスカー主演女優賞にノミネートされ、ルーニー・マーラは助演女優賞でのノミネートとなった。
前述映画通の方が「ルーニー・マーラが(主演でなく)助演女優賞でノミネートされたのは残念」と仰っていたが、それも納得。
おそらく、賞狙いの戦略上(?)振り分けられてしまったのだろうと思うけれど、ルーニー・マーラも主演であることは間違いないし、受賞してもおかしくない演技だったと思うので、確かに残念な気がした。
この日は、僅か数時間の間に、対照的な作品を見たのだけれど、どちらにも共通しているのは、主演俳優の力強さ。
強烈な「スティーブ・ジョブズ」と、静謐な「キャロル」。
どちらもオススメだ。


映画『キャロル』公式サイト:


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