痺れた。
「これが、7。」という、至ってシンプルなキャッチコピーは、Appleの自信の現れ。
デザイン的には、6や6Sとほぼ変わらないのだけれど、新色となる「ブラック」「ジェットブラック」のイメージを強調。黒をベースにしたWebサイトのページが斬新だ。
今回のiPhone7には、さまざまな進化があったが、何と言っても僕が心を惹かれたのは、防水対応だった。
日本では、ガラケー時代から、防水端末はあったし、Androidスマートフォンにおいても、もう何年も前から存在していたのに、なぜか、これまでのiPhoneは未対応。
新モデルが出るたびに、防水対応の噂があり、僕は、そのたびごとに心が揺れていた。
僕は、一昨年の春…まだiPhone 6のデマ情報が飛び交っている頃から、ずっと、iPhoneに防水対応の夢を抱き続けてきたのだ。
その年の秋。
iPhone 6は、Plusという新モデルを伴って、華々しく登場したが、残念ながら防水には非対応。しかも、何と言うことか、サイズアップしてしまった。
コンパクトな5サイズを愛していた僕は、iPhone 6への興味を失い、5から「あえて」5Sに乗り換えた。
その後…。
昨年発売されたiPhone 6Sにおいても、防水対応は実現しなかった。
僕は、そもそも、6以降のサイズに納得できない上、防水でもなかったので、余裕でスルー。
そして今年、僕は、5の筐体を再生させたSEを購入。今に至っている。
iPhone SEはコンパクトな4インチ筐体で、片手でがっつりホールドでき、ランニングのお供としても最高。
だから、しばらくSEを使い続けていくつもりだったのだけれど…。
ついに防水対応!となると、大いに心が揺れる。
その性能は、IPX7ということで、「一時的に一定水圧の条件に水没しても内部に浸水しない」というレベル。
IPX5/IPX8の防水性能を誇るXperiaの一部シリーズなどには及ばず、風呂などで日常的に使うのは危険だ。
ただ、僕は、風呂でiPhoneを使うことはないので、IPX7あれば十分だった。
僕にとっては、ランニング時の利便性が大きく上がる、ということが最大の魅力。雨の日でも、汗びっしょりの身体でも、走りながら気兼ねなくiPhoneを使いたい!それが僕の長年の夢だったからだ。
僕は、雨の中を走るシャワーランが大好きなのだけれど、その間の、iPhone操作には、いつも悩んでいた。
苦悩の記録については、このエントリーで詳しく書いたから繰り返さないけれど、とにかく、雨が降ると、いつもは快適なiPhoneが、気軽に使えなくなってしまうので、本当につらかった。
しかし、iPhone 7からは、その悩みがなくなる。シャワーランの途中でも、快適にiPhoneを操作することができるのだ!
5シリーズやSEよりも、一回り大きくなってしまった筐体には、未だに馴染めない気がするのだけれど、逆に言えば、それさえ何とか許容できてしまえば、どんな天候でも使いこなせる、最新、最強のiPhoneと言える。
正直、防水以外にも魅力的な部分が幾つかあり、僕はiPhone 7に大いに心が揺れている。
まだSEを買って半年も経っていないのに、悩むなぁ…。
うーん。