餃子ランナーは電子機器の夢を見るか?

ランと餃子とデジタルガジェット。ときどき、映画や雑誌の話。言いたいことを言い捨てるブログ。

ランと餃子とデジタルガジェット。ときどき、映画や雑誌の話。言いたいことを言い捨てるブログ。

Web版、週刊「SFマガジン」創刊!への期待と不安

スポンサーリンク

毎月25日*1は特別な1日。
子供の頃から、ずっと、ずっと、愛読している「SFマガジン」の発売日として、脳に刻まれてきた日付だ。
しかし、残念ながら、SFマガジンは隔月刊化へ舵を切ってしまった。今月は遂に、僕が物心ついて初めて、「新しいSFマガジンの出ない月」になってしまったのだ。

今月25日の、都内大手書店、文芸誌コーナー。
ミステリマガジン3月号とともに、SFマガジンも平積みされていたが、月号は2月号。そう、先月発売のものが、そのまま続けて販売されているのである。
ミステリマガジンも、今月から隔月刊行に変わるので、来月25日には、発売がない。あぁ、今後、この2誌の月号がシンクロすることはないのだなぁ…と思うと、僕はあらためて切なくなった。
そんな落胆を引きずっていた昨日、衝撃のニュースが飛び込んで来た。

1959年12月の創刊以来、月刊誌として刊行を続けてきた総合SF専門誌〈SFマガジン〉が、この度、株式会社ピースオブケイクが運営するコンテンツ配信プラットフォームcakesと提携して、1月24日(土)よりwebでの記事配信をスタートしました。
ハヤカワ・オンライン |:SF専門誌〈SFマガジン〉、cakesにて記事配信開始 (2015/01/26)

なんと。寝耳に水。
隔月刊化発表時点でのお知らせでも、Web版の登場は仄めかされていたが、まさかこんなに早く出てくるとは思わなかったので、僕は大きく驚いた。


SFマガジン 塩澤快浩編集長より
昨年12月17日、月刊最後のSFマガジンの編集を終えた夜のこと――。「そうか、来月はSFマガジンがないのか」と、どこか寂しく、どこか手持ち無沙汰な、そしてどこか解放されたような、不思議な気持ちになりました。と同時に「cakesで記事を配信してみようか」というアイデアが、自然と湧いてきました。というわけで、月刊のSFマガジンがない1月は、週刊のSFマガジンがスタートする1月になりました。どうぞよろしくお願いします。
【号外】「SFマガジンcakes版」が配信スタート!|ケイクス通信|cakes編集部|cakes(ケイクス):

塩澤快浩編集長による、週刊版SFマガジンの「巻頭言」(?)だ。
創刊号の内容も、「大森望の新SF観光局・cakes出張版」や、第2回ハヤカワSFコンテスト最終候補作『鴉龍天晴』の抜粋掲載、劇場版PSYCHO-PASS レビュウなど情報満載。今のところは*2、無料で読めるのが嬉しい。
大森望氏のエッセイが面白いのは言うまでもないが、個人的には、編集長の日記である「帰ってきたアンシブル通信」を、最高に面白く読んだ。これはまさに週刊版ならではの連載で、今後も楽しみ。
と、週刊cakes版のSFマガジンには、今後の期待も大きく高まるのだけれど、それと同時に若干の不安もある。うまく「紙版」の*3SFマガジン共存できるのだろうか…?という点だ。
このままWeb版を進展させて、いずれ紙のSFマガジンはなくなってしまうのではないか…。という不安でいっぱいになる。
ただ、そこは、豪腕で鳴る塩澤快浩編集長とのこと、うまく棲み分けさせて、双方ともに充実した誌面になるよう信じている。
「単にSFマガジン本誌を電子化する」という安易な方法ではなく、こういった形でのデジタル化、Web化による共存で、SFの新しい未来が開けることを祈りたい。
かつて、「SFオンライン」という、素晴らしいWebサイトがあったのだけれど、それが消滅して久しい。
今回は、消滅せずに光臨*4し続けてくれることを願うばかりだ。

*1:今月のように、25日が日曜日に当たった時だけは、流通の関係で前日の24日発売となるが、基本的には25日発売。

*2:おそらく、将来は有料化になるのではないかと思う。

*3:僕はあくまで、真の「SFマガジン」は出版物であると思っているので、紙版というローカル表現は好きじゃないのだけれど、便宜上仕方なく…。

*4:SFネタなので、「消滅の光輪」に引っかけてみた。これがわかる人は、コアなSFマガジンファンだけかもしれないけれど(^^;


マラソン・ジョギング ブログランキングへ