ぎりぎりになって、悩んだ。
折角送ってもらった、ナンバーカードや参加案内一式が無駄になる。
そう思うと、本当に切なくて、いてもたってもいられなくなった。
先週までは、そんな思いは浮かばなかった。腰痛が引かず、そもそも走れるような心境ではなかった。
整形外科で診療をしてもらい、骨に異常がないことは確認できていたが、腰が少し疲労しているという診断を受け、リハビリ治療も始めていたほど。
だから、マラソンレース出走どころではない状況だったのだ。
ところが、今週後半あたりから、急に快方に向かったてきたことで、迷いが生じてきた。
金曜日は、ウォークしながらたまに走ってみても問題なく、昨日は、10kmウォーク予定を半分ランに切り替えても、全く痛みが出なかった。
これならば、出走できるかも…。そんな思いがふつふつと湧いてきた。
かすみがうらは、ここ4年連続して出走していて、とても大好きな大会のひとつ。
3年前の大雨の日も…。
レース2日前に打撲をして、肋骨を痛めた去年も出走した。
だから、出走できる体制が整ったならば、当然出たい!とも思った。
しかし…。去年、肋骨を痛めながら強行出場したツケで、その後、2週間近く走れなくなってしまった記憶が甦る。
いくら走れるようになってきたと言っても、まだ、油断は禁物だ。
多少でもスピードを上げると、なんとなく違和感がある。
僕の性格上、レースに出走してしまうと、全力で走ってしまうに違いなく、それが、折角治りかけている腰に響くことは間違いない。
もしもこれで、腰を悪化させてしまったら、サロマに響く。走れなくなる可能性だってある。そうなったら、泣くに泣けない。
だから、今年のかすみがうらは、欠場することに決めた。
無念…。