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餃子ランナーは電子機器の夢を見るか?

ランと餃子とデジタルガジェット。ときどき、映画や雑誌の話。言いたいことを言い捨てるブログ。

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切なさがこみ上げた「小鷹信光ミステリマガジン」編集後記

Mystery Magazine
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小鷹信光ミステリマガジン」第2号。
といっても、正確に言うと、1冊の雑誌ではない。創刊号同様、「ハヤカワミステリマガジン」に収録された雑誌内雑誌という体裁だ。

しかし、別途にしっかりした表紙が用意され、小鷹信光氏によるとびきりの記事が収録。
さらには、同氏による編集後記まで用意されているという本格的なもの。流石は凝り性のミステリマガジンだなぁと唸る特集になっている。
この「小鷹信光ミステリマガジン」第2号が世に出たのは、今年の11月25日。そう、ハヤカワミステリマガジン1月号の発売日だ。僕はもちろん発売日に購入しているのだけれど、例によって、ズボラゆえに紹介が遅くなり、ずるずるとしているうちに、こんな時期になってしまった。
そろそろエントリーを書かなければいけないなぁ…と思っていたところ、僕は、衝撃的なニュースを目にする。

翻訳家・作家、そしてハードボイルド研究の第一人者である、中島信也小鷹信光)氏が、かねてより膵臓癌のため闘病中のところ、12月8日午前8時45分に、享年79にて逝去されました。後日、偲ぶ会を予定しています。ここに、故人のご冥福をお祈りし、謹んでお知らせ申し上げます。
小鷹信光氏死去:Hayakawa Online

なんと…。
僕は、切ない思いがこみあげて、止まらなくなった。
小鷹信光ミステリマガジン」は、もともと、闘病中の氏を支えるために、ミステリマガジンが用意した特別の企画。創刊号の編集後記では、闘病の苦しさが記されていたが、この雑誌をきっかけに、何とか頑張って欲しいと願っていた。
しかし…。
その企画の半ばにして、氏は亡くなってしまった。それを知った後で、今回、あらためて第二号の編集後記を読むと、本当に泣けてくる。

そこには、小鷹編集長によるお詫びが掲載されている。
今回、第二号の「小鷹信光ミステリマガジン」には、小鷹氏の連載エッセイも収録される予定だったのだけれど、それが落ちてしまったことに関してのお詫びだ。
氏は、過去55年間、一度も自分から連載を落としたことがなく、それだけに相当苦しい状態であったのだろうと思う。
そして…雑誌の発売から約2週間後、小鷹信光氏は、帰らぬ人となってしまった。
ミステリマガジンの次号には、「小鷹信光ミステリマガジン」の第三号も併録される筈なのだけれど、悲しいことに、その誌面では、小鷹氏の編集後記を読むことはできないのだ。あぁ。
合掌。
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