荒川河川敷は、大好きなランニングコースのひとつ。
信号のない広い道は、ストイックなランに専念できるし、ランナーたちも多くて、励みになる。
僕は、もっぱら、赤羽から下流方面に向かって走るのが常。
途中に、ランニングロードを装備した公園もあるし、スカイツリーなども見ることができ、変化を楽しめるからだ。
しかし、先週末は逆。上流方面に向かって走ることにした。
上流方面は、しばらくフラットな道が続くので、ビルドアップ練習などでは使うことがあるが、下流よりも景色が単調なので、ロングランの場合は避けていた。
しかし。
先日パラパラと河川敷マップを眺めていたら、荒川上流に大きな公園があることに気がついた。
秋ヶ瀬公園だ。
実を言うと、僕は、この地図を見るまで、その存在を知らなかったのだけれど、やたら大きな公園で、とても気になった。
秋ヶ瀬公園とは…。
ということで、Webでちょっと調べてみると、やっぱりとてもスケールの大きな公園であることがわかった。
その面積は、なんと100.1haで、東京ドーム21個分!
僕が大好きな光が丘公園は、都内でも有数の大型公園だけれど、それでも60ha止まりなので、この公園の凄さがわかる。
園内施設としては、軟式野球場11面、ソフトボール場6面、サッカー場2面、ラグビー場1面、テニスコート22面を有し、球技場だけでも破格なのに、さらに、バーベキューエリアに加えて、炊飯場がなんと50区画もある!という凄まじさ。
「よし、ここを目指そう!」と僕は心に決めて、土曜の未明に家を出た。
いつもの猫に、いつもの挨拶
僕が目指したのは荒川河川敷、秋ヶ瀬公園だが、その前に、いつも、夜明け前ランで使っているランニングロードを経由した。
いつもの猫にロングランの挨拶をしたかったからだ。
いた!
最近は、いつもの場所にいなかったり、いても眠っていることが多かったのだけれど、この日はしっかり起きていて、僕を出迎えて(?)くれた。
頭を撫でると、気持ちよさそうに目を細めて、本当に可愛い。
僕は、猫のエイドにとっても癒されて、ロングランに向けての活力を補給した。そして…。
荒川河川敷に到着!
着いたのは、午前4時台。
まだ夜は明けていなかったが、空は白み始めていた。それから、しばらく上流に向かって、ひたすら走っていくと…。
夜が明けてきた!
夜明け前からのランニングは、走っているうちに、どんどん明るくなり、情景の変化が楽しめる。
だから、単調なコースを走っても、飽きずに走れるのが魅力だ。
赤羽から、荒川を上ること13km。僕はそれまで、荒川右岸を走り続けていたが、目指す公園は、左岸沿いにあるため、荒川を渡る必要がある。
左岸は志木市であったが、右岸はさいたま市。
ここまで来れば、目的地は、もう、すぐそこだった。