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老優たちの名演に心が和んだ「ニューヨーク 眺めのいい部屋売ります」

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先週末の土曜日。
僕は、新宿の映画館、シネマカリテに赴いた。公開初日、初回でこの映画を見るためだ。
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「ニューヨーク 眺めのいい部屋売ります」
初めてこの映画の情報記事を目にした時、僕は、その邦題だけで興味を惹かれた。NY好きにはたまらないタイトルだと思う。
原題は「5 Flights Up」なのだけれど、このタイトルだったら、見逃していたかもしれない。原題のままだと、ちょっとわかりにくいので、この邦題のつけ方は巧いと思う。
ニューヨークをテーマにした映画である上に、名優モーガン・フリーマンと、ダイアン・キートンが老夫婦役で競演。ストーリーはどうあれ、面白いに決まっている。
ということで、公開初日を、指折り数えて待っていたのだ。
僕と同じ心境の人が結構多かったらしく、まだ、上映まで30分近くを残して…。
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すでに完売。
この告知は、もちろんチケット完売の告知だが、なんだか、ニューヨークの眺めのいい部屋が完売してしまったようにも見えるw
映画のストーリーは、実にシンプル。

夫婦生活40年。住み慣れた最上階の部屋の唯一の欠点は、エレベーターがないこと。売るべきか?売らざるべきか?ふたりと愛犬ドロシーの最低で最高の週末が始まる。

公式サイトの紹介文。
ただこの文面だけを読むと、「この内容で映画が1本できるのか?」と思ってしまう。できたとしても、退屈な内容になるのではないかという心配もよぎる。
しかし、そういった心配を吹き飛ばしてくれるのが、素晴らしき老優たち。フリーマンとキートンの底力だ。
メインのストーリーは、本当に、「住み慣れた家を売ろうとしている老夫婦の物語」なのだけれど、それに、飼い犬に起きたトラブルと、家の近所で発生した事件が絡み、絶妙の展開で進んでいく。
ところどころに挟み込まれる回想シーンがこれまたいい。老夫婦が出会った頃。そして今。40年間の重みがダテじゃないことを感じさせてくれる。
そしてもちろん、ニューヨークの景色もいい。
あんなところに住んで、毎日、あんな素晴らしい情景を眺められたら、本当に素敵だろうなぁと痺れる。あぁ、また、NYに行きたくなってしまった。
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シネマカリテの劇場内に設置されていたパネル。
映画を見終わったあと、僕はこのパネルで、しばし余韻に浸ってしまった。決して大作ではないけれど、見終わったあとに心が和む素敵な作品。
モーガン・フリーマン、ダイアン・キートン、そしてニューヨークが好きな人たちだったら、きっと至福の時間が過ごせると思う。

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