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餃子ランナーは電子機器の夢を見るか?

ランと餃子とデジタルガジェット。ときどき、映画や雑誌の話。言いたいことを言い捨てるブログ。

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2016サロマ湖100kmウルトラマラソン、反省と教訓

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とにかく厳しい天候だった。

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公式Webサイトにあるような青空は、最後まで見られないまま。

断続的に降り続く雨。上がらない気温。それが僕の体力を奪い、心を蝕んだ。そして、それだけじゃない苦しさが、レースの間じゅう僕を悩まし続けた。

今回のサロマは、僕にとって、多くの反省点を残した大会になったので、それを忘れないよう、以下に、覚書として残しておくことにしたい。

オーバーペース…?だったかもしれない序盤。

前半は、好調だと思っていた。

雨の中をストイックに走るのは、夜明けのシャワーランで慣れている。だから、むしろ雨天も悪くないとさえ考えていた。

だから、ここ5年のサロマでは一番のハイペースで走った。といっても、無理をしている意識はなく、快調に走れていると思っていた。

40km地点通過が、3時間51分台。サブ10ペースだ。この時点で、疲れは全く感じていなかった。

だから、後半のペースダウンを考えても、余裕で10時間半は切れるだろうと考えていた。

しかし、この考えが大甘だったのだ。

後半に失速した大きな原因は、後述の要素だったとは思うけれど、結果的にオーバーペースだったのかもしれず、それで心が折れた可能性もある。

トイレロス7回!の罠

僕は割と我慢強い方で、フルマラソンでのトイレ回数は少ない。尿意を覚えることもあるが、ロスタイムを作りたくなくて、できるだけ我慢するのが常。

レース中の立ちションは、許せないと思っている*1ので、空いているトイレがなければ入らない。となると、なかなか入る機会がないのだ。

フルであれば、途中で尿意を感じても、何とかゴールまで耐えられることが多いのだけれど、ウルトラとなると話は別。最後まで我慢できる筈はないので、できる限りロスのない形で、トイレに行くことを決めていた。

これまでのサロマでも、レース中3回程度はトイレに行ったが、連続出場しているから、男子用の小用便器があるトイレの場所を把握できており、そこに入ることで、ロスを最小限にできていた。

しかし。今回はそういうわけにはいかなかった。

身体に変調を覚えてきたのは、フル距離の42.195kmを過ぎた頃。それまでは、1回の小用で済んでいたのだけれど、突然激しい便意が襲ってきた。耐えられない。

ちょうどトイレが空いていたので、入ることに。

下痢だ。

入ったあとも、なんだかどうにもすっきりしない。そこから50km地点までの間に、もう1回。それで何とか便意は治まったのだけれど、尿意は止まらない。

50km地点を過ぎ、ゴールするまでの間、4回もトイレに行くことになってしまった。

合計7回!累計タイムにすると、ゆうに30分はロスタイムがあったろう。痛恨だ。

今から思えば、雨が身体を冷やし、汗もかかないから、必然的にトイレが近くなってしまったのだろうと思う。

 防寒、雨天対策の失敗

 今回、事前に雨が降ることはわかっていた。

こんなエントリーを書いているぐらいだから、自分なりに意識はして臨んでいたつもりだった。

しかし、このエントリーを読み直してみて、僕は、根本的に対策ミスをしてしまったことを認識した。

防寒対策の欠如だ。

僕は、これまで、雨中のランがそれほど嫌いではなかったので、雨はむしろ歓迎的なイメージを持っていた。

前述の通り、前半は、「淡々と、ストイックに走れるので、悪くない」と思っていたほど。

しかし、中盤から、下痢、そして尿意に悩まされてくると、今度は雨が恨めしくなった。身体に「冷え」を感じ、思うように動かなくなってきた。

サロマに臨んだ僕のランニングスタイルは、「半袖Tシャツ、短パン、アームウォーマー、ふくらはぎサポーター」そして、雨を凌ぐための、透明ポンチョ(ゴミ袋)だった。

スタート時は、感覚的にこれで十分だと考えていたが、これが痛恨の失敗。「雨が身体を冷やす」ということに対する概念が全く抜け落ちている。

手袋さえも持たずに走ったのは、大失敗だ。

手袋のみならず、長袖シャツも、タイツも、パーカーも持参してきていたのに、僕は使わなかった。

スタート時は不要だと思っても、54.5kmのレストステーションに送っておくべきだった。

レストステーションで、使うか使わないか判断し、不要ならば、そのままゴールに送ればいい。何の問題もない筈だった。

それなのに、僕は、レストステーションでひとつも防寒具を補填できなかった。馬鹿すぎる。

寒すぎるワッカ

何度心が折れそうになったろう。

80km地点を過ぎ、ワッカに入った瞬間から、僕は、「身の危険」を感じ、レースストップまで考えていた。

とにかく寒い。寒すぎる。ワッカは、オホーツク海を望む、吹きっさらしの道だから、それまでのコースよりも寒く感じるのが常。

特に今年は、風雨ともに強く、その寒さが一段と際立っていた。前述、防寒対策の失敗があり、僕の身を守るものは少ない。

そんな中で、寒すぎる、冷たすぎるワッカの気象条件は、最悪だった。

雨風に打たれながら、何とか歩を進めた。早くこの地獄から逃れたい一心で、できる限り走ろうとした。しかし、身体が震えて、思うように進めない。

本当に、心底きつかった。「サロマは今年でやめよう。いや、もう今年も止めよう」とまで思った。それほどまでに、僕の心はうちひしがれていたのだ。

そんな僕が、何とか最後に踏みとどまることができたのは、ワッカですれ違った、沢山のラン仲間たち。

みんな、頑張って、元気に走っているじゃないか。ならば、自分も頑張らないと。

ようやく僕は、我に帰った。もしもここで止めてしまったら、ここまで走ってきた、80km以上の苦しさが無駄になる。

そう思いながら、僕は何とか走り続けることができた。もしも、最後の20kmで、孤独に走っていたら、きっと心が折れてしまったかもしれない。

ラン仲間に、感謝だ。

結果…。

走破タイムは、11時間25分。制限時間は13時間なので、これだけ見ると、余裕で走り抜けたように見える。

しかし、前半のタイムから考えると大失速だし、途中、歩いたり止まったりするたびに、寒さが身体に沁みてきたので、何とか走り続けた結果に過ぎない。

ワッカでは、低体温症によるリタイアの可能性まであると思ったほどだったので、精神的にはボロボロでのゴール。ここ5年間で、もっともきついレースだった。

28℃まで気温が上がった猛暑の一昨年でさえ、11時間を切れたのに…と考えると、切なくなるが、でも、何とか完走できたことは救いだった。

ペース配分ミス?、トイレロス、防寒・雨天対策の失敗…。教訓だらけのサロマになってしまったが、これも大きな経験。

来年は、どんな条件になっても対応できるよう、万全の体制で臨みたい。

 

*1:今回のサロマでも、多くの立ちションランナーを見かけた。「立ち小便禁止!」の看板があるにも関わらず、平気で立ちションする神経が信じられない。サロマンブルーも多数。サロマンブルーは、僕の憧れなのに、何だか哀しくなった。


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