iPhone SEは、スペック上、バッテリ性能が大幅に向上している。
iPhone SE | iPhone 6S | iPhone 5S | |
---|---|---|---|
連続通話時間 | 14時間 | 14時間 | 10時間 |
連続待受時間 | 10日間 | 10日間 | 10日間 |
インターネット利用(3G) | 12時間 | 10時間 | 8時間 |
インターネット利用(LTE) | 13時間 | 10時間 | 10時間 |
インターネット利用(Wi-Fi) | 13時間 | 11時間 | 10時間 |
ビデオ再生 | 13時間 | 11時間 | 10時間 |
オーディオ再生 | 50時間 | 50時間 | 40時間 |
※時間、日数は全て最大値
同筐体の5Sのみならず、6Sよりも上、ということで、その点には大きく期待していた。
僕のiPhone 5Sは、去年の12月に新品交換を行っているから、バッテリはまだへたっていない。
この交換対応については、今思い出しても疲れが甦ってくるのだけれど、それは、今回と別の話。
とにかく、バッテリはまだまだ新しいので、十分保つ筈…なのだけれど、僕の使い方だと、スペックほどはもたない印象で、いつもバッテリ不安に悩まされていた。
通常は、移動中などに、折を見て充電しているため、バッテリ切れになったことはないが、いざ途中で給電しなかったとすると、丸一日使えるのだろうか。
ということで、先週の休日、朝から色々と外出した日に、実験を行ってみることにした。
ということで、朝9時過ぎ、iPhone 5SとSEのバッテリを、ともに100%に充電して、僕は家を出た。
外出中は、検証のため、iPhoneとSEと5Sを交互に利用。それぞれ同じぐらいの割合になるように、カメラやWebなどを利用するように心がけた。
日比谷で映画を1本見た後、東池袋へ。そう、大好きな東亭の餃子を食べるためだ。
食後、絶品餃子の余韻に酔いしれながら、ふと、そう言えば、SEと5Sのバッテリはどうなっているだろう…?と思いたった。
左がiPhone SE、右がiPhone 5S。
バッテリ残量は、SEが73%なのに対して、5Sは57%。その差は16%だ。この時点では、想像ほどの差はついていないような気もした。
が…。
夕方になると、ぐっと違いが出てきた。
午後5時過ぎ、iPhone SEは、54%の余力を残しているのに対して、5Sは、24%まで落ち込んだ。その差は、30%も開いてしまった。
夜。
SEは、40%弱を残していて、まだ余裕。しかし、5Sの方は、既に残容量が10%となってしまっており、警告表示も出た。
午後9時過ぎ。
iPhone 5Sの残量は2%で風前の灯火。夜まで頑張ったと言えないこともないが、この日は、SEと使い分けて使っていたので、いつもより利用時間は短い。
そう考えると、やはり1日は保たないのだ。
それに対して、iPhone SEの方は、まだ38%も残している。特筆すべきは、19:41の測定から、1時間半近く経っているのに、1%しか減っていない!こと。
5Sが8%も落としていることと比較すると、その粘り腰が強烈だ。
これならば、単独利用になっても、十分丸一日の常用に耐えそうな気がする。