餃子ランナーは電子機器の夢を見るか?

ランと餃子とデジタルガジェット。ときどき、映画や雑誌の話。言いたいことを言い捨てるブログ。

ランと餃子とデジタルガジェット。ときどき、映画や将棋の話。言いたいことを言い捨てるブログ。

スポンサーリンク

想定内の気温、想定外の風…。痛恨の北海道マラソン2015

スポンサーリンク

スタート時の気温は21℃。
hokkaido1
マラソンレースとしては、かなり高いのだけれど、北海道マラソンとしては低め。
僕は、夏場、毎日25℃以上の中を走り続けてきたので、この気温ならば余裕で乗り越えられる、と思った。
サブ3.5を最低目標にしていたが、これ以上気温が上がらなければ、自己ベスト(3時間19分)だって超えられるんじゃないかと思ったほどだ。
hokkaido2
レース9秒前。
コース脇にある札幌テレビ塔の時計は、1分前からカウントダウン表示に変わる。10秒前からは出走ランナー皆でカウントダウンするのだ。毎年のことだけれど、この瞬間は、本当にワクワクする。
号砲。
hokkaido3
すすきのの街を駆け抜けるランナーたち。
北海道マラソンのコースの中で、一番華やかな通りだ。心が昂ぶる。4年前からのコース変更により、大通公園スタート、すすきの通過コースに変わった*1が、この変更は正解だったと思う。
と。
レース中の写真はここまで。今回は、タイムにもこだわっていたので、暢気に写真を撮っている場合じゃない。僕はデジカメをポケットに封印し、ランに専念した。
走っている途中から、気温が上がっていくのを感じていた。やっぱり暑い。決して、マラソンレース向きの天候ではない。
ただ、北海道マラソンとしては想定内。僕は、どこまでもどこまでも続く給水テーブルから、水をとりまくり、かぶりまくって、暑さを凌いだ。
ハーフ通過。1時間44分。
自己ベストには遠く及ばないが、3時間半は切れるペース。僕は基本的に後半型で、バテないのが身上。同じペースで押していけばいいだけだし、サブ3.5は行ける!と確信していた。
ところが…。

25km地点を過ぎ、折り返し地点を越えたあとに地獄が待っていた。
向かい風、だ。強烈な風が、正面から吹きつけてきて、僕からスピードを奪った。最初は何とか抵抗していたが、単調な一本道で、ストイックな走りを要求される新川通りにおいて、この風は本当につらかった。
しかも、いつまでたっても単調な直線の道が続くばかりだから、風向きは変わらない。新琴似二条通りを含めて、合計10km超の道程で、僕は心が折れそうになった。
これだけ強烈な風が吹いていたということは、折り返し地点までは追い風だった筈で、今から思えば、無理してでもそこで「貯金」を作っておくべきだったのかもしれないが、もう、あとの祭り。
それに…僕のランニングスタイルはスピード型ではなく、一定ペースを維持する持久型。サブ3.5目標だと、キロ4分50秒が目安で、それを大きく凌いで走ることはできないが、キロ5分を超えずに走り続けられるのが、僕のスタイルだった。
ところが、今回は、猛烈な風の壁に阻まれて、キロ5分が守れなくなった。5分10秒、そして5分20秒…。35km過ぎに、ようやく単調な一本道が終わり、風向きも変わったが、向かい風のダメージが大きく、僕に余力は残っていなかった。
ラスト4km。いつもならば胸躍る北大構内のランも、這々の体で何とか通過した。北海道マラソンは、5年連続5回目の出場になるのだけれど、初年度と同じくらい苦しいレースだった。
ゴール。
タイムは3時間33分。最低目標にしていたサブ3.5に3分も遅れてしまった。完敗だ…。
制限時間5時間の北海道マラソンだから、何とか完走できたけれど、別府大分マラソンであれば、関門リタイアとなっていたところ。
来年の別大に向けて、大きく不安を残す結果になってしまった。
今回、タイムが伸びなかったのは、強風が原因だと思っているが、別大の日だって強風になる可能性はある。そう考えると、僕はまだまだ修行が足りない。もっと練習しなければなぁ…と痛感したレースだった。
hokkaido4
参加賞のTシャツ。北海道マラソンのTシャツは、毎年デザインが良くて気に入っている。
hokkaido5
バックプリントがあるのもいい。
今年は、諸般の事情で、直前まで出走を悩み、断念する可能性もあっただけに、参加賞、そして完走メダルやタオルを受け取れたのは嬉しい。
目標達成できなかったのは残念だけれど、来年も是非また出場して、リベンジを果たしたい。

*1:それまでは、中島公園のスタートだったため、テレビ塔のカウントダウンもないし、すすきのも通過しなかった。


マラソン・ジョギングランキングへ