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小鷹信光氏の凄さ。それに応えたミステリマガジン誌の素晴らしさ。

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昨晩。書店でこの表紙を見た時、僕は唸った。


ミステリマガジン 2016年 03 月号 [雑誌]

表紙に大きく小鷹信光氏の写真。そして、大きく追悼特集が組まれていたからだ。
ミステリマガジン誌にとって、小鷹信光氏の存在が非常に大きなものであることはわかっていたから、もちろん、追悼特集が組まれるとは思っていた。
しかし、まさかここまでとは思っていなかったので、僕は大いに驚いた。
前号掲載の予告によれば、今回のミステリマガジンでは、「007に愛をこめて」というスパイ特集が大々的に掲載される筈だった。
しかし、小鷹氏の逝去を受け、同誌は、特集内容を全面的に変更。全てが追悼特集に差し替えられた。
急遽の変更であるにも関わらず、その内容は圧巻。雑誌内雑誌の「小鷹信光ミステリマガジン」含め、まるで小鷹氏が編集しているかのような、見事な構成になっている。
小鷹信光氏が逝去されてしまったのは、昨年12月8日。
次号企画の構成も、結構進んでいた筈で、それを考えると凄い。
ミステリマガジンの刊行形態が、昨年から隔月刊行に変わったからこそ、間に合ったとも言えるけれど、編集部の決断に拍手だ。
昨年12月12日。小鷹氏が逝去された4日後のエントリーで、僕は、このように書いている。

ミステリマガジンの次号には、「小鷹信光ミステリマガジン」の第三号も併録される筈なのだけれど、悲しいことに、その誌面では、小鷹氏の編集後記を読むことはできないのだ。あぁ。
切なさがこみ上げた「小鷹信光ミステリマガジン」編集後記 - 言い捨ての小部屋:

しかし。これは大いなる誤解だった。

今回、第3号の「小鷹信光ミステリマガジン」には…。


各種コンテンツとともに、小鷹氏の編集後記も掲載されている。
間に合ったのだ!
登山になぞらえたその内容は、今読むと、涙なくしては読めない。口述筆記であることを考えても、相当に苦しい状態での後記だったろうと思う。でも、間に合った。いや、間に合わせたのだ。きっと。
これをやり遂げるまでは絶対に死ねない。そんな思いが僕には伝わってきて、胸が熱くなった。なんという、素晴らしいプロ根性だろう。
結果、この編集後記が、小鷹氏の「遺稿」となった。
もともと、この「小鷹信光ミステリマガジン」は、今号の3号で完結予定。
小鷹氏は、それをきっちり仕上げ、ラストでは、ミステリマガジン誌全てを小鷹信光色に染めてしまった。
「ミステリマガジン」は、小鷹信光氏の追悼特集であるから、もちろん、小鷹氏本人は編集できないのだけれど、しかし、全てを氏がプロデュースしているかのような、錯覚さえ覚えてしまった。
これは、永年、小鷹信光氏と信頼のタッグを組んできたミステリマガジンだからこそできた、渾身の企画だろうとも思う。きっと、小鷹氏も天国で喜んでいる筈だ。
あらためて、合掌。

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