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IBMとAppleが提携!…で思い出したThinkPadの栄光時代

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これには驚いた。

Appleと米IBMは現地時間2014年7月15日、「iPhone」および「iPad」対応のビジネスアプリケーションの共同開発など、企業分野における広範な提携を発表した。iPhoneiPadIBMビッグデータおよび分析機能を利用できるようにする。また、IBMは自社の顧客にiPhoneおよびiPadを販売する。
ニュース - AppleとIBMが企業分野で広範な提携、iOSアプリの共同開発など:ITpro:

ニュースとしては、あの「Apple」が「IBM」と提携、というトーンのものが多いけれど、僕にとっては、あの「IBM」が「Apple」と提携という思いが強い。
なぜ僕がそう思うのかについては、少し昔話を書く必要がある。
IBMは、かつて僕の憧れの企業だった。モバイルPC全盛時代、僕はThinkPadに惚れに惚れ、コレクション機を買い漁った。
220,230,535,560。貯金をはたいて買った、フラッグシップモデルの770ED。バタフライキーボードの701C、プリンタと一体型の550BJ、ノートパッドと一体型のTransNote…。まだまだある。数え切れない。
でも、そんな時、どうしても入手できない機種があった。ThinkPad Power Seriesだった。
CPUにPowerPCを搭載したThinkPadPowerPCは、IBMMotorolaApple Computerの3社が共同開発したCPUで、ノートPCではMacintoshに搭載されているものとして有名だった。
それが、ThinkPadに搭載されたというのが、とにかく異色。Mac OSが動くわけではなかったが、何だかとても格好良くて、しかも超レアだったので、本当に欲しかった。
ただ、僕がそれを欲した時には、既に市場から姿を消しており、中古でも入手が超困難だったため、泣く泣く諦めたことを思い出す。
PowerPCでタッグを組んだとはいえ、パソコン市場においては、IBMAppleは強力なライバル関係だった。ThinkPadPowerBookといえば、格好良いノートPCの両雄。当時は、この2択で迷った人も多い筈だ。
その後、IBMは、ThinkPadブランドをレノボ社に投げ売り、ノートPC界から姿を消してしまう。
今思い出しても、本当に残念だけれど、それから、もう、はや10年…。今では、「IBMThinkPad」と言っても、通じない人が出てくるような時代になってしまった。
だから、このニュースには本当に驚いた。そしてその連携のスタイルにも。
IBMは、Appleとハード技術で連携するわけではなく、「iPhone」および「iPad」対応アプリなどのソフトウェアの連携になるようだ。
いやはや、時代は変わったなぁ…。

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