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SF界の至宝、「R・A・ラファティ」生誕100年特集に喝采

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スポーツの秋。ランニングの秋。
…だけれど、今、僕はまだ走れないので、読書の秋に切り替えることにした。奇しくも、今号のSFマガジンの特集は、そんなSFファンの心をくすぐる、読書三昧必至の企画。僕は、購入以来、パラパラと眺めては悦に入るほど、感動している。
ブログでの紹介こそ遅れてしまったが、もちろん発売日(先月25日)に購入済み。1ヶ月前の「次号予告」時点から楽しみにしていた特集だったのだ。


S―Fマガジン2014年12月号:ハヤカワ・オンライン:

R・A・ラファティ生誕100年特集。
いやはやこれは素晴らしい特集だ。そうか、この手があったとは。僕は思わず膝を叩きたいほど嬉しかった。
SFマガジンでの個人作家特集はよくあるけれど、大抵は、ブームになっている作家のものか、追悼特集が主で、こういった形での特集はこれまで記憶にない。企画担当者に拍手。
10月号特集でのP・K・ディックのように、映画化作品などで一般小説ファンにも人気が高い作家と異なり、ラファティは、一般的な認知度はそれほど高くないと思う。
しかし、ことSFファンの間では、熱狂的なファンが多く、僕も大好きな作家だ。
誰にも真似できない、奇想天外な「ほら話」の数々。唯一無二のラファティワールドに、僕は何度酔いしれたことか。
今号の特集では、本邦初訳の作品が3作も掲載されているほか、浅倉久志氏の特別エッセイ、短篇+長篇特別レビューも多数掲載。ラファティファンならば、痺れずにいられない。
すぐに読んでしまうのが勿体なくて、まだパラパラと眺めているだけなのだけれど、でも、それでいい。生誕100年目のラファティを祝いながら、じっくりと読み進めていくことにしたい。

SFマガジンでのラファティ特集は、1992年の初特集、2002年の追悼特集に続いて3回目。
この3冊は、僕の永遠の宝物だ。
【訂正・追記】
Twitterにて、この企画の監修をなされた牧眞司さんからリプライをいただき、大感激している。牧さんからは、過分なお褒めの言葉の他、「SFM1972年8月号にもラファティ特集が掲載されている」との情報をいただいた。
偉そうに、3回目の特集などとしったかぶって書いてしまい、恥ずかしい限り。心よりお詫びし、訂正させていただく。
SFマガジンのバックナンバーは、過去かなり揃えたつもりなのだけれど、この号はまだ未入手。是非とも手に入れて、ラファティ特集をコンプリートしたい。

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