餃子ランナーは電子機器の夢を見るか?

ランと餃子とデジタルガジェット。ときどき、映画や雑誌の話。言いたいことを言い捨てるブログ。

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スマホだらけの駅や電車内で思うこと

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いつでもどこでも誰でも。

気がつけば、街じゅうにスマートフォンが溢れる時代になってしまった。

そんな情景を眺めるたびに、僕は、スマートフォン黎明期のことを思い出す。

当時、僕が使っていたスマートフォン、W-ZERO3で電話をかけていたら、「ラジオを聞いているんじゃないか?」と疑われた時代だ。

いったいどれほど昔の話だろうと思って調べてみたら…。

2006年2月のエントリーが残っていた。

iPhoneがこの世界に生まれたのは、2007年の1月だから、それより前の話になる。

あの頃、「スマホ」なんて用語はなかったし、僕がいくらスマートフォンの素晴らしさを力説しても、まわりの誰もから笑われていたのだ。

しかし、時代は変わった。

スマートフォンの利用率、稼働率は凄まじく、もはや、「スマホなしでは生きられない」人たちが出てきているんじゃないかと思うほど。

歩きスマホは社会問題となり、自転車を運転しながらスマホを使っている大馬鹿者までいる。いつから人間はそんな器用になったのだろう?と思わずにいられない。

僕が、特に変わったと思う情景は、電車の駅、そして車内だ。

大きなターミナル駅などでは、ホームで十数人の列が出来ていることがしばしばあるけれど、並んでいる人たち全員(!)が、スマートフォンの画面を眺めていることがある。

電車の中も同様。

前後左右をiPhoneユーザーに囲まれて驚いた、などというのは、気がつけば遙か昔の話。立っている人も座っている人も、誰も彼もがスマートフォンを使っている。

誰かと話したり、眠ったりしている人を除くと、今や、「スマートフォン以外で何かをしている」人を探すのが珍しいくらいだ。

なぜ、こんなことを感じるかと言うと、僕は昔、ホームや駅で、スマートフォンを使っている人をウォッチしていた時期があったから。

「今週見かけたスマートフォン情景」というタイトルで、毎週連載していた。その内容は、こんな感じ。

  • Advanced/W-ZERO3[es]シルバー
    【使用者】20代(?)女性 【場所】池袋駅(東京メトロ)ホーム 【使用目的】メール
  • Advanced/W-ZERO3[es]シルバー
    【使用者】50代(?)ビジネスマン 【場所】日本橋駅(東京メトロ)ホーム 【使用目的】電話(通話中)
  • W-ZERO3[es]ブラック
    【使用者】30代(?)男性 【場所】埼京線車内 【使用目的】不明

今週見かけたスマートフォン情景(1/27〜2/2) - 餃子ランナーは電子機器の夢を見るか?

記念すべき、この初回エントリーを書いたのは、2008年の2月。もう8年以上前のことになる。

今から考えると信じられないことだが、「スマホ利用者が珍しかった」からこそ、できた企画だ。

まだ、スマホの種類も少なかったし、物理キーボード付きのスマホが主流だったため、区別がつきやすかった。

連載開始して1年も経つと、iPhone利用者が増えてきたので、iPhoneを殿堂入りさせて「iPhone以外」をターゲットに継続したが、Android端末の普及に伴い、それでも追いつかなかった。

ということで…。

5年前。この企画は完全に幕を閉じた。

しかし、この時でさえも、まさかここまで、ホームや電車内にスマホが蔓延するとは思っていなかった。

ちょっと前までは、本を読んでいたり、ゲーム機を使っている人も、結構いた筈なのに!

使っているスマートフォンも、大きさの違いこそあれ、フルタップ式の同じような端末ばかり。ウオッチしても全く面白くない。

スマホの黎明期は、物理キーボード搭載の端末が沢山あったのに、どうしてこうなってしまったんだろうなぁ…。

こうなってくると、「今週見かけたスマホ以外の情景」などという企画を始めても面白いかもしれないw

f:id:ICHIZO:20160720053848j:plain

僕が初めて買ったスマートフォン。今は懐かしいW-ZERO3。

あの時代、街なかで、これを使っている人を見かけると、「同士!」のような気がして、嬉しくなったことを思い出す。

それぐらい、スマートフォンを見かけることは珍しかったのだ。

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あぁ、本当にこれは素晴らしい端末だったなぁ。


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