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ニューヨーク、陥没事故の衝撃で思い出した、御徒町駅ガードの記憶

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ショッキングなニュースが飛び込んで来た。


ニューヨーク・ブルックリンの交差点に、突然、幅6m×深さ6mの巨大な穴が出現したのだ。

消防局によれば、原因は、水漏れで土壌が浸食され、道路が崩落したのではないかとのこと。ニューヨークでは、昨年も水道管の破裂が原因で道路の陥没が起きているらしく、そう考えると今後も不安になる。

幸いにも、今回、怪我人はいなかったようだけれど、こんなことがいきなり起きる街は、怖くて仕方がない。

地元のコラムニストのブログでは、5年前の時点で、ニューヨークは壊れているとして、道路陥没の事象が報告されている。

根本的な解決策がとられない限り、年々侵食は進む筈で、今後同様な事故が再度発生する可能性が高い。ニューヨークは大好きな街だけに、何とかそのような事故にならないような対策がとられることを祈るばかり。

現地時間で4日早朝に起きたこの事件のニュースは、世界中に流れ、日本でも各種ブログやTwitterなどで話題になっていた。
僕はそれらをつらつらと眺めていて、ふと思った。

「アメリカは怖い」「こんなことが起きるなんて信じられない」などという記事やコメントが多いのだけれど、いやいや、かつて、日本でも同じようなことがあったではないか、と。

そう、この事件だ。

JR御徒町駅ガード下の春日通りで、大きな音とともに大量の土砂が吹き上げ、車両数台が道路にできた陥没部に転落しました。上野消防署では、転落した車両に閉じ込められた人の救出を最優先に活動しました。都市空間の真中に出現した「アリ地獄」であり、上野消防署災害史の中でも特異かつ困難を極めた災害のひとつでした。
東京消防庁<上野消防署><上野消防署の変遷><平成期の上野消防署>:

今回のNYの事故を知り、僕は、この事故の記憶が鮮明に甦ってきた。

事故の原因は、「JR新幹線の圧気工法によるトンネル掘削工事現場で圧気が噴出」したものであり、NYで起きた陥没事故とは根本的に異なるが、でも、大きな陥没事故であることは間違いない。

いったい、なぜ、みな、この事故のことに言及しないのだろうなぁ…と思いながら、御徒町事故の詳細をチェックしていたら、その理由がわかった。

この事故が発生したのは、平成2年1月22日。今から25年半も前のことだったからだ。

今の若いSNS世代にとっては、まだ、生まれてもいないような時代。ならば、言及しない、できないのも自然のことだろう。

あれから、もう、そんなに経っていたのか。僕は、自分が若くないことを、あらためて思い知らされた。

あぁ。


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